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    <title>チベット問題【憧れの大地へ】</title>
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    <updated>2011-08-14T12:57:10Z</updated>
    <subtitle>1950年の中華人民共和国軍の侵略以来独立を侵され、自由・人権・宗教（チベット仏教）・文化・自然環境等が蹂躙され続けているチベットの問題（チベット問題）の考察。</subtitle>
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<entry>
    <title>中国官製「チベットの50年」の虚構(2)</title>
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    <id>tag:www.a-daichi.com,2009:/freetibet//12.1024</id>

    <published>2009-11-23T11:23:26Z</published>
    <updated>2011-08-14T12:57:10Z</updated>

    <summary>中国官製「チベットの50年」の虚構（2ページ目） 中国が自国のチベット侵略を正当化する論拠を手短にまとめた人民画報「チベットの50年」は2ページ目に続きます。 http://www.rmhb.com....</summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
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    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<h2 class="midashi3">中国官製「チベットの50年」の虚構<span class="f3">（2ページ目）</span></h2>
<div class="lead">
<p>
中国が自国のチベット侵略を正当化する論拠を手短にまとめた人民画報「チベットの50年」は2ページ目に続きます。<br />
<a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/japan/j2001-8/xizang50-1.htm" target="_blank">http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/japan/j2001-8/xizang50-1.htm</a><br />
ここにもやはり、中国当局の無理のある言い分、チベットへの不理解が数多く見られるので、1ページ目に続いてツッコミを入れていきましょう。</p>
</div>
<br />
<p class="flrt"><a href="uso800_01.html">»&nbsp;1ページ目の検証</a></p>
<strong>＜2ページ目＞</strong>

<ol>
<li>
<p class="uso">毎年33万人の農民が科学技術の訓練を受けて、化学肥料の使用、優良種の精選、機械耕作などの技術を身につけた。チベット人民の生活は大幅に改善された。</p>
<div class="shinjitsu">
中国の侵略以後、漢人の嗜好に合うがチベットの土壌にそぐわない小麦の栽培を強要され、化学肥料を大量に投与されることで、チベットの土壌が破壊されてしまったのが現実である。また遊牧民は、当局が牧草地を囲い込むために収容所さながらの場所に定住を強要させられている。<br />
都市部も、急速に押し寄せてきた中国人が生産活動を牛耳り、中国語ができないチベット人は生産活動から締め出され、また侵略以来の物価高騰も手伝って、大勢の物乞いが街中に見られる。
</div>
</li>

<li>
<p class="uso">
21世紀に入り、全長1963kmに及ぶ世界最高海抜の鉄道がここで建設される。青海省とチベット自治区を貫くこの鉄道は、完成後はチベットから内地に通じる最も便利な陸上ルートになり、これによりチベットの鉄道のない歴史にピリオドが打たれる。
</p>
<div class="shinjitsu">
書かれている内容そのものは間違いない。しかし、この鉄道はチベット人の生活を圧迫する中国人のチベット入植を容易にし、チベットで採れた鉱物資源をチベットの外に持ち出すことを容易にした側面が極めて強い。<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087734668?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4087734668">この鉄道をずばり「<strong>侵略鉄道</strong>」と切り捨てる著書</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4087734668" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />も出たくらいだ。
</div>
</li>

<li>
<p class="uso">
この50年間、チベットの経済は絶えず発展し、優秀な伝統文化が受け継がれ、科学教育は絶えず向上し、民族宗教政策は全面的に徹底され、社会は日に日に安定している。
</p>
<div class="shinjitsu">
<ol type="i" style="margin:0; padding:0 0 0 2em;">
<li>『優秀な伝統文化が受け継がれ』<br />
・・・1959年の騒乱や文化大革命の折、中国はチベットの優秀な伝統文化の結晶であるチベット仏教寺院を大量に破壊している。そして、チベットの優秀な伝統文化であるチベット仏教への信仰を一貫して厳しく制限し、チベット僧への拷問すら行われている。</li>
<li>『民族宗教政策は全面的に徹底され』<br />
・・・「民族宗教政策」が具体的にどのような内容なのかを記していない極めて曖昧な書き方で、これだけでは中国がチベット民族の宗教を手厚く保護しているような誤解を与えかねない。しかし、中国のチベットに対する「民族宗教政策」とは政教一致を否定し、上記のようにチベット仏教を制限・弾圧するものである。</li>
</ol>
</div>
</li>

<li>
<p class="uso">
"地球の第3極"に暮らす人々は、自分の願いに従って快適で美しい生活を創造し、民族の団結と国家の統一を守り、チベットの全面的な進歩を促すと同時に、中華民族の繁栄増進に励んでいる。
</p>
<div class="shinjitsu">
信仰の自由や生活権を踏みにじられているチベット人が「自分の願いに従って快適で美しい生活を創造」しているとは到底言えないだろう。
</div>
<p style="position:relative; left:-2em;">（以下、写真とそのキャプションについて）</p>
</li>

<li>
<p class="uso">
弁経（経文を唱える）（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n18.jpg" rel="lightbox">写真</a>） </p>
<div class="shinjitsu">
これは経文を唱えているところではなく問答をしているシーン。チベットについていろいろ書いている割にはチベットの伝統文化に対する理解が浅い。
</div>
</li>

<li>
<p class="uso">
チベットでは、チベット族の人々には信教の自由を持っている。（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n19.jpg" rel="lightbox">写真</a>）</p>
<div class="shinjitsu">
上に書いた通り。チベット仏教の神秘に憧れて来る外国人観光客を呼び寄せようと取り繕っているために表面上は信仰の自由が認められているように見えるが、実際にはチベット仏教を深く学ぶことは認められず、ダライ・ラマ法王の写真を持つことを禁じられるなど信仰の自由を厳しく制限されている。</div>
</li>

<li>
<p class="uso">
チベット語で作文の練習をするラサ小学校の生徒（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n20.jpg" rel="lightbox">写真</a>）
</p>
<div class="shinjitsu">
チベット人がチベット語で作文の練習をするという当たり前ことが特筆に価するのだろうか・・・。実際のところは、チベットの学校ではむしろ漢語学習が強制されている。
</div>
</li>

<li>
<p class="uso">
50年後のチベットはチベット人民の天国に変わった。新鮮な空気と優美な環境のラサは、中国の各省都の中でも最も空気が美しい。（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n22.jpg" rel="lightbox">写真</a>）
</p>
<div class="shinjitsu">
（4.の繰り返しになるが）信仰の自由や生活権を踏みにじられている現状を「天国」とは到底言えないだろう。<br />
それから、侵略後のラサの空気は間違いなく、侵略前より汚染が進んでいる。
</div>
</li>

<li>
<p class="uso">
転経（経文の刻まれた筒を回す）をしながら道を歩く（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n23.jpg" rel="lightbox">写真</a>）</p>
<div class="shinjitsu">
マニ車で一番肝心なのは中に経文が入っている点である。また表に刻まれているのは一般的に経文（仏教の経典）ではなく真言（マントラ。仏・菩薩などの真実の言葉）である。ここにもコラム作者のチベット文化と仏教に対する理解の浅さが表れている。</div>
</li>

<li>
<p class="uso">
2000年末現在、自治区全体で401の各種中小型発電所があり、総出力は35.62万ｋｗ、発電量は6.61億ｋｗに達している。写真はチベット最大の発電所・ヨウツォヨム湖水汲み上げ式発電所である。（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n24.jpg" rel="lightbox">写真</a>）</p>
<div class="shinjitsu">
こうして巨大な水力発電所を建設することで、ヤムドク湖（羊卓雍湖→ヨウツォヨム湖、とおかしな日本語化がされている）などの水環境は危機にさらされている。また、ヤムドク湖は地元民が神聖視する湖であり、こうした施設を建造することは彼らの産土神に対する冒涜でもある。
</div>
</li>

<li>
<p class="uso">
ラサの住宅地（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n26.jpg" rel="lightbox">写真</a>）
</p>
<div class="shinjitsu">
こういう写真を掲げているといかにもチベットの町並みが保存されているかのような誤解を生んでしまうが、現在のラサではチベットの伝統家屋が取り壊されて無機質なビルディングが次々と建てられているのが現実である。
</div>
</li>

</ol>

<!--<p>以上。</p>

<p>
余りに身勝手で独善的。嘘とこじつけが大部分で、誤魔化しきれない部分はスルーされている。<br />
こうした筋の通らない論理による支配は、チベットほかウイグル、南モンゴルの人々を不幸にするのみならず、その他中国に侵略された歴史のあるベトナムや朝鮮半島などにとっても脅威となる。そして中国にとっても、自らを国際社会の非難の的にする不幸を呼び込み、内紛の火種を抱えたままにするだけである。それはアジアの安定という意味からも益があるとは思えない。<br />
中国政府には、自らの正当化と保身に終始せず、また自らの価値観を絶対化することなく、国際社会の一員として、そして理知的・謙虚な、人としてまともな感覚を持って諸事に当たっていただくことを切に希望する。
</p>-->
<p class="rt">（2011年8月13日更新）</p>
<div class="f2">
参考サイト：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.tibethouse.jp/" target="_blank">ダライ・ラマ法王 日本代表部事務所</a><br />
（より詳しい内容をお知りになりたい方はこちらをご参照下さい。『侵略国』からはプロキシ接続が必要）
</div>
参考書籍：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4393118030?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4393118030" target="_blank">チベット史（ロラン・デエ　春秋社）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4393118030" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4122018153?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4122018153" target="_blank">チベットの娘－リンチェン・ドルマ・タリンの自伝（リンチェン・ドルマ・タリン　中公文庫）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4122018153" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/477004030X?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=477004030X" target="_blank">中国はいかにチベットを侵略したか（マイケル・ダナム　講談社インターナショナル）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=477004030X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4544053048?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4544053048" target="_blank">チベット 真実の時Q＆A（F.ルノワール　二玄社）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4544053048" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4835443985?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4835443985" target="_blank">雪の下の炎（パルデン・ギャツォ　ブッキング）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4835443985" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087734668?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4087734668">チベット侵略鉄道 中国の野望とチベットの悲劇（アブラム・ラストガーデン　集英社）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4087734668" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
</div>
参考映像：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.tibettibet.jp/" target="_blank">チベットチベット（キム・スンヨン監督）</a>―公式サイト<br />
Undercover in Tibet／チベット潜入（タシ・デスパ）
</div>
</div>
<p class="rt"><a href="uso800_01.html">»&nbsp;1ページ目の検証</a></p>]]>
        中国が自国のチベット侵略を正当化する論拠を手短にまとめた人民画報「チベットの50年」は2ページ目に続きます。ここにもやはり、中共当局の勝手な言い分、チベットへの不理解が数多く見られるので、1ページ目に続いて検証していきましょう。
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>中国官製「チベットの50年」の虚構(1)</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/uso800_01.html" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2009:/freetibet//12.1023</id>

    <published>2009-11-23T11:19:13Z</published>
    <updated>2011-08-14T13:04:31Z</updated>

    <summary>中国官製「チベットの50年」の虚構（1ページ目） 中華人民共和国（中国共産党）が自国のチベット侵略を正当化する論拠を手短にまとめたページに、人民画報「チベットの50年」があります。 http://ww...</summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
        <uri>http://www.a-daichi.com/mt5/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=12&amp;id=1</uri>
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<h2 class="midashi3">中国官製「チベットの50年」の虚構<span class="f3">（1ページ目）</span></h2>
<div class="lead">
<p>
中華人民共和国（中国共産党）が自国のチベット侵略を正当化する論拠を手短にまとめたページに、人民画報「チベットの50年」があります。<br />
<a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/japan/j2001-8/xizang50.htm" target="_blank">http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/japan/j2001-8/xizang50.htm</a><br />
しかし、チベットの歴史をきちんと紐解けば、これらの文章にかなり無理があることはすぐに判ります。
</p>
<p>
これに対し、以下でちょっとツッコミを入れてみました。
</p>
</div>
<br />
<p class="flrt"><a href="uso800_02.html">»&nbsp;2ページ目の検証</a></p>
<strong>＜1ページ目＞</strong>
<ol>
<li>
<p class="uso">中国は多民族統一国家である。長い歴史の中で、56の民族は祖国を開拓し、苦楽を共にする相睦まじい多民族大家族をつくりあげた。
</p>
<p class="shinjitsu">
長い歴史の中で、チベットが中国の一部となったのは1950年代以降の数十年だけ。チベット人が開拓した「祖国」はあくまでチベット。中華人民共和国の言う「祖国」＝中国を開拓したというのは当たらない。<br />
また、チベット人は中国に「苦を押し付けられた」ことはあっても、中国と「苦楽を共に」した歴史は無い。2008年3月の事件などを見ていると、「仲睦まじい」関係にあるとは思えない（本当なら仲睦まじくやっていくのが理想なのだけれど・・・）。
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">正に祖国の各民族人民との密接な社会的、文化的交流の中、チベットは13世紀に地方割拠を終え、正式に中国の版図に組み入れられ、中国領土の不可分の重要な構成部分となった。</p>
<p class="shinjitsu">13世紀に中国を支配し、チベットに影響力を及ぼしていたのは元朝だけれど、元朝の対チベット施策は支配と言うよりは<strong>保護</strong>であり、更に宗教上ではチベットが寺院、元が檀家というような関係（チュ・ユン）だった。<br />
そもそも、元朝はモンゴルであって中国ではないのでは？</p>
</li>

