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        海外の旅行記とチベットのこと  by カズ@憧れの大地 

世界への旅(旅行記)

中国・2005年短期

  普陀山~天候悪化

2005年10月4日

舟山群島
褐色に濁った海の向こうに見える舟山群島
目覚めた時は、東シナ海の真ん中だった。
長江の泥が大量に流れ込んだためだろうか。海は褐色に濁っている。大連で普段見慣れている青い海とはえらい差だ。
海の向こうには舟山群島が見える。寝ている間に上海を離れ、既に浙江省に到着していた。
7時半、船は舟山群島の中の一つ・普陀山に到着。下船して港を出る際に、入山料120元を支払う。普陀山は島全体が観光エリアになっているのだ。

普陀山を彩っているのは、仏教である。ここは峨眉山・五台山・九崋山と並ぶ、中国仏教四大の聖山の一つなのだ。
普済寺 普済寺境内
(左)普済寺 (右)境内は祈りを捧げる信者で溢れ返る
この島で最大の寺院が、普済寺。赤や黄色で彩られてはいるが、これでもその他の地域で見る中国の仏教寺院と比べれば控えめだ。さすがに中国仏教の聖地だけあって、境内は線香を手に祈りを捧げる信者で溢れかえっている。
朝陽洞
朝陽洞から望む海
(上)朝陽洞 (下)朝陽洞から望む海も悪天候に霞む

島には他にも法雨寺、慧済寺、不肯去観音院などの古刹が点在し、海天仏閣石、西天風景区などの景点も少なくない。しかし、それらを回ってはいられない事態が発生した。
天候の悪化である。
海を見渡せる朝陽洞に来たあたりで、雨が激しくなってきた。ここから望む海は、天候がよければいい眺めなのだろうが、雨でかなり霞んでしまっている。
傘を差してもさほど効果は無い。Gパンが、リュックが水を吸い、足取りが重くなってくる。カメラがぬれるのも心配だ。
こうなっては、島巡りどころではない。早々と船着場に戻り、次の目的地へ向かおうと考えたが、この悪天候で午前中の船は全てキャンセル、午後の船も正午の天気予報を見て出すか出さないかを決める、とのことだった。
祈る気持ちで正午すぎを待ち、切符売り場へ向かったところ、幸いにも午後の船は出るとのことだった。
正直、信心の無い者にとってこのような場所に長居するのは辛い。旅の日程が短いこともあり、足止めを食らわずに済んでやれやれ、である。
小型の高速艇はかなり揺れたが、1時間半ほどで無事、大陸側の大榭港に到着した。
寧波の街
寧波の街も雨に霞む

大榭は寧波の海の玄関である。寧波と言うと港町というイメージなのだが、中心街は海から意外と離れており、大榭から寧波の街へもバスで結構時間がかかった。
寧波に着いても天気は相変わらず雨である。街の景色もすっかり霞んでしまっている。
この天気で街巡りは少々きつい。列車駅隣りのホテルに宿を決めた後は、夕食の時を除いてはずっと室内で、雨に濡れて疲れた体を癒していた。

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