バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第4部 ネパール

バクタプル ~もう一つのダルバール広場

2007年7月26日

午前中、日本大使館でレターを受け取り、その足でカトマンズのパキスタン大使館に向かう。場所が分かりにくく少し迷ったが、地元の人に教えてもらって着くことができた。
ビザオフィスの女性職員は、昨日の日本大使館での言葉とは裏腹に、とても聞き取りやすい英語を話し、私のブロークン・イングリッシュも何とか通じてくれた。ただ、パスポートのコピーや一回りサイズの小さな顔写真(トリミングをしただけでは駄目)といった事前には知らなかった必要物がその時になって判明し、それを用意するために奔走させられる羽目