<li>
<p class="uso">1951年、チベットは平和裏に解放された。</p>
<p class="shinjitsu">
中国が人民解放軍を投入して武力を盾にチベットを支配したのが事実。
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">これはチベット社会発展の偉大な転換点であり、中華民族が100年にわたる近代貧弱史を終わらせて新しい偉大な振興に向って進んだ必然の結果であり、チベット社会発展の客観的な要求である。</p>
<p class="shinjitsu">
どう読んでも中国にとって都合のいい「主観」にしか見えない。<br />
「転換点」であったことは間違いない。チベットが闇の時代に突入した転換点という意味において・・・。
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">その伝統文化はトバン王朝による統一を始まりとした。</p>
<p class="shinjitsu">これは嘘とまでは言わないが、トバン（吐蕃）とは飽くまで中国側の呼称に過ぎないことだけは頭の隅にでも置いてほしい。</p>
</li>

<li>
<p class="uso">7世紀、古代チベットの傑出した政治家・ソンツァンガンポがトバン王朝を打ち建て、唐王朝の文成姫を后として迎えて中原の漢民族と密着な政治、経済、文化の連係を保ち、「社稷を相談すること一の如き」、「和して一家と同じくす」といった政治連盟を形成し、後の統一国家の一部になるための基礎を築いた。</p>
<p class="shinjitsu">
「社稷を相談すること一の如き」「和して一家と同じくす」の部分については、<a href="http://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-entry-331.html" target="_blank">石濱裕美子・早大教授のブログ</a>に詳しい解説がされているが、これは中国側が「唐蕃会盟碑」の一部を抜き出して都合よくこじつけたもの。当時のチベットと唐はむしろ対立関係にあり、<strong>唐はチベット王朝の脅威にさらされ</strong>、文成姫を降嫁させたのも漢が匈奴に王昭君を差し出したのと同様、人質的な意味合いが強かった。文成姫の降嫁が「後の統一国家の一部になるための基礎を築いた」ことの根拠になるのなら、チベットはネパールと不可分だと言うこともできてしまう。</p>
</li>

<li>
<p class="uso">13世紀中葉の元代、チベットは正式に中国の版図に組み入れられ、中央政府の管轄下で中国領土の不可分の一部となった。</p>
<p class="shinjitsu">
2.で書いた通り。
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">1372年、明の太祖はカッキョ派2代目の領袖・甲央（ジャヤム）をチベットの法王として封じて、チベットを統帥し管理させた。その後の歴代法王の王位継承は中央政府が封じることになっている。</p>
<p class="shinjitsu">
単なる冊封体制。室町幕府の将軍・足利義満だって明から「日本国王」に封ぜられている。これが「チベットは中国の不可分な一部」と主張する根拠となるのであれば、日本や韓国、ベトナムなども「中国の不可分な一部」となってしまう。<br />
そもそも、「カッキョ派」って――「カギュ派」でしょ（笑）。
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">新中国成立後、チベット人民を含む全国各民族人民の共通の願いである祖国の大陸の統一実現のため、中央人民政府は1951年5月23日にチベット地方と『平和的にチベットを解放することに関する取り決め17条』を締結して、チベットの平和的な解放を実現させた。</p>
<div class="shinjitsu">
<ol type="i" style="margin:0; padding:0 0 0 2em;">
<li>チベットは中国に統一されることなど願っていなかったと思う。</li>
<li>『17条』締結は中国当局の脅しがあった、調印の際に使われたチベットの印は中国が偽造した、と言われている。しかもチベット側の調印者アボ・ガワン・ジグメ（中国当局への協力者として有名）は全権を委任された訳でもない。以上のことから、そもそも『17条』は有効性を欠く協定と言っていいのでは――しかも、その後協定をことごとく破ったのはほかならぬ中国当局の方である。</li>
<li>3.に書いた通り。中国当局のチベット侵略は「平和的な解放」などではない。</li>
</ol>
</div>
</li>

<li>
<p class="uso">チベット総人口95％以上を占めた農奴と奴隷は身の自由がなく、人としての基本的な権利が剥奪されていた。領主は農奴と奴隷を思うがまま殴ったり罵ったり、処罰、売買、贈与さらには監禁、死刑にしたりすることができた。</p>
<div class="shinjitsu">
チベットに20世紀まで貴族制・荘園制が存在し、荘園の下で小作農が働かされていたのは残念ながら事実。しかし、「農奴」という言葉の使い方は果たして適切なのだろうか。<br />
『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4122018153?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4122018153" target="_blank">チベットの娘－リンチェン・ドルマ・タリンの自伝</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4122018153" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』では、チベットの荘園主と小作農の友好的な関係、小作農の荘園主に対する発言力が随所で描かれ、貧農でも僧侶になれば高官への道を切り開くことができるとも記されている。<br />
また、当時の様子を書いた文献の中には、
<ul class="list1">
<li>「領主が豊かな生活を享受するためには、農奴にできるだけ快適な暮らしを保証してやらなければならなかった」</li>
<li>「大貴族や僧院を除けば、事実上領主と農奴との間には一種の連帯感があった」<br />
（以上、フレデリック・ルノワール『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4544053048?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4544053048" target="_blank">チベット 真実の時Q＆A</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4544053048" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』）</li>
<li>「実際、社会的階級性などあってなきが如くであった。収穫期には農民も貴族も一緒に楽しみ、チャン（地ビール）を飲み、金持ちの家の中庭で催される舞踏劇を見守った」<br />
（以上、マイケル・ダナム『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/477004030X?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=477004030X" target="_blank">中国はいかにチベットを侵略したか</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=477004030X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』）</li>
</ul>
などと書かれていて、中国当局の主張する「苛烈な農奴制」という姿とはかけ離れたものではなかったのではないかと考えられる。<!--<br />
上記の中国側の言い分は、「農奴」という言葉を意図的に使い、事実に反することもしくは一部で行われていたにすぎないことを誇張的に表現して読む者にチベット社会の"ひどさ"を印象付け、中国のチベット"解放"の正当性を主張するためのプロパガンダであると考えられる。<br />
そもそも、<strong>上記の「領主」を「中国」に、「農奴と奴隷」を「チベット人」に置き換えた方がそのまま事実として意味が通る</strong>ではないか。--><br />
<div class="f2">
<strong>【補足】</strong><br />
2010年7月18日、第9回「チベットの歴史と文化学習会」にて「チベット&#8220;解放&#8221;の言説をめぐって」と題して中国共産党の「チベットの封建農奴体制からの解放」という言い分や「チベットにおける&#8220;農奴&#8221;」に関する非常に有意義な講演がありました。「雑記ブログ」にて<a href="/zakkiblog/2010/07/20100718.html">その要点</a>を纏めています。
</div>
</div>
<br />
</li>

<li>
<p class="uso">チベットの地方法典によれば、社会は3等9級に分かれ、「人には上、中、下の3等があり、等ごとにはまた上、中、下の3級に分かれる」。上等上級の人の命の貴さは黄金に等しく、下等下級の人の命は1本の縄にしか値しない。チベットの裁判所と監獄は刑法を犯した者に対して、目玉をくり抜く、鼻を切り落とす、四肢を切り去る、筋を抜き出すなど数十の残酷な刑罰を制定した。</p>
<p class="shinjitsu">
「社会は3等9級に分かれ・・・」についてはまだ未検証だが、かつてのチベット社会に残酷な刑罰が存在したことは事実であるようだ。しかし、1913年のダライ･ラマ13世による独立宣言には「以後、こうした厳しい処罰は禁止する」と謳われており、自ら改善の道を進みだしていたのだ。こうした改革は内政及び外交の努力で行われるべきものであり、支配して押し付けるものではない。
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">チベット自治区の現任主席、列確（リイエチョ、チベット族）氏はこう述べている。「チベットの封建農奴制度の政治的暗黒さと残酷さは、人類の近代史と現代史においては希に見るものである」</p>
<p class="shinjitsu">
リイエチョは中国共産党の考え方に染まり切り、ダライ・ラマ14世を「扇動者」として非難するという、チベット人としてのアイデンティティをどこかに置いてきてしまった人物。中国共産党によるネガティブ・キャンペーンもしくはプロパガンダの一環として語られた可能性が高く、これをチベット人の考え方を代表する言葉として受け止めることは禁物。
</p>
</li>

<li>
<p>（『チベット社会がいかにひどいものだったか』という趣旨の文を長々と書いた後）<span class="uso">チベット人民に対して言えば、民主改革を実行し、封建農奴制度を廃止することは、彼らの歴史的な選択である。</span></p>
<p class="shinjitsu">
例えそうだとしても、前にも書いたように、それは内政及び外交の努力で解消されるべきものであり、支配して押し付けるべきものではない。
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">チベットが平和的に解放されてから、チベット人民は全中国人民と同じように国家と社会の主人公となった。</p>
<p class="shinjitsu">
何度も言うけれども、"平和的に解放"などではない。また、チベット人は漢人と比べると、自由・人権の面で明らかに差別を受けている。
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">1959年にチベットの上層反動集団が引き起こした武装反乱を平定して民主改革を実行したことは、代々一切の権利を剥奪された百万の農奴と奴隷が、政治、経済、文化など各方面にわたって主人公としての権利を初めて行使し、憲法と法律が定める全ての公民としての政治権利を獲得したことを示している。</p>
<div class="shinjitsu">
<ol type="i" style="margin:0; padding:0 0 0 2em;">
<li>1959年の騒乱は、上層部のみならずラサ全市民による自然発生的な抗議行動。</li>
<li>チベット人が武装したのは寺院破壊などを行う人民解放軍への対抗措置であったとされる。</li>
<li>民主化を力で抑え込むような国が"民主改革"などあり得ない。</li>
<li>"公民としての政治権利を獲得した"というのとは全く逆に、チベット人は自由（特に宗教と言論）を、人権を、独自の文化・言語を奪われつつあるのが現実。</li>
</ol>
</div>
</li>

<li>
<p class="uso">チベットの経済建設を速め、人民大衆の生活水準を絶えず引き上げ、チベットの広範な大衆に十分な生存権と発展の権利を持たせることは、チベット活動に関する中央政府の第一に重要な目標である。</p>
<p class="shinjitsu">
13.に同じ。
</p>
<p style="position:relative; left:-2em;">（以下、写真とそのキャプションについて）</p>
</li>

<li>
<p class="uso">
チベットが平和的に解放された初期のポタラ宮前。風に乗って翻る五星紅旗と喜ぶ人々。（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n7.jpg" rel="lightbox">写真</a>）</p>
<p class="shinjitsu">
この写真から「喜ぶ」という雰囲気は読み取れない。ただ威圧的なだけ。<br />
それに、よく見えないのだが五星紅旗を持っているのはもしかすると中国軍兵士では？　もしそうだとすれば、「平和的に解放」という虚言がますます空々しい。
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">
民主改革前のラサ市街（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n5.jpg" rel="lightbox">写真</a>）</p>
<p class="shinjitsu">
物乞いが数多く移っている写真だが、これが"民主改革"前のものか後のものかは撮影者と編集者のみぞ知るところである。"民主改革"後のラサの街にも物乞いが数多くいることは、私も見ているし、映画「<a href="http://www.tibettibet.jp/">チベットチベット</a>」でも映し出されている。</p>
</li>

<li>
<p class="uso">
農奴主の支配下では、農奴と奴隷は飢えと重労働以外には、ただ体を傷つける拷問道具が待っているだけであった。（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/x8.jpg" rel="lightbox">写真</a>）</p>
<p class="shinjitsu">
この拷問道具が農奴に対して使われたものかどうか、この写真から断定することはできない。<!--案外、<strong>中国がチベット人を拷問（日常的に行われている）</strong>する際に使われているものだったりするかもしれない。-->
</p>
</li>

<li>
<p class="uso">
1951年、中国人民解放軍がチベットを平和的に解放したニュースを聞くと、チベット人民は様々なプレゼントを用意して歓迎（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n2.jpg" rel="lightbox">写真</a>）、各地の族長（地方首長）、生き仏、ラマ僧と大商人もハダを持って道端に出て歓迎（ <a href="http://www.rmhb.com.cn/chpic/htdocs/rmhb/images/images-8/xizang/n3.jpg" rel="lightbox">写真</a>） </p>
<div class="shinjitsu">
<div class="p">
2枚の写真とも、肝心の「歓迎される側」が写っていないのはどういうことだろう？　本当に解放軍を歓迎する写真なのか、甚だ疑わしい。と言うより、全く別の人物（例えばダライ・ラマ）を歓迎している写真を偽っている可能性が極めて高い。</div>
<div class="f2">※これについてだが、パルデン・ギャツォ師が著書『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4835443985?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4835443985" target="_blank">雪の下の炎</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4835443985" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』の中で
<blockquote style="margin-top:0; margin-bottom:0;">
中国側は、張経武の到着に際して集まったギャンツェの群衆という写真を発表した。その説明には『中国政府代表を歓迎するチベットの民衆』と書かれていた。<strong>とんでもない大嘘である。私たちは私たちの指導者であるダライ・ラマのお姿を一目見ようと集まったのだ。</strong>
</blockquote>
と書いている。もしかすると、この2枚の写真がそれではないだろうか。実際、2枚目の写真にはギャンツェ・ゾンらしき丘の上の大きな建物が写っている。
</div>
</div>
</li>
</ol>
<p class="rt"><a href="uso800_02.html">»&nbsp;2ページ目の検証</a></p>]]>
        中華人民共和国（中国共産党）が自国のチベット侵略を正当化する論拠を手短にまとめたページに、人民画報「チベットの50年」があります。よくもまあ、国際社会から非難轟々の悪逆行為をここまで美辞麗句で飾り立てられるものだと、ある意味感心してしまいます。 中共当局の嘘と欺瞞と捏造がいかほどのものか、以下で暴いていきましょう。 
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットの歴史（略史）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/history/" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2008:/freetibet//12.922</id>

