バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第4部 ネパール

コダリ-カトマンズ・2 ~田園そして街

2007年7月22日

「パンクじゃないですか? 変な音しましたよ」
車を下りて見てみると、リョウコの言葉どおり、後輪が見事にパンクしていた。何とか修理のできる場所まで車を移動させ、タイヤ交換にかかる。

パンク
パンク発生
ダルバート
ネパールでの一食目・ダルバート

その場所には食堂もあった。ちょうど昼食時だったので、そこでネパールの一般的な家庭料理であるダルバートを食べることにした。
初めて食べるダルバートは、1碗のスープと、大きなお盆にご飯と付け合わせがほんの申し訳程度乗っているだけの、どうにもボリュームに欠けるものだった。付け合わせはおかわり自由なので店の人に勧められるままどんどん追加したが、これがネパールに入って最初の食事かと思うと余計にもの足りなさが感じられた。
そうこうしているうちに、タイヤ交換が完了し、再び先へ向けて走り出す。
田園風景
ダルバート
車窓から見えた(上)田園風景 (下)街の風景

車窓からの風景は、田園、街、また田園、また街、という変化を繰り返して行く。そうした風景とその中にいる現地の人々の姿を見ているうちに、おぼろげながらネパールという国のイメージが分かるようになり始めていた。
やがて、進行方向に遠目ながら大きな街が見えるようになってきた。近代的な高層ビルディングのようなものは見当たらないが、間違いないだろう。あれが私たちの目指す首都・カトマンズだ。

そして、カトマンズの街に入る。私たちを待っていたのは渋滞と騒音と排ガスだった。発展途上国の都市というのはこういうものなのだが、先ほどまでの牧歌的な風景とは見事なくらい逆の風景に、私は目的の街に入ったにもかかわらず、ひどくがっかりした。
空港そばから渋滞と闘い、時には裏道を通って目的地を目指す。裏道を通った際に、広場で子どもたちが球技をやっているのが目に入った。
「あ、野球やってる!」
思わず叫んだ私に、皆から即突込みが入る。
「いや、あれはクリケットですよ」
そうか、あれがクリケットなのか。生でも映像でも見たことがなかったのでてっきり野球なのかと思ってしまった。この時の私は、インドやネパールでクリケットが盛んなことすら知らなかったのである。

パンクで余計な時間を使ってしまったこともあって、目指していたタメル地区に到着する頃にはすっかり夕方になってしまっていた。

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