ム・ロン(明永)-1 ~カワカブから流れる氷河
2007年6月16日
この日は、同じ宿に泊まっていたエドワード(オランダ)、チム(タイ)、そしてエドワードのガールフレンド・キキ(中国)という、国籍もバラバラの3人と共にム・ロン(明永)の氷河を訪れる。
ワゴンタクシーをチャーターし、昨日訪れた飛来寺のわきを通ってザチュ河の上流へ。ム・ロン村に到着して腹ごしらえをした後、氷河へ向けて山道を歩き出す。初めのうちは4人まとまって歩いていたがやがてバラバラになってしまう。
今回の旅だけでも既に幾つもの山を歩いた私にとって、傾斜そのものはそれ程大したものではなかったのだが、出発発地点のム・ロン村の時点で既に標高2300mという高地である。呼吸が少々苦しい。
1時間半ほど経ったところで、中国名で「太子廟」と呼ばれる祠に辿り着く。ここの標高は2900m。そんなに登った自覚は無いのだが、スタートから既に600mも登っていたのだ。
祠の裏手に回ると、タルチョの向こうの山肌に、何やらゴツゴツとしたものが見える。

[間違いない。あれが氷河だ!]
ほんの少しだけ、気分的に元気になった。
それから10分ほどして、山道から谷底をのぞくと、眼下にはゴツゴツとした分厚い、岩のようにも見える氷の河があった。

―― これが私にとって、初めて見る氷河だった。




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