    <published>2009-11-23T10:20:26Z</published>
    <updated>2011-08-16T03:15:50Z</updated>

    <summary>チベットの歴史 ■略史 7～9世紀にはソンツェン・ガムポを始祖とするチベット初の統一王朝王国が栄え、吐蕃の名で中国（唐）に恐れられる。この頃仏教が伝来して国教となり、インド系仏教を基にチベット仏教が発...</summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
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        <category term="チベットの歴史" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<h2 class="midashi3">チベットの歴史</h2>
<p class="ss">
<strong>■略史</strong>
</p>
<p>7～9世紀にはソンツェン・ガムポを始祖とするチベット初の統一王朝王国が栄え、吐蕃の名で中国（唐）に恐れられる。この頃仏教が伝来して国教となり、インド系仏教を基に<strong>チベット仏教</strong>が発展し、824年頃までに大蔵経が編纂される。<br />
その後は分裂状態となり、仏教も退廃するが11世紀に戒律復興運動が起こり、出家教団が再興される。13～14世紀にはモンゴル帝国の侵攻を受けるがサキャ派政権がチベットの自治支配権を得、フビライ・ハーンの時代にはパクパがフビライの師となる。チベットとモンゴルの関係は、チベットが寺、モンゴルが檀家のような関係（ユ・チュン）だったといわれる。<br />
その後、パクモドゥ派政権を経てカルマ派・ゲルク派の覇権争いとなる。1642年、オイラート族（モンゴル系）のグシ・ハンによる青海ホショト部（グシ・ハン朝）の下、ゲルク派の<strong>ダライ・ラマ</strong>に寄進されたウ・ツァン地区に<strong>ガンテンポタン</strong>というダライ・ラマを中心とする政府が成立。しかし内紛と、満洲清朝の介入で18世紀初頭、青海ホショト部は滅亡。その後、清がチベットに影響力を及ぼすようになり、ガンテンポタン側に駐蔵大使が送り込まれたりする。しかしそれでも、ダライ・ラマを中心とするガンテンポタン政権体制に変わりはなく、清朝がチベットを実効支配していたということは無い。<br />
1910年、首都ラサを一時清軍に占拠されるが、清朝滅亡後の1912年、<strong>独立を宣言</strong>。しかし第2次大戦後、中華人民共和国が成立すると人民解放軍の侵攻を受け、詐欺同然の「17か条協定」を突きつけられて1951年、中国の占領下に置かれる。この頃から中国当局はチベット寺院の破壊、中国による支配に反発する者の弾圧・不当逮捕・拷問を既に開始していた。<br />
1959年3月、ダライ・ラマ14世が観劇名目に中国に捕われようとしていると考えたチベットの民衆が法王を守ろうとノルブリンカに集結し、それが中国に弾圧された際にダライ・ラマがインドに亡命するに至る。1960年代の文化大革命期、チベットにおける弾圧は苛烈を極める。1989年、パンチェン・ラマ10世の不自然な死を機に中国への反発が高まる中、当時チベット自治区共産党書記長だった現中国国家主席・胡錦濤により戒厳令が敷かれる。更に、中国当局はダライ・ラマが認定したパンチェン・ラマ11世を拉致して傀儡のパンチェン・ラマ11世を立てるなどする。そして胡錦濤主席体制下の2008年、Free Tibetを訴えるチベット民衆のデモに対し中国当局による弾圧が行われた。<br />
現在、ダライ・ラマ14世を中心とするチベット亡命政府は独立を求めずに「高度な自治」を求めるという譲歩をしながら中国当局との対話を求めているが、中国当局は強硬な態度でこれをはねつけ、対話は平行線をたどっている。</p><br />
<div style="border-top: 2px dotted rgb(0, 0, 0); padding-top: 8px;">
<p>
チベットの歴史についてはまだまだ学習中です。<br />
当面は簡単な歴史の記載のみとなりますが、私なりの認識・解釈が確立されたらより詳細なチベット史を記載していきたく思います。</p>
<p>
＜関連ページ＞<br />
  　<img src="../../image/tri.gif" alt="&gt;&gt;" height="12" width="10" />
  <a href="../uso800_01.html">中国官製「チベットの50年」の虚構</a>&nbsp;
  <img src="../../image/tri.gif" alt="&gt;&gt;" height="12" width="10" />
  <a href="../geography.html">チベットの地理 </a></p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットクラシックコンサート　テチュンリサイタル２００９</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/event/techung2009.html" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2009:/freetibet//12.373</id>

    <published>2009-08-08T15:26:07Z</published>
    <updated>2009-11-15T16:55:39Z</updated>

    <summary> チベットクラシックコンサート　テチュンリサイタル２００９ チベット音楽の第一人者・テチュンさんのリサイタルが2009年9月13日、東京・サントリーホールにて開かれました。 主催者の方からご依頼があり...</summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
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    </author>
    
        <category term="関連イベント" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<div id="techung">
<h2 class="midashi2"><span class="f3">チベットクラシックコンサート</span>　テチュンリサイタル２００９</h2>

<p>
チベット音楽の第一人者・テチュンさんのリサイタルが2009年9月13日、東京・サントリーホールにて開かれました。<br />
主催者の方からご依頼があり、以下に告知させていただきます。
</p>
<p class="ct"><strong class=" red">リサイタルは盛況のうちに終了致しました。ありがとうございました。</strong><br />
（<a href="/zakkiblog/2009/09/20090913_2.html">当日の様子はこちら</a>）</p>
<p class="f2 navy ct">♪　メンバーの方が素敵なecardを作ってくださいました！　流れる音楽が気になった方は<a href="#ecard">ここをクリック</a>！！　♪</p>
<div style="padding:5px; margin-bottom:1.5em; background-color:#CCCCFF;">
<img src="/freetibet/image/techung01.jpg" alt="Techung" width="150" height="200" class="fllt" />
<dl id="detail">
<dt>日時</dt>
<dd>
：2009年9月13日（日）19:00開演　18:30開場</dd>
<dt>場所</dt>
<dd>
：東京　サントリーホール（ブルーローズ）　<br />
　　東京都港区赤坂1-13-1<br />
　　TEL. 03-3505-1101<br />
　　<a href="http://suntory.jp/hall" target="_blank">http://suntory.jp/hall</a></dd>
<dt>料金</dt>
<dd>
：ご予約　指定席￥3,000　自由席￥2,500<br />
&nbsp;&nbsp;（当日　指定席￥3,500　自由席￥3,000）<br />
&nbsp;&nbsp;※予約申し込みは<a href="http://www.ray-light.net/eventnews/Techung090913.html" target="_blank">公式ページ</a>から<br />
&nbsp;&nbsp;<strong>よい席を希望の方は、指定席を早めにご予約下さい</strong>
</dd>
<dt>主催</dt>
<dd>
：<a href="http://www.ray-light.net/index2.html" target="_blank">国際援助協力会 RAY-LIGHT-JAPAN</a></dd>
<dt>協力</dt>
<dd>
：<a href="http://shri.jp" target="blank">アムド教育支援プロジェクト チベットサポートSHRI</a>　　創本舎 　TEAM Techung</dd>
</dl>
</div>
<!--span class="flrt" style="font-size:10px; margin-right:2px;">
<a href="http://www.techung.com/" target="_blank"><img src="http://www.techung.com/images/techung-photo1.jpg" alt="Techung" width="180" height="270" /></a><br />
&copy;<a href="http://www.techung.com/" target="_blank">http://www.techung.com/</a></span-->
<p style="padding:5px; margin-top:0; background-color:#CC9966; color:#FFFFFF;">

<strong>
<span class="f2">TIBETAN FOLK and FREEDOM SINGER</span><br />
<span class="f5">Techung</span>
</strong>
</p>
<p>
<img src="/freetibet/image/techung02.jpg" alt="Techung" width="150" height="200" class="flrt" />
チベット人ミュージシャン、テチュンは、チベット本土より亡命した家族と共に、インドのダラムサラで育った。<br />
９歳よりチベット伝統芸術歌劇学校／Tibet Institute of Performing Arts(TIPA）におよそ１７年間所属。伝統音楽、オペラ、ダンス、伝統楽器の演奏などあらゆるチベット伝統芸能の技術を習得した。<br />
ダラムサラでチベット伝統文化の保護に取り組み、教育基盤を残した後、アメリカへ移住する。<br />
数々のワールドツアーを経て、国際的なミュージシャンと共演（チベットフリーダムコンサート；U2、ハービー・ハンコック、トレーシー・チャップマン、ビーシティ・ボーイズ、ビョークなど　NYカーネギーホール；フィリップグラス、パティスミスなど）<br />
2006年度Just Plain Folks Music Award ではアルバム&#8220;Compilation of Tibetan Folk and Freedom Songs&#8221; がBest Asian Album賞を受賞。世界における代表的なチベット音楽家として知られている。
</p>
<p>
<img src="/freetibet/image/techung03.jpg" alt="Techung" width="150" height="200" class="fllt" />
また数々の映画に音楽を提供。彼の奏でるドラマティックなチベット音楽は映画シーンにおいて貴重なものとなっている。"Everest" （IMAX film）"Wind horse" 、"Dreaming Lhasa"、 "ブラインドサイト"（ジェネオン エンタテインメント）、 "Fire Under the Snow"「雪の下の炎」　他多数。</p>
<p>サンフランシスコを拠点にしたチベット文化の保護とプロモーション活動を積極的に行い、伝統音楽を継承するための教育者としての一面を持つ。2008年、音楽を通じて次世代へチベット言語と文化を伝える<a href="http://www.ray-light.net/semshae-rlj" target="_blank">Semshae プロジェクト</a>を展開。
<br />
チベット文化が危機的な状況にあると言われるチベット人社会、チベットの情報が限られた国際社会、その両方に向けて、精力的な活動を続けている。</p>
<p class="rt f2">
（文・写真：<a href="http://www.ray-light.net/index2.html" target="_blank">RAY-LIGHT-JAPAN</a>様提供）</p>
<br class="clearboth" />

<a name="ecard" id="ecard"></a>
<div class="ct" style="width:100%; margin-bottom:1em;">
<iframe src="http://www.ojolie.com/index.php?ec_id=36" width="764" height="600" scrolling="no" style="border:none;"></iframe>
</div>

</div>
<!-- 「前」「次」非表示 -->
<?php $hide_prev_next = 1; ?>
<!-- /「前」「次」非表示-->]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットの環境破壊（2）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/problems/environment02.html" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2009:/freetibet//12.372</id>

    <published>2009-04-18T15:19:23Z</published>
    <updated>2011-12-27T04:55:43Z</updated>

    <summary>チベットの環境破壊（2） 核の汚染 中国は核保有国ですが、その核の製造・実験・廃棄はチベットで行われ、チベットにはミサイル基地も存在しています。 伝えられるところによると、中国はアムドのダシュ（ココノ...</summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
        <uri>http://www.a-daichi.com/mt5/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=12&amp;id=1</uri>
    </author>
    
        <category term="チベット問題とは" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<h2 class="midashi2">チベットの環境破壊（2）</h2>
<div id="problems">
<h3>核の汚染</h3>
<p>
中国は核保有国ですが、その核の<strong>製造・実験・廃棄はチベットで行われ、チベットにはミサイル基地</strong>も存在しています。</p>
<p>
伝えられるところによると、中国はアムドのダシュ（ココノール湖［中国名：青海湖］近郊）とトルコン（西寧近郊）に核製造センターを有し、ココノール湖の南とナクチュの北西にはミサイル基地があるとされています。中国が保有する核弾頭300～400発のうち数十発がチベットにあるといわれています。<br />
また、タス通信が、1982年7月3日、「<strong>中国はチベットの数カ所において核実験を行い、地域住民の放射レベル測定に利用している</strong>」と伝えています。</p>
<p class="mb0">
そして、<strong>放射性廃棄物</strong>もチベットに投棄されています。「海北チベット族自治州のココノール湖の湖岸近くに『20平方メートルに及ぶ放射性汚染物質用のごみ捨て場』がある」ことを新華社が認めています（1995年7月19日）。<br />
廃棄物の管理は、初期の段階では浅く掘られた覆いもないようなごみ処理場に投棄されていたといいます。現在では全てコンクリート製の地下施設に貯蔵されいるようですが、「<strong>その安全性は、およそ十年間ほどしか確保されていない</strong>」（中国国営『中國核工業集團公司』の安全局局長）。</p>
<p class="margin0">その結果、</p>
<blockquote>
「1960年に至るまで、アムドのこの地域では、農産物は豊作で家畜の健康状態も良かった。今では農産物の収穫高は減少し、原因不明の死を遂げる人間や動物の数が増え続けている。1987年以降、死亡した家畜の数は急激に増加しており、魚はほどんどその姿を消した。1989年、1990年に、この地域で原因不明の死を迎えたものは50人に達している。1990年の夏に、12人の女性が出産し、胎児全てが分娩前、または分娩中に死亡。30歳のチベット人女性、ツェリン・ドルマは、現在まで7回出産を経験したが、すべて死産に終わった」<br />
<p class="f2">（1992年9月14日にドイツのザルツブルグで開催された『世界ウラニウム聴聞会』での発表）</p>
</blockquote>
<p class="mt0">という、人間の健康、農業、生態系全体が甚大な被害を受ける結果となっています。
</p>
<p>
核の原料となるウラニウムもチベットで採掘されていて、鉱山周辺ではやはり人や家畜が原因不明の病気による死亡し、草木が枯れ、川が汚染されているとの報告があります。
</p>
<p>
これら危険を伴う核施設や鉱山では、政治犯を含む服役者たちが駆り出されており、ここにも<strong>チベット人に対する人権の問題</strong>が発生しています。
</p>
<p>
チベットがこうした核を取り扱う舞台になっている理由について、チベット亡命政府は「チベットは、<strong>『少数民族』がまばらに居住しているところで北京からも離れている</strong>ため、中国人の考え方に従うと、『核廃棄物を投棄するには最適な場所』ということになってしまう」と指摘します。<br />
チベット同様に中国によって不当に侵略されたお隣東トルキスタンでも核実験が行われていて、ウイグル人たちが同様の被害に遭っているほか、そこで発生した"核の砂"はチベットにも及んでいる可能性があります。</p>

<h3>侵される"アジアの水源"</h3>

<p>
ブラマプトラ川、サルヴィン川、サトレジ川、インダス川、メコン川、黄河、長江といった名だたるアジアの大河はチベットに端を発しており、チベットは言わば"<strong>アジアの水源</strong>"です。<br />
しかし、先述したようにチベットでは森林伐採によって河川の氾濫が悪化しており、沈泥の流出も深刻化しています。その結果、黄河、ブラフマプトラ川、揚子江、インダス川などの河口では定期的に氾濫が発生しています。<br />
また、当局は龍羊峡に巨大ダムを造り、ヤムドク湖でも水力発電所の建設を進めています。それは自然環境に影響を及ぼすと同時に、チベット人が崇拝の対象としている湖などに宿る神々に対する冒涜でもあります。<br />
そして、上述した核・・・。廃棄物処理場が老朽化し、土壌が、そしてこれらの河川が核にまみれてしまったとしたら <span class="mspg">――</span> 下流域の国の人々はどうなってしまうのでしょうか。
</p>
<br />

<h3>環境問題は"他人事"ではない</h3>

<p>
多様な環境破壊によってまず直接的にチベットの人々、チベットの生態系が被害を受けています。<br />
しかし、ことはチベットだけに収まりません。</p>
<p>
高度数千mのチベットで汚染された大気は、容易に気流に乗って世界に撒き散らされます。<br />
"アジアの水源"の破壊は下流諸国にまで累を及ぼします。
</p>
<p>
外国人にとっても、チベットの環境問題は、"他人事"ではあり得ないのです。
</p>
<br />

<div class="f2">
参考サイト：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.tibethouse.jp/" target="_blank">ダライ・ラマ法王 日本代表部事務所</a><br />
（より詳しい内容をお知りになりたい方はこちらをご参照下さい。但し中国からのアクセス不可）
</div>
参考書籍：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4886290949?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4886290949" target="_blank">チベット入門（チベット亡命政府情報国際関係省　鳥影社）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4886290949" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062150042?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4062150042" target="_blank">なぜダライ・ラマは重要なのか（ロバート サーマン　講談社）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4062150042" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4594056830?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4594056830" target="_blank">中国が隠し続けるチベットの真実（ペマ・ギャルポ　扶桑社新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4594056830" alt="" style="border: medium none  ! important; margin: 0px ! important;" width="1" border="0" height="1">
</div>
</div>

</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットの環境破壊（1）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/problems/environment01.html" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2009:/freetibet//12.371</id>

    <published>2009-04-04T15:13:33Z</published>
    <updated>2011-12-27T04:56:33Z</updated>

    <summary> チベットの環境破壊（1） 中国は最近になってようやく環境意識に高まりが見えてくるようになった、環境問題については遅れた国です。その中国による支配・占領を50年以上も受けてきているチベットでは、環境が...</summary>
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        <name>カズ＠憧れの大地</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<div id="problems">
<h2 class="midashi2">チベットの環境破壊（1）</h2>
<p class="lead">
中国は最近になってようやく環境意識に高まりが見えてくるようになった、環境問題については遅れた国です。その中国による支配・占領を50年以上も受けてきているチベットでは、環境が著しく破壊されています。
</p>
<h3>失われる森林・草原</h3>
<p>
中国は、無計画な開墾や伐採で南モンゴルの草原や黄土高原を砂漠化させてきた前歴がありますが、同じことがチベットでも繰り返されようとしています。
</p>
<p>
まず樹木の伐採。チベット亡命政府によると、1949年には22万1800平方kmあったチベットの原生林が、1985年には13万4000平方kmにまで減少。36年の間で実に<strong>40%の原生林が消失</strong>したことになります。<br />
同政府によれば、チベットの樹木は200年もの年月をかけて育ってきたものが多く、「傾斜がきつく、１日の温度変化が大きく、地表の温度が非常な高温となるなど、土地と湿度の困難な条件のために、再生と植林は最小であった。このような環境にあっては、伐採し尽くしてしまうともう元には戻らない」とのことです。
</p>
<p>
次に草原。侵略開始以降、草原は中国軍の囲い込み、中国から流入した移民のための農耕地化、遊牧民の強制定住政策のために家畜が牧草を求めて別の場所へ移動できなくなったことや過放牧による牧草地の破壊―などによって著しく侵食されています。自然環境の破壊も重大ですが、本来そこにいた遊牧民たちが重要な牧草の供給源を失い、遊牧の放棄と収容所さながらの場所での定住を強要されている事態も深刻となっています。
</p>
<p>
こうした緑の減少は、土壌浸食、河川の氾濫、CO2の増加に繋がり、そしてチベットに生息する<strong>30種以上の絶滅危惧種</strong>ほか各種生物の生存をも脅かしています。<br />
そして、太陽光の反射量に変化が発生し、<strong>周辺地域の気候に変動</strong>が起きているという指摘もあります。</p>

<h3>荒廃する農地</h3>

<p>
侵略前のチベットでは、寒冷高地に適したハダカ大麦（チベット人の主食ツァンパの原料）栽培を中心とした農耕が行われてきました。<br />
しかし、侵略を境に、それは変わります。<br />
中国当局は中国人移民の嗜好に合う小麦の栽培を推し進めるなど、チベットの環境に適さない農業を強制し、化学肥料を投与します。結果、<strong>小麦は壊滅し、土壌はやせ衰え、汚染</strong>されてしまいました。</p>

<h3>鉱物搾取の影響</h3>

<p>
中国がチベットを侵略した理由、そして手放そうとしない最大の理由は、リチウム、クロム鉄鉱、銅、鉄を含む126種もの<strong>鉱物</strong>や、年間100万トンの原油を産出するというアムドの<strong>油田</strong> <span class="mspg">――</span>これらを手中に収めるため、と言われています。そして、採掘に従事するのは専ら中国移民でチベット人は殆ど従事させてはもらえず、また、採取した鉱物を中国本国に持ち込むことを目的の一つとしたチベット鉄道が敷設されました。<br />
その採掘は、十分な安全管理がとられないまま行われ、人間の健康と生活のほか、斜面の不安定化、土地の侵食への危険が指摘されています。
</p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>亡命するチベット人</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/problems/defection.html" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2009:/freetibet//12.370</id>

    <published>2009-03-21T15:06:48Z</published>
    <updated>2011-12-27T04:58:00Z</updated>

    <summary> 亡命するチベット人 亡命チベット人 世界中に十数万人 亡命チベット人のコミュニティといえば真っ先にインド・ダラムサラが思い浮かびます。 確かに、インドは世界最大の亡命者受け入れ国で、その人数は10万...</summary>
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    </author>
    
        <category term="チベット問題とは" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<div id="problems">
<h2 class="midashi2">亡命するチベット人</h2>

<h3>亡命チベット人 世界中に十数万人</h3>

<p>
亡命チベット人のコミュニティといえば真っ先にインド・ダラムサラが思い浮かびます。<br />
確かに、インドは世界最大の亡命者受け入れ国で、その人数は10万人を超えますが、インド以外にも、1000人以上の国だけでもネパール、アメリカ合衆国、スイス、ブータン、カナダと、世界中に散らばっているのです。<br />
チベット亡命政府の統計によると、世界各地の亡命チベット人は2002年の時点で約13万4000人、その後も亡命者は後を絶たず、2009年には、中国紙の報道によれば<strong>17万人</strong>にまで増えています。</p>
<p>
なぜこれほど多くのチベット人が祖国チベットを離れて亡命せざるを得ないのか <span class="mspg">――</span> それは、これまで述べてきた中国当局による<a href="human_rights01.html">人権侵害</a>、<a href="religion01.html">宗教弾圧</a>、<a href="ethnic_cleansing.html">民族抑圧</a>などによってチベット本土がチベット人にとって安住の地でなくなってしまったからです。逆に、これだけ多くの亡命者が出ているという事実こそがチベット本土におけるチベット人の状況の悪さを明らかに示しているのです。
</p>

<h3>決死の逃避行</h3>

<p>
自由を求めて・・・<br />
人権を求めて・・・<br />
信仰を求めて・・・<br />
チベット人としての教育を求めて・・・<br />
ダライ・ラマ法王との面会を求めて・・・<br />
アピールの場を求めて・・・
</p>
<p>
チベットの人々は国外へ脱出します。</p>
<p>殆どの場合、チベットからネパールに渡り、更にインドをはじめとした各国に移るという脱出ルートが採られます。<br />
チベットからネパールへは、『雪の下の炎』のパルデン・ギャツォ氏がやったようにトラックの荷台などに身を潜めながらダムなどの国境の街まで行って夜中に徒歩でネパール側（コダリなど）へ密出入国するケースも見受けられます。<br />
しかし多くの場合、彼らは<strong>雪のヒマラヤを歩いて越えている</strong>のです。<br />
6000m級の雪山越えは過酷を極めます。無事国境を越えられたはいいが凍傷が著しく、指や手足の切断を余儀なくされる人もいます。<br />
中には悲願を達成できない者もいます。雪中で力尽きる者、当局に捕らわれる者、そして当局の警備兵によって情け容赦なく殺害される者すらいます（<a href="http://www.youtube.com/watch?v=tNnA3K_kCEc" target="_blank">youtubeに投稿された映像</a>）。
</p>
<p class="ct">

</p>
<br />
<h3>ヒマラヤを越える子供たち</h3>
<p>
亡命者の中には年端のいかない子どもたちの姿も見られます。時には付き添いとガイドの大人だけを伴った子どもたちだけの亡命者グループもあります。<br />
中国の占領下にあるチベット本土では漢化教育が推し進められ、チベット人がチベット人としての教育を受ける機会を、いや教育を受ける機会そのものを阻害されています。「チベット人としての教育を受けさせたい」という親の強い願いが、子どもたちを単身で国外へ送り出しているのです。<br />
ダラムサラのチベット子供村（TCV）にはこうした"ヒマラヤを越える子供たち"が年間800～900人のペースで来ているといいます。<br />
映画『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000JMKH1Q?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=B000JMKH1Q" target="_blank">ヒマラヤを越える子供たち</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=B000JMKH1Q" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』には親を恋しがりながら逃避行を繰り広げる子どもたちのけなげな姿が映し出されています。
</p>
<h3>願いは"祖国への帰還"</h3>

<p>
脱出できた亡命者たちは、もはや監視されることも、不当逮捕されることも、拷問を受けることもない、自由と人権を保障された日々を送っています。<br />
ある者はチベットの言語と文化を学び、ある者は専門技術を学び、ある者は信仰にいそしむなどしています。
</p>
<p>
しかし、彼らは決して幸せではありません。<br />
多くの者はチベット本土に家族の誰かを残してきており、家族の安否を気遣う毎日を過ごしています。<br />
そして、彼らの最大の願い <span class="mspg">――</span> それは「<strong>祖国チベットに戻ること</strong>」なのです。自ら逃れてきた難民一世のみならず、祖国を知らない二世、三世にとっても、それは共通の悲願なのです。
</p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットの民族的危機</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/problems/ethnic_cleansing.html" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2009:/freetibet//12.369</id>

    <published>2009-02-22T14:42:09Z</published>
    <updated>2011-12-27T04:58:52Z</updated>

    <summary> チベットの民族的危機 憲法違反の差別・圧迫 チベットではチベット人に対する差別・圧迫が日常的に行われていますが、それは中華人民共和国の憲法にも違反する行為です。 「中華人民共和国憲法」 第4条　中華...</summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
        <uri>http://www.a-daichi.com/mt5/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=12&amp;id=1</uri>
    </author>
    
        <category term="チベット問題とは" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<div id="problems">
<h2 class="midashi2">チベットの民族的危機</h2>

<h3>憲法違反の差別・圧迫</h3>
<p>チベットではチベット人に対する差別・圧迫が日常的に行われていますが、それは中華人民共和国の<strong>憲法にも違反する行為</strong>です。</p>
<div style="padding-left:2em; border-top:1px dashed #999999; border-bottom:1px dashed #999999; margin-bottom:1em;">
<p>「中華人民共和国憲法」</p>
<p><strong>第4条</strong>　中華人民共和国の各民族は一律に平等である。国家は各少数民族の合法的権利と利益を保障し、各民族の平等、団結、互助関係を維持・保護し発展させる。いかなる民族に対しても差別と圧迫を禁止し、禁止民族の団結の破壊と民族の分裂をもたらす行為を禁止する。</p>
<p>国家は各少数民族の特徴と必要に応じて、各少数民族地区で経済と文化の発展を加速させることを助ける。</p>
<p>各少数民族が居住する地方では区域の自治を実行し、自治機関を設立し、自治権を行使する。各民族自治地方は全て中華人民共和国の不可分な部分である。</p>
<p>各民族は全て自身の言語・文字を使用・発展させる自由を有し、全て自身の風俗習慣を保持或いは改革する自由を有する。</p></div>
<p>
上記のうちチベットについて、中国共産党当局は「各民族自治地方は全て中華人民共和国の不可分な部分である」という箇所を主張するばかりです。<br />
チベット本土において、チベット人はほかでもない国家によって合法的権利と利益を侵害され、差別と圧迫を受け、自身の言語・文字を使用・発展させる自由と風俗習慣を保持或いは改革する自由を奪われています。
</p>
<p>
チベット人は、<strong>民族・民族性そのものの存亡の危機</strong>に立たされています。
</p>

<h3>チベット人のアイデンティティ破壊</h3>
<p>
中国共産党当局による侵略以来、チベット人のアイデンティティが破壊される施策が次々と行われています。
</p>
<p>
まず第一にチベット仏教とその信仰に対する破壊です。（これについては『<a href="religion01.html">チベットの宗教問題</a>』の項目をご参照下さい）</p>
<p>
そして教育。現在チベット本土では、チベット人を漢化したい当局の思惑とチベット語を教える教員の数の減少が相まって、教育現場では漢語ばかりが教えられ、チベット語が教えられないようになっています。そして漢人の移民が大量に入植することににより、至る所で<strong>チベット語が漢語に駆逐されつつあります</strong>。<br />
また、教育内容は中国賛美の「愛国教育」とダライ・ラマ批判の押し付けで、<strong>チベット人としての心の抹殺</strong>が図られています。</p>
<p>
ダライ・ラマ14世はこうした事態を「<strong>文化的ジェノサイド（虐殺）</strong>」と表現しています。
</p>
<h3>虐殺</h3>
<p>既に「<a href="human_rights01.html">チベットの人権問題</a>」で述べたように、不当に逮捕された"良心の囚人"たちが拷問の結果死に至ったり、死刑にされたりすることが日常的に行われています。<br />
また、2008年3月の蜂起で見られたように、丸腰に等しい平和的デモに対し中国当局は装甲車などの過剰な手段でこれを抑え込み、大勢のチベット人を殺した事件も幾度と無く発生しています。</p>
<h3>妊娠・出産の妨害</h3>
<p>中国では1979年以来、人口抑制のため「一人っ子政策」が行われていますが、非漢民族にはこれが適用されていません。<br />
しかし1984年、中国政府はチベット人に対して子供を2人以下とする<strong>産児制限</strong>を課します。農民や遊牧民は適用外と建前上はされましたが、実際には3人目を産むと高額の罰金を課すなど事実上の制限が行われています。<br />
そして、一番酷いのが<strong>中絶と不妊手術</strong>の強要です。チベット亡命政府の調査によると、チベット各地で"産児制限チーム"が歩き回り、女性を病院へ連れて行って不妊手術を受けさせており、例えば"チベット自治区"では出産適齢女性の30％が不妊手術を受けさせられた（1987年）などの報告が寄せられています。中絶についても、3か月～5か月の婦人たちにも強制的な中絶を実施している、3人目の新生児が殺害されたなどの証言があります。</p>
<p>
こうした産児制限について、英国議会人権擁護グループは以下のように述べています。
</p>
<blockquote>
この中国人の家族計画には２つの動機があるようだ。第一は、中国全体の人口抑制であり、その政策はすべての地域に適用されている。第二は、いままで述べてきたような効果的な手段で出生率を抑えることによって、少数民族問題を抹消せんがためである。
</blockquote>
<p>
また、不妊・避妊とは逆に、<strong>漢人の男性によるレイプ（強姦）・強制妊娠</strong>が行われ、チベット人の血を薄められてもいます。
</p>

<h3>大量の中国人移民</h3>

<p>
1950年に始まる侵略より、「チベットは面積の割には人口が希薄だ」という論理により、中国からの移民が大量に流入してきます。</p>
<p>
正直、チベットに何万人の中国人がいるのか、正確な数を割り出すことは極めて難しいでしょう。というのは、住民登録をしていない移民も少なくないからです。
</p>
<p>
アムドやカムでは早くから移民が急増し、チベット亡命政府は1990年の時点で住民登録した者、していない者を合わせて中国人の人口がおよそ740万人まで膨れ上がっていたとの見積もっています。</p>
<p>
ウ・ツァンでは特に1980年代以降、移民が急増しました。<br />
統計によれば、"チベット自治区"の人口は274万人、うちチベット人は92.8%（約254万人）、漢人は6.1%（約16.7万人）とされています（2004年）。またラサは人口42万人のうちチベット人が87%と（約36.5万人）とされており、その他の民族は約5.5万人ということになります（2003年）。<br />
しかし、私が実際にラサを訪れた際、それよりはるかに高い割合で中国人がいた印象がありました。<br />
ポタラ宮周辺は完全に中国人の建てた無機質な風景に取って代わられ、チベット人はジョカンとバルコル周辺の狭いエリアに追いやられています。<br />
2006年には"チベット侵略鉄道"とも揶揄されるチベット鉄道が開通してしまいました。市街地から離れたラサ駅近くのエリアには11万人もの移民を収容できる街が建設されつつあるとの報告もあり、中国人移民はこのままでは今後もとどまることなく押し寄せてくるでしょう。
</p>
<p>
正確な人口は計りかねますが、どうやらチベットの漢人は既に数の上でチベット人を凌駕しているようです。
</p>
<p>
こうした優遇された"よそ者"が大量に流入してきた結果、物価は高騰し、食物は不足し、土地が次々と埋め尽くされていきます。そのあおりを受けるのは常に被支配民 <span class="mspg">――</span> 即ちチベット人なのです。
</p>
<br />
<p>
以上のことも原因として、<a href="human_rights02.html">別ページ</a>で既出のように、<strong>1949～1979年の間に120万人を下らないチベット人が（人権侵害や飢餓などで）不自然に死亡している</strong>のです。</p>

<p class="ct">※　　　　　　　　　　　　　　※　　　　　　　　　　　　　　※</p>
<p>
中国のチベット侵略以来、大勢のチベット人が国外に亡命しており、彼らが安全に暮らすことができれば民族そのものの消滅は辛うじて免れることができるという見方をする人もいることでしょう。<br />
しかし、本土でチベット人が根絶やしにされてしまえば、チベットの歴史はそれで終わってしまいます。<br />
それに、難民たちの最大の念願は祖国に戻ることです（亡命先で生まれた祖国を知らない二世、三世すらそうなのです）。チベット本土からチベット人がいなくなり、完全に中国人の土地となってしまえばそれも叶わなくなります。帰る所を失ってしまったら、彼らは何を拠り所にし、どこに行けばいいというのでしょうか。<br />
"民族浄化"はチベット民族の血脈が続けば回避されるいうものではありません。チベット人の故郷からチベット人がいなくなってしまえば、それは"民族浄化"の成功を意味するのです。</p>

<div class="f2">
参考サイト：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.tibethouse.jp/" target="_blank">ダライ・ラマ法王 日本代表部事務所</a><br />
（より詳しい内容をお知りになりたい方はこちらをご参照下さい。但し、中国からのアクセス不可）<br />
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E8%87%AA%E6%B2%BB%E5%8C%BA" target="_blank">チベット自治区 - Wikipedia</a><br />
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B5%E5%B8%82" target="_blank">ラサ市 - Wikipedia</a></div>
参考書籍：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4886290949?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4886290949" target="_blank">チベット入門（チベット亡命政府情報国際関係省　鳥影社）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4886290949" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4817512482?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4817512482" target="_blank">チベット白書―チベットにおける中国の人権侵害 (チベット選書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4817512482" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883808122?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4883808122" target="_blank">レイプ・オブ・チベット―中華的民族浄化作戦 (西田蔵之助　晋遊舎ブラック新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4883808122" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4396111193?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4396111193" target="_blank">「チベット問題」を読み解く (大井功　祥伝社新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4396111193" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
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</div>


</div>

</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットの宗教問題（2）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/problems/religion02.html" />
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    <published>2009-02-01T14:37:25Z</published>
    <updated>2011-12-27T04:59:17Z</updated>

    <summary> チベットの宗教問題（2） 寺院の破壊 デプン寺に残る文革の爪痕（2001年） 侵略を受けた後のチベットでは数多くの寺院・僧院が中国軍に破壊されました。 文化大革命の時期に侵略国の全土で宗教施設が破壊...</summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
        <uri>http://www.a-daichi.com/mt5/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=12&amp;id=1</uri>
    </author>
    
        <category term="チベット問題とは" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<div id="problems">
<h2 class="midashi2">チベットの宗教問題（2）</h2>

<h3>寺院の破壊</h3>
<p>
<span class="flrt navy" style="width:300px; font-size:12px;">
<img src="../../travelogue/2001_1_tibet_cn/image/depun3.jpg" alt="文革の爪痕" width="300" height="190" /><br />
デプン寺に残る文革の爪痕（2001年）
</span>
侵略を受けた後のチベットでは<strong>数多くの寺院・僧院が中国軍に破壊</strong>されました。<br />
文化大革命の時期に侵略国の全土で宗教施設が破壊されていることから、チベットの寺院もその時に破壊されたのではと考える方もいるでしょう。しかし、チベットでは1950年代の侵略当初から寺院の破壊が行われていたのです。チベット亡命政府によると、「チベットで文化や宗教が破壊されたのは、多く1955年から1961年にかけてであり、必ずしも文化大革命（1966～1976年）の時期だけではなかった」とのことです。<br />
破壊は、「ガンデン寺、デプン寺、サキャ寺などの古刹をはじめとして、チベット全土にあった6259の僧院・尼僧院のうち、1976年に残っていたのはわずか8カ寺」（チベット亡命政府）というすさまじいものでした。そして、仏像や宝物などは破壊されるか略奪されて売りに出され（バルコル等で売られている骨董品はそれら盗品が多いとのことである）、経典はトイレットペーパーとして使われるなど、チベット仏教に対する冒涜が行われました。
</p>
<h3 class="clearboth">僧侶たちへの迫害</h3>
<p>
かつてのチベットにおいて僧侶たちが特権階級的な地位にあったことは事実でした。しかしそれでも、一般のチベット人にとって彼らは敬意の対象であり、自ら喜んでお布施をすべき相手でした。<br />
しかし先述したように、中国共産党当局は彼らを階級闘争の敵と見なして弾圧を加えていきます。
</p>
<p>
獄中では「<a href="human_rights01.html">チベットの人権問題</a>」で述べたように<strong>拷問・強制労働・タムジン</strong>が繰り返されています。僧侶・尼僧に対してはそれに加えて、<strong>人前での性交</strong>や<strong>還俗</strong>など、僧侶として守るべき戒律を破る行為を強要されています。
</p>
<p>
しかしそれら以上に、彼らにとって一番耐えがたい仕打ちは、彼らのリーダーであり精神的支柱であるダライ・ラマ法王を非難し罵倒することを強要されていることでしょう。その苦痛に耐えられず、チベット仏教では認められていない自殺をする者すら出ています。
</p>
<p>
弾圧に遭った僧尼はチベット亡命政府が発表しているだけでも以下の人数に及びます。
</p>
<ul>
<li>～1976年（侵略開始から文革）<br />
　　（従来の僧尼の人数・・・59万人強）<br />
　　拷問死するもの・・・11万人強<br />
　　還俗を強制されたもの・・・25万人以上
</li>
<li>
1996～1998年（当局による「厳打」キャンペーン期）<br />
　　逮捕された僧尼・・・492人<br />
　　僧籍を剥奪・・・9,977人
</li>
</ul>
<br />

<h3 class="clearboth">形骸化した信仰</h3>
<p>
1979年以降、チベットで自由化の兆しが見えるようになり、破壊された一部寺院の再建が進みます。それら再建された寺院において、今では僧侶が読経・問答・儀式を行い、一般信者が巡礼・礼拝する光景が見られるようになりました。
<br />
しかし、人々は巡礼・礼拝をしたりお経を唱えたりすることを認められてはいますが、神仏と同じくらいに崇拝の対象となっている<strong>ダライ・ラマ法王の写真</strong>等は当局の敵視政策のために<strong>所持が禁止</strong>されています。
</p>
<p class="jisage mt0">
<span class="f2">
※　私が<a href="../../travelogue/2001_1_tibet_cn/09lhasa2.html">2001年にガンデン寺を訪問</a>した時、同行した日本人が手持ちの本に掲載されているダライ・ラマ14世の写真をうっかりチベット人に見せてしまい、結果大勢の人が押し寄せてありがたがるというちょっとした騒ぎになってしまったことがありました。法王のお顔を拝することができない彼らのストレスを垣間見た思いでした。
</span>
</p>
<p>
寺院は確かに部分的に再建されました。しかし、各寺院の<strong>僧侶の人数には制限</strong>が設けられ、<strong>教義を深く追究することはなお厳しく制限</strong>されています。<br />
長い歴史を持つ宗教は深い哲学を伴う学問であり、それは宗教家たちが不断の努力で学び、師が弟子に伝授することで初めて継承され、発展していくものです。そうしたプロセスを禁止し、お祈りや儀式だけが認められている本土におけるチベット仏教は、今や形骸化の一途を辿るばかりです。
</p>
<p>
ではなぜ、こうした中途半端な認め方がされているのでしょうか。<br />
それは、<strong>チベット仏教の光景に憧れる外国人を招き寄せるための人寄せパンダ</strong>にするために祈りや儀式を認めているということでしょう。セラ寺などで行われている問答も、客寄せのショーになるから黙認されているにすぎないのではないかとも思われます。
</p>

<h3 class="clearboth">指導者選出への介入</h3>
<p>
「輪廻転生」は仏教全般に共通する考え方ですが、チベット仏教では特に高僧に対してその転生者を探して認定し、代々引き継いでいくという独自のシステムを有しており、ダライ・ラマやパンチェン・ラマはその代表です。<br />
<span class="fllt navy" style="width:109px; font-size:12px;">
<img src="../image/panchen_lama.jpg" alt="パンチェン・ラマ11世" width="109" height="150" /><br />
パンチェン・ラマ11世（ニマ少年）
</span>
ところが現在では、この転生者の認定は中国側の政府への申請と認可を必要としています。即ち、チベット仏教にとっての一大事に、宗教を否定する中国共産党当局が介入しているのです。「チベット人の好き勝手に指導者を選ばせない」ということです。
</p>
<p>
その代表的な問題が、<strong>パンチェン・ラマ11世</strong>認定に関するものです。<br />

1989年、パンチェン・ラマ10世が中国共産党によるチベット支配を公式の場で批判した5日後に謎の死を遂げます（これが原因で、戒厳令にまで発展する抗議行動がチベットで発生しました）。1995年にダライ・ラマ14世とチベット亡命政府は当時6歳のゲンドゥン・チューキ・ニマ少年をパンチェン・ラマの転生と認定し、世に公表しますが、中国共産党当局はニマ少年を拉致して別のパンチェン・ラマを認定します（現在シガツェのタシルンポ寺にいるパンチェン・ラマは後者です）。拉致された"世界最年少の政治犯"パンチェン・ラマ11世の行方・安否は今も不明のままです。
</p>

<br />
<div class="f2">
参考サイト：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.tibethouse.jp/" target="_blank">ダライ・ラマ法王 日本代表部事務所</a><br />
<a href="http://www27.atwiki.jp/ictreport/" target="_blank">The International Campaign for Tibet 拷問禁止委員会提出資料</a><br />
（より詳しい内容をお知りになりたい方はこちらをご参照下さい。ただし一つ目は中国からのアクセス不可）
</div>
参考書籍：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4886290949?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4886290949" target="_blank">チベット入門（チベット亡命政府情報国際関係省　鳥影社）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4886290949" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4835443985?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4835443985" target="_blank">雪の下の炎（パルデン・ギャツォ　ブッキング）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4835443985" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4594056830?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4594056830" target="_blank">中国が隠し続けるチベットの真実(ペマ・ギャルポ　扶桑社新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4594056830" alt="" style="border: medium none  ! important; margin: 0px ! important;" width="1" border="0" height="1">

</div>
</div>

</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットの宗教問題（1）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/problems/religion01.html" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2009:/freetibet//12.367</id>

    <published>2009-02-01T14:30:47Z</published>
    <updated>2011-12-27T04:59:49Z</updated>

    <summary> チベットの宗教問題（1） チベットの宗教といえば、言わずと知れたチベット仏教です。チベットに行ってみると、あちこちでお経を唱えたりマニ車を回したりコルラをしたりして信仰心を示すチベット人を見ることが...</summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
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    </author>
    
        <category term="チベット問題とは" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<div id="problems">
<h2 class="midashi2">チベットの宗教問題（1）</h2>
<div class="lead">
チベットの宗教といえば、言わずと知れた<strong>チベット仏教</strong>です。チベットに行ってみると、あちこちでお経を唱えたりマニ車を回したりコルラをしたりして信仰心を示すチベット人を見ることができ、そうした光景を見ていると、チベットではチベット仏教の信仰が認められていると錯覚しがちです。<br />
しかし実際には、1951年に中国によって侵略されて以来、チベット仏教、そして僧侶・信者たちは真の宗教の自由を奪われ、宗教を理由とした差別や嫌がらせ、時には暴力すら受けているのです。

</div>

<h3>チベット人にとってのチベット仏教</h3>
<p>
チベット人の信仰の深さは信仰心が希薄になった現代の日本人とは比べものになりません。チベット仏教は彼らの生活の奥深くにまで浸透しています。<br />
一般の人々は神仏や、ダライ・ラマをはじめとする僧侶を敬い、祈り、五体投地やマントラを日々欠かさず、寺院や僧侶にお布施をすることを喜びとしています。<br />
一方で僧侶たちにとっては、チベット仏教は壮大な学問であり、僧院はいわばアカデミックなコミュニティです。彼らは日々勉学に、読経に、問答にはげみ、仏道を極めて解脱の境地に達することを目指します。<br />
チベット人にとって、チベット仏教は心の拠り所であり、求道であり、日常そのものなのです。
</p>
<h3>中国共産党にとってのチベット仏教</h3>
<p>
「中華人民共和国憲法」では、宗教・信仰に関して以下のように規定されています。
</p>
<p>　第36条</p>
<ol>
<li>中華人民共和国公民は、宗教信仰の自由を有する。</li>
<li>いかなる国家機関、社会団体又は個人も、公民に宗教の信仰又は不信仰を強制してはならず、宗教を信仰する公民と宗教を信仰しない公民とを差別してはならない。</li>
<li>国家は、正常な宗教活動を保護する。何人も、宗教を利用して、社会秩序を破壊し、公民の身体・健康を損ない、又は国家の教育制度を妨害する活動を行ってはならない。</li>
<li>宗教団体及び宗教事務は、外国勢力の支配を受けない。</li>
</ol>
<p>また、チベット侵略開始当初、無理矢理締結された「17カ条の協定」には以下のように記されていました。</p>
<p>　第7条</p>
<p class="jisage">
中国人民政治協商会議共同綱領<span class="fs10">[1]</span>が規定する宗教信仰自由の政策を実行し、チベット人民の宗教信仰と風俗習慣を尊重し、ラマ寺廟を保護する。寺廟の収入には中央は変更を加えない。
</p>
<div class="jisage f2">
[1]中国人民政治協商会議共同綱領・・・1949年9月に採択された中華人民共和国の臨時憲法。宗教に関しては以下の条文がある
<div class="jisage">
第5条 　中華人民共和国人民は思想、言論、出版、集会、結社、通信、人身、居住、移動、宗教・信仰及びデモの自由権を有する。<br />
第53条 各少数民族は其の言語・文字を発展させ、其の風俗習慣及び宗教・信仰を保持或いは改革する自由を等しく有する。（以下略）
</div>
</div>
<p>
まず憲法。一見宗教・信仰の自由を保障しているように見えますが、ポイントは第3項。保護するのは「正常な宗教活動」であり、「宗教を利用して、社会秩序を破壊してはならない」 <span class="mspg">――</span> 即ち、当局が「正常な宗教活動ではない」「社会秩序を破壊（しようと）している」と言いがかりをつければ弾圧できる道が開けているのです。<br />
次の「17カ条の協定」ですが、これについては協定そのものがやがて反故にされ、有名無実化していきます。
</p>
<p>
上にも書いたように、チベット僧院はアカデミックなコミュニティであり、僧侶たちはインテリゲンチャであり、いわば「学生」。彼らは例えるなら、1960年代の日本で社会運動の中心となった学生たちさながらの立場で、中国共産党政権占領下のチベットにおいてしばしば社会運動の中心となりました。これが、当局がチベット僧及び僧院に対して「反社会分子」のレッテルを貼る口実を与えてしまいました。<br />
しかし、こうした動きが無くても中国共産党は早晩チベット仏教を弾圧していたことでしょう。もとより<!--唯物思想で凝り固まった-->中国共産党にとって、「宗教は害毒でありアヘンである」が本音であり、また彼らの階級闘争理論の中で僧院は"搾取する側"に位置づけられます。<!--弾圧する口実を狙い続けていたのは容易に想像できます。-->
</p>
<p>
そして、インドに亡命して国際社会にチベット問題を訴え続けるダライ・ラマ14世に対しては「国家分裂主義者」のレッテルを貼り、誹謗・中傷を繰り返しています。
</p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットの人権問題（2）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/problems/human_rights02.html" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2009:/freetibet//12.366</id>

    <published>2009-01-25T14:13:52Z</published>
    <updated>2011-08-14T06:35:45Z</updated>

    <summary> チベットの人権問題（2） 全てのチベット人が差別・迫害の被害者 迫害を受けているのは&#8220;囚人&#8221;だけではありません。一般のチベットの人々も、有形無形の差別・迫害を日常的に受けてい...</summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
        <uri>http://www.a-daichi.com/mt5/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=12&amp;id=1</uri>
    </author>
    
        <category term="チベット問題とは" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<div id="problems">
<h2 class="midashi2">チベットの人権問題（2）</h2>

<h3>全てのチベット人が差別・迫害の被害者</h3>

<p>
迫害を受けているのは&#8220;囚人&#8221;だけではありません。一般のチベットの人々も、有形無形の差別・迫害を日常的に受けています。</p>
<ul class="list1">
<li>チベット人の心の拠り所であるチベット仏教の信仰を厳しく制限され、僧侶たちはダライ・ラマ法王を罵倒することを強要されるという嫌がらせを受けています。（『<a href="religion02.html">チベットの宗教問題</a>』で別途言及）</li>
<li>
就業の上でも中国人経営の店がはびこり中国語を話せないがために生産活動から締め出され、仕事にありつけた者も不当な理由で簡単に解雇され、働き続けることができたとしても中国移民よりも低い賃金で働かされる（上記の言葉の問題のほか、中国移民には"高地手当"が支払われていることが理由）などの不平等が横行しています。自ら店を経営する者も、優遇されている中国移民の店に押しやられています。中国共産党軍が、そして中国移民が大勢押し寄せて物価が高騰する中、収入の少ないチベット人は苦しい生活を強いられています。そして多くのチベット人が物乞いや売春に身を落とすという問題が生じています。</li>
<li>チベット人としての教育の機会を奪われて中国共産党に都合のいい教育を押し付けられています。（これについては『教育問題』『民族浄化』等の項目で別途取り上げます）</li>
<li>病院や学校が建てられてもそれは中国移民のためのもので、チベット人は高額の診療費を要求され、時には診療を断られることすらあります。</li>
<li>住む場所も奪われています。ラサではチベットの象徴であるポタラ宮を取り囲む広いエリアが中国移民居住区となり、チベット国民はジョカン周辺の狭いエリア等に追いやられています。また、チベット鉄道建設で家を取り壊された者もいます。不毛な地に強制移住させられる農民や、定住を強いられる遊牧民もいて、生活習慣の違いに悩まされています。</li>
<li>「富を独占している」という社会主義的観念の押し付けで財産や家畜を奪われた者もいます。</li>
<li>デモなどの場で、白昼の街中で暴行を受け、殺されたチベット人もいます。</li>
</ul>

<h3>20年間で不自然な死者120万人超</h3>
<p>
チベットの国民たちは中国共産党の支配に幾度となく"No"の意志表示をしますが、中国共産党当局は過剰な手段を以てそれを弾圧します。1959年、1987年、2008年などに起きた大弾圧・大虐殺はその突出した氷山の一角にすぎません。
</p>
<p>
<a href="http://www.tibethouse.jp/human_rights/human38.html" target="_blank">チベット亡命政府の統計</a>によると、<strong>1949～1979年の間に（人権侵害や飢餓などで）不自然に死亡したチベット人は、120万人を下らない</strong>とのことです。
</p>

<p class="rt">（2011年8月14日更新）</p>

<div class="f2">
参考サイト：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.tibethouse.jp/" target="_blank">ダライ・ラマ法王 日本代表部事務所</a><br />
<a href="http://www27.atwiki.jp/ictreport/" target="_blank">The International Campaign for Tibet 拷問禁止委員会提出資料</a><br />
（より詳しい内容をお知りになりたい方はこちらをご参照下さい。ただし一つ目は中国からのアクセス不可）
</div>
参考書籍：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4817512482?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4817512482" target="_blank">チベット白書―チベットにおける中国の人権侵害 (チベット選書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4817512482" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4835443985?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4835443985" target="_blank">雪の下の炎（パルデン・ギャツォ　ブッキング）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4835443985" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4594056830?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4594056830" target="_blank">中国が隠し続けるチベットの真実(ペマ・ギャルポ　扶桑社新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4594056830" alt="" style="border: medium none  ! important; margin: 0px ! important;" width="1" border="0" height="1"><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/477004030X?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=477004030X" target="_blank">中国はいかにチベットを侵略したか（マイケル・ダナム　講談社インターナショナル）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=477004030X" alt="" style="border: medium none  ! important; margin: 0px ! important;" width="1" border="0" height="1"><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334034608?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4334034608" target="_blank">チベット問題　ダライ・ラマ十四世と亡命者の証言 (山際素男　光文社新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4334034608" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4396111193?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4396111193" target="_blank">「チベット問題」を読み解く (大井功　祥伝社新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4396111193" alt="" style="border: medium none  ! important; margin: 0px ! important;" width="1" border="0" height="1"><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087734668?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4087734668" target="_blank">チベット侵略鉄道 中国の野望とチベットの悲劇（アブラム・ラストガーデン　集英社）</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4087734668" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883808122?ie=UTF8&amp;tag=a-daichi-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4883808122" target="_blank">レイプ・オブ・チベット―中華的民族浄化作戦 (西田蔵之助　晋遊舎ブラック新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=a-daichi-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4883808122" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
</div>
参考映像：
<div class="p jisage">
<a href="http://www.tibettibet.jp/" target="_blank">チベットチベット（キム・スンヨン監督）</a>―公式サイト
</div>
</div>
<MTSetVar name="prevnextincategory" value="use">]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットの人権問題（1）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/problems/human_rights01.html" />
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    <published>2009-01-25T14:06:56Z</published>
    <updated>2011-12-27T05:01:15Z</updated>

    <summary> チベットの人権問題（1） チベット問題には様々な側面がありますが、最も深刻で解決に急を要すべきなのが人権侵害の問題です。 チベットでの人権侵害と言うと2008年3月の大弾圧を思い浮かべる方も多いと思...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<div id="problems">
<h2 class="midashi2">チベットの人権問題（1）</h2>
<p class="lead">
チベット問題には様々な側面がありますが、最も深刻で解決に急を要すべきなのが<strong>人権侵害</strong>の問題です。<br />
チベットでの人権侵害と言うと2008年3月の大弾圧を思い浮かべる方も多いと思います。しかし、実際のチベットでの人権侵害はそうした突出して表に出ているものばかりではありません。陰でもっと日常的に行われているものなのです。
</p>
<h3>名ばかりの人権に関する規定</h3>

<p>
参考までに、「中華人民共和国憲法」では、人権に関して以下のように規定されています。
</p>
<p>　第33条</p>
<p class="jisage">
凡そ中華人民共和国の国籍を有する者は全て中華人民共和国公民である。<br />
中華人民共和国公民は法の下一律に平等である。<br />
国家は人権を尊重・保障する。<br />
全ての公民は憲法及び法律の規定する権利を享受し、同時に憲法及び法律の規定する義務を履行しなければならない。
</p>
<p>　第37条</p>
<p class="jisage">
中華人民共和国公民の人身の自由は侵害を受けない。<br />
いかなる公民も、人民検察院の批准もしくは人民法院の決定なしに、且つ公安機関の執行によらずに、逮捕されない。<br />
不法な拘禁や、その他の方法で公民の人身の自由を剥奪もしくは制限することを禁止する。公民の身体を不法に捜査することを禁止する。
</p>
<p>　第38条</p>
<p class="jisage">
中華人民共和国公民の人格・尊厳は侵害を受けない。いかなる方法においても公民に対して侮辱・誹謗・誣告陥害することを禁止する。
</p>
<p>以下を読めば、<em>名目上</em>中華人民共和国の公民であるにもかかわらず、チベット人に対しては憲法がいかに無視されているかよく分かるでしょう。中共はチベット人から国を奪った上に、自分たちの憲法で規定している自由と権利すら奪っているのです。</p>

<h3>不当な逮捕と拷問</h3>
<p>
独立国家だったチベットにとって、中国共産党の侵略軍は招かれざる客でした。当然、チベット国民の中国共産党に対する反発・不信感は根強いものがあります。そこで中国共産党当局は、恐怖政治と言っても過言ではない支配の方式を採ります。
</p>
<p>
中国共産党当局が取り締まっているのは、明らかな犯罪行為を行った者だけではありません。反体制的な言葉を口にしただけの者、いやそれどころか、反体制的な考え方を持っている<em>疑いのある</em>だけの者すら「政治犯」「思想犯」として<strong>正当な手続きを経ずに拘束</strong>しているのです。思想・信条・良心の自由が認められている現代の民主国家ではおよそ考えられません。拘束されたチベット人の多くはこうした「<strong>良心の囚人</strong>」なのです。
<br />
中でも標的とされたのが僧侶（僧侶への迫害については『<a href="religion02.html">宗教問題としてのチベット問題</a>』で別途言及）、地主・貴族たちでした。中国共産党は"階級闘争"という自分たちのイデオロギーをチベットに持ち込み、彼らを"搾取する側"として吊るし上げています。
</p>
<p>
そして、拘束されたチベット人を<strong>拷問</strong>が待ち構えています。殴る蹴るは序の口で、内側にノコギリの歯のようなものが付けられた手錠・親指錠、宙吊り、強姦、口への放尿、血液・体液の強制抽出、強制労働、犬をけしかける、火あぶりの痕に唐辛子を摺りこむ <span class="mspg">――</span> こうした虐待が老若男女の別なく（強姦は女性に対してだけですが）行われます。<br />
中でも象徴的な道具が<strong>電気棒</strong>です。元々は牛を追うために使われていた高電圧（一説では5万ボルト）の棒で、牛に使うことすら惨いと思われるこの棒を、中国共産党当局は人間に対して使っているのです。<!--しかも殴るばかりでなく、それを口や肛門、女性器に突っ込むという使い方すらして、肉体的にも精神的にも大きなダメージを与えているのです。--><br />
当然、そうした拷問の結果死亡したチベット国民も少なくありません。拷問の結果死んだケースの他、死刑に処せられた「良心の囚人」もいます。</p>
<p>
また、<strong>教習会（タムジン）</strong>の名で公開拷問が行われていたという証言もあります。「人民の敵」などと書かれた札を首に吊るされた"囚人"が身内（子供、弟子、被雇用者、囚人仲間など）を含む衆人環視の前で拷問を受け、見させられている身内は"囚人"を非難することを強要されるという、双方にとって惨いこと極まりない仕打ちであり、チベット社会の分裂の意図が垣間見えます。<br />
まるで<strong>文化大革命の予行演習</strong>です。そして中国総タムジン状態だったまさにその文化大革命の折、それはチベットで容赦なく繰り返されました。
</p>
</div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベットの地理</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/geography.html" />
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    <published>2009-01-21T16:12:24Z</published>
    <updated>2009-11-23T14:28:53Z</updated>

    <summary>チベットの地理 ■概要 チベットはアジア大陸のほぼ中央に位置し、東は中国、北西は東トルキスタン、南東はビルマ、南はインド、ネパール、ブータンと国境を接しています。 国土の大半が平均標高4500m超のチ...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<h2 class="midashi3">チベットの地理</h2>

<p class="ss">
<strong>■概要</strong>
</p>
<p>
チベットはアジア大陸のほぼ中央に位置し、東は中国、北西は東トルキスタン、南東はビルマ、南はインド、ネパール、ブータンと国境を接しています。<br />
国土の大半が平均標高4500m超のチベット高原で占められ、インド亜大陸との間にはチョモランマ（エベレスト）をはじめとするヒマラヤ山系、カイラス、カワカブなど世界を代表する高山が並び、"世界の屋根"と称されています。<br />
また、ブラマプトラ川、サルヴィン川、サトレジ川、インダス川、メコン川、黄河、長江といったアジアの大河はチベットに端を発しており、チベットは"アジアの水源"と言うことができます。即ち、チベットを制する者はアジアの水利権をも制することもできるのです。<br />
そして地下には豊富な天然資源が存在します。<br />
これらが中国がチベットを手放そうとしない最大の理由です。
</p>
<p class="ss">
<strong>■地域区分</strong>
</p>
<p>
「チベット」の版図に関しては、現在中華人民共和国が「チベット自治区」と呼んでいるエリアがそうだと思っている方々も少なくないでしょう（私も以前はそうでした）。<br />
しかし、チベットの現在の行政区分は清の雍正帝による「チベット分割」を根拠とするものであり、本来のチベットの版図は<strong>下の地図</strong>のように、「チベット自治区」（120万平方km）のほか、青海省全域、四川省西半分、雲南省北端、甘粛省の一部も含まれる、総面積250万平方kmを占めるものだったのです。
</p>
<p class="ct f2">
<img src="../travelogue/image/maptibet2.gif" alt="チベット地図" /><br />
紫色の線が現在中華人民共和国が主張している省境
</p>
<p>
チベットは一般的に「ウ・ツァン」（中央及び西部分）、「アムド」（東北部分）、「カム」（東南部分）の3つの地域区分で分けられています。占領下現在の区分で言うと、
</p>
<table class="jisage2">
<tr><td valign="top" style="width:5em;">ウ・ツァン</td>
<td valign="top">・・・</td>
<td valign="top">東部のチャムドを除くチベット自治区</td></tr>
<tr><td valign="top">アムド</td>
<td valign="top">・・・</td>
<td valign="top">青海省全域、甘粛省甘南チベット族自治州・天祝チベット族自治県、四川省アバ（阿壩）チベット族チャン族自治州など</td>
</tr>
<tr><td valign="top">カム</td>
<td valign="top">・・・</td>
<td valign="top">四川省カンゼ（甘孜）チベット族自治州、雲南省デチェン（迪慶）チベット族自治州、チベット自治区チャムド</td>
</tr>
</table>
<p>
となります。
</p>
<p>
現行の区分は、雍正のチベット分割を踏襲しているということにとどまらず、チベットを分断しようとする中国当局の意図があることは明らかです。
</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>チベット亡命政府の立場</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/gov_stance/" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2008:/freetibet//12.1050</id>

    <published>2008-12-25T13:05:17Z</published>
    <updated>2011-08-17T02:59:20Z</updated>

    <summary> チベット亡命政府の立場 2008年11月、亡命政府のあるインド・ダラムサラで世界各地のチベット人亡命者の代表者を集めて特別総会が開かれてチベット問題の今後の運動方針が話し合われ、従来からの「中道路線...</summary>
    <author>
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    </author>
    
        <category term="チベット亡命政府の立場" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<?php $page_type = "top"; ?>
<h2 class="midashi3">チベット亡命政府の立場</h2>
<p class="p lead">
2008年11月、亡命政府のあるインド・ダラムサラで世界各地のチベット人亡命者の代表者を集めて特別総会が開かれてチベット問題の今後の運動方針が話し合われ、従来からの「中道路線」を継続することが確認されました。<br />
「中道路線」とは何かを軸に、亡命政府の運動に対する立場をここで簡単に纏めます。
</p>
<p>
チベット人の運動に対する姿勢は、大まかに以下のように分類することができます。
</p>
<p class="mb0">■中道路線</p>
<p class="jisage2">
中華人民共和国という枠組みのなかで真の自治（<strong>高度な自治</strong>）を得、チベット人と中国人が同格に共存する道を求めようとする穏健な立場。ここ30年来のダライ・ラマ法王及び亡命政府の基本姿勢（亡命当初は独立を主張していたが1979年までに路線転換）。</p>
<p class="mb0">■民族自決路線</p>
<p class="jisage2">
独立か否かを国民投票によって決めようという立場。
</p>
<p class="mb0">■独立路線</p>
<p class="jisage2">
中華人民共和国という枠組みから脱し、完全な独立を求める立場。
</p>

<a name="middle_way" id="middle_way"></a>
<p>
冒頭で述べた通り、2008年11月の特別総会では「中道路線」の継続が確認されました。<br />
では、「中道路線」の立場とは？　上記の説明だけでは余りに足りないのでもう少し詳しい内容を紹介します。
</p>
<h4>中道路線とは？</h4>
<div class="kakomi">
<ol style="margin:0; padding:0 0 0 1.5em;">
<li>中央チベット行政府は、<strong>チベットの独立を求めることなしに</strong>、<strong>旧来のチベットの三地域をチベットとする政治的独立体</strong>の構築の実現に努める</li>
<li>そのような政治的独立体においては、<strong>真の国家地方自治の資格</strong>が享受されなければならない</li>
<li>その自治は、<strong>民主的なプロセスを経て一般投票で選ばれた議会・行政部により統治</strong>されなければならず、<strong>独立した司法制度</strong>が有されなければならない</li>
<li>上記の体系が中国政府に合意され次第、チベットは中国からの分離独立を模索する道を断ち、中華人民共和国という枠組みの範囲内に留まるものとする</li>
<li>チベットが平和と非暴力の地域に変わるまでは、中国政府は防衛のために制限範囲内の軍隊をチベットにおくことができるものとする</li>
<li>中華人民共和国の中央省庁はチベットの国際関係および防衛に関する責任を有するが、<strong>宗教・文化、教育、経済、健康、生態・環境保護に関するその他すべての問題はチベット人が責任管理</strong>するものとする</li>
<li>中国政府はチベットにおける<strong>人権侵害的政策および中国人のチベット地域流入政策を中止しなければならない</strong></li>
<li>チベット問題の解決に向けて中国政府と真摯<strong>に交渉・和解を遂げる主責任は、ダライ・ラマ法王に帰する</strong></li>
</ol>
<p class="rt f2">
（『<a href="http://www.tibethouse.jp/" target="_blank">ダライ・ラマ法王 日本代表部事務所</a>＞<a href="http://www.tibethouse.jp/cta/middleway.html" target="_blank">中道のアプローチ：チベット問題解決に向けての骨子</a>』より）</p>
</div>
<p class="f2">
[注]旧来のチベットの三地域・・・ウ・ツァン、アムド、カムのこと（<a href="../geography.html">詳細はこちら</a>）</p>

<div class="kakomi mb0">
<ul style="margin:0; padding:0 0 0 1.5em;">
<li><strong>法王こそがチベット内外の政治・宗教の両面での最高指導者</strong>であり、チベット内外の<strong>合法的な真の政府は亡命チベット政府</strong>以外の他の何ものでもない。</li>
<li>中道、独立、民族自決等といったチベット人の訴求方針が如何なるものであろうとも、その目的実現手段は、一貫して<strong>非暴力による平和的手段</strong>のみを継続採用すべきである。</li>
<li>抑圧政策・法王ならびに亡命チベット政府への誹謗中傷・&#8220;愛国愛教&#8221;運動の中止を求める。</li>
<li>無神論を唱える中国政府からの、政治的必要性による仏教への介入については、一切認められない。</li>
<li>チベット人の訴求点は、チベット人の権利ならびに中国政府によるチベットに対する誤った政策に対する抗議運動なのであって、<strong>中国人民に対する抗議活動や報復活動ではない</strong>。</li>
</ul>
<p class="rt f2">
（『<a href="http://www.tibethouse.jp/" target="_blank">ダライ・ラマ法王 日本代表部事務所</a>＞<a href="http://www.tibethouse.jp/news_release/2008/081122_artical59.html" target="_blank">亡命チベット人憲章第59条の下に招集された第一回特別総会における合意書</a>』より編集）</p>
</div>
<p>
「独立は求めない」「個々の中国人は敵視しない」との最大限の譲歩をしながら、最低限主張すべきところは毅然として主張する内容となっています。
</p>
<p>
最大のポイントは、「独立は求めない」「非暴力」という点です。この考え方は「チベットの独立を回復するという方針ではなく、チベットのみならず中国にも互恵がもたらされるアプローチに転換したほうがより有益である」というダライ・ラマ法王の方針転換に由来します。
</p>
<p>
また、「中国人民に対する抗議や報復」はしないという点も着目すべきでしょう。「チベット人と中国人の<strong>共存</strong>について検討することはチベット人の政治的権限を求める以上に重要な現実問題」「《民族の平等性》の真の意味とは、人口、経済力、軍事力に関係なくあらゆる民族が同格に共存できること、ある民族のみが優れその他は劣っているというような差別がない」<span class="f2">（以上、『<a href="http://www.tibethouse.jp/cta/middleway.html" target="_blank">中道のアプローチ：チベット問題解決に向けての骨子</a>』より）</span>という考え方に基づき、双方に遺恨を残さない道を模索しているのです。<br />
言うは易く、行うは難いことです。しかし、ダライ・ラマ14世の「自分の心を持続的に調査・観察してバランスを取り、愛と慈悲の心で怒りや憎しみを和らげなさい」という教えがあれば、実現は可能でしょう。<br />
<!--<span class="f2">（全くの余談ですが、チベット問題に深く関心を寄せるようになって以来、私自身中国人そのものを嫌悪し、中国語が聞こえてきただけで不快感をもよおしていた一時期がありました。しかし、ダライ・ラマ14世の講演で上記の考え方を拝聴したのがきっかけでその感情を和らげることができるようになりました）</span>
</p>-->
<br />

<p>
総合すれば、中国共産党当局の「ダライ・ラマ一派は国家を分裂させようとしている」という主張とは全く逆で、「中国人との共存の中で平和的に自由・人権・平等を勝ち取る」ことを目指した姿勢である、ということになります。
</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>０８憲章の考察</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.a-daichi.com/freetibet/charter08/my_opinion.html" />
    <id>tag:www.a-daichi.com,2008:/freetibet//12.854</id>

    <published>2008-12-21T10:52:14Z</published>
    <updated>2011-08-13T15:20:38Z</updated>

    <summary><![CDATA[０８憲章の考察 ≫&nbsp;０８憲章全文 平易な文章 ０８憲章の原文を翻訳しつつ読んでいてまず感じたのは、極めて平易な中国語で書かれている、ということでした。"子供でも読める憲章"とも言えます。彼ら...]]></summary>
    <author>
        <name>カズ＠憧れの大地</name>
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    </author>
    
        <category term="０８憲章" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.a-daichi.com/freetibet/">
        <![CDATA[<h2 class="midashi3">０８憲章の考察</h2>
<p class="rt"><a href="index.html">≫&nbsp;０８憲章全文</a></p>
<!--h4>平易な文章</h4>
<p>
０８憲章の原文を翻訳しつつ読んでいてまず感じたのは、<strong>極めて平易な中国語で書かれている</strong>、ということでした。"子供でも読める憲章"とも言えます。彼らの主張・精神を知識人層だけでなく非知識人にまで広げて全国民的な動きとしたいという思いが覗われます。<br />
日本人にとっても、共通の熟語が極めて多いということもあって他の国の人々に比べれば理解しやすい（私にとってはこのお陰で翻訳しやすかった）ですし、文法的にも、中級の下ぐらいの中国語力があれば十分に読めるレベルです。
</div-->
<h4 style="font-size:1em; border-bottom:2px solid #000000;">内容</h4>
<p>現代の日本その他の民主主義を知る人にとっては「何を今更」というような内容ばかりです。しかし、中国のこれまでの歴史は、帝政時代、中華民国時代、中華人民共和国時代全てを通じて「支配者層が愚民どもを纏める」という権威主義的な支配が続いていました。憲章によれば、人々の間にも"臣民意識"が根強くあることが覗われます。こうした社会において、民主主義に触れたことのない人々にとって、同憲章の内容は大なり小なりインパクトを持つものといえるでしょう。</p>
<p>
ただ、私が受けた印象は、理念はよく表現されているが、全体的に抽象的で、具体的にどのような政体、どのような政治運営を目指しているかが見えてこない、ということです。<br />
例えば、「立法・司法・行政の三権分立を保障する」「各級立法機構は直接選挙によって生み出され」などと書かれていますが、具体的に大統領制を目指すのか、議院内閣制を目指すのかも見えてきません（『議会』『総統［大統領］』などのキーワードが一度も出てこないのもそれが見えてこない一因）。<br />
新しい政治体系をつくりたいという理想は感じられますが、本気で自ら新しい政権を実現させようという意気込みがあるのなら、もう少し突っ込んで具体的な将来像を見せてほしかったです。
</p>
<h4 style="font-size:1em; border-bottom:2px solid #000000;">チベット問題との関わり</h4>
<p>
さて、このコンテンツでこの憲章をとり上げるのですから、チベット問題とどう関わってくるかがここでの最重要ポイントとなります。
</p>
<p>
人権、宗教、自治などの問題が絡み合うチベット問題と関わる部分で主なものは、以下となるでしょう。
</p>
<p>
＜<strong>人権について</strong>＞</p>
<div class="jisage navy">
  <p><em>6. <strong>人権の保障：</strong>人権を切実に保障し、人としての尊厳を維持・保護する。最高民意機関に対し責任を負う人権委員会を設立し、政府による公権濫用・人権侵犯を防止し、とりわけ公民の人身の自由を保障しなければならず、いかなる人も不法な逮捕、拘禁、召喚、審問、処罰を受けず、労働教養制度を撤廃する。</em></p>
  <p><em>19. <strong>正義の転換：</strong>歴代の政治運動において政治的迫害を受けた人士及びその家族に対し、名誉を回復し、国家賠償を行う。全ての政治犯と良心の囚人を釈放し、信仰を理由に罪を着せられた全ての人員を釈放する。真相調査委員会を設立し、歴代の事件の真相を明らかにし、責任を整理し、正義を伸張させる。この基礎の上に、社会の和解を追求する。</em>
  </p>
</div>
<p>＜<strong>宗教について</strong>＞</p>
<div class="jisage navy">
  <p><em>12. <strong>宗教の自由：</strong>宗教の自由と信仰の自由を保障し、政教分離を実行し、宗教・信仰の活動は政府の介入を受けない。公民の宗教の自由を制限若しくは剥奪する行政法規、行政定款、地方条例を審査並びに撤廃し、行政立法によって宗教活動を管理することを禁止する。宗教団体（宗教活動の場を含む）が登記を経て初めて合法的な地位を獲得する従前の許可制度を廃止し、いかなる審査も伴わない届出制に代える。</em></p>
</div>
<p>以上については、<a href="../gov_stance/index.html">ダライ・ラマ法王及びチベット亡命政府の立場</a>と完全に一致し、歓迎すべき方針と言えるでしょう。
</p>
<p>
問題は次です。
</p>
<p>
＜<strong>自治について</strong>＞</p>
<div class="jisage navy">
  <p><em>18. <strong>連邦共和：</strong>平等・公正の態度を以て地区の平和と発展の維持に参与し、一個の責任ある大国イメージを創り出す。香港・マカオの自由制度を維持する。自由・民主の前提の下、平等な談判と協力的な対話の方式を経て（台湾）海峡両岸の和解計画を追求する。大いなる智慧を以て各民族共同繁栄の可能な道筋と制度設計を探索し、民主・憲政のシステムの下、中華連邦共和国を建立する。</em></p>
</div>
<p>
「連邦共和」という言葉は一見、ダライ・ラマ法王及びチベット亡命政府が現状目指している「中国の枠内での高度な自治」と一致しているようにも見えますが、実はここではっきりと言及されているのは香港・マカオと台湾のみで、チベット、東トルキスタン、南モンゴルなど自治区の扱いについては「各民族共同繁栄の可能な道筋と制度設計を模索」という極めて抽象的な書き方がされている部分があるぐらいで、"共存"の方向性は見えるものの、"自治"については明確に書かれてはおらず、「制度設計を模索」というどの方向へ向かおうしているのかが不明確な書き方がされているだけです。<br />
「連邦」との言葉が使われていますが、地方にどの程度の自治権が与えられるか、この条文からだけでは極めて不透明です。<br />
また、以下の言葉も気になるところです。</p>
<div class="jisage2">
「<strong>一個の</strong>責任ある<strong>大国</strong>イメージを創り出す」<br />
<span class="f2">（中国語の"一個"は英語の"a/an"と同程度に扱われがちですが、この場所で殊更に使われていることが私には少々気になります）</span>　<br />
「<strong>中華</strong>連邦共和国」<br />
それから、「結び」の部分で使われている、<br />
「中国は<strong>世界の大国</strong>として」<br />
「<strong>中華民族</strong>」
</div>

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結局のところ、<strong>０８憲章派も「中華思想」からは一歩も抜け出せてはいないのではないでしょうか</strong>。「民族」という言葉も、上記の「18. 連邦共和」条文の「大いなる智慧を以て各民族共同繁栄の可能な道筋と制度設計探索し」という部分と「結び」の「中華民族」の2箇所でしか使われておらず、民族問題がどのように考えられているか全く見えてきません。「各民族共同繁栄」という言葉にも、私には辛亥革命当時の「五族共和」というまやかしと同じにおいが感じられてなりません。
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人権・宗教問題の面では見るべきところがありますが、自治・民族問題に関しては「連邦共和」の言葉に踊らされて安易に期待を寄せるのは禁物でしょう。彼らがこれらの面についてどう考えているのか、表明を待つべきかと思います。
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そもそも、<strong>「０８憲章」は中国の市民たちにどれだけの影響力を及ぼし得るのでしょうか</strong>。<br />
中国国内での広まりはインターネットだけが頼りですが、中共当局のインターネット規制はご存知の通り徹底的で、またインターネットと縁が無い最下層の人々に対してどうアピールするかという問題もあります。<br />
憲章がどこまで影響力を発揮できるか、また不足している内容の補足があるか、チベットの味方となり得るのか <span class="mspg">――</span> 今後も注目と見極めが必要となるでしょう。</p>]]>
        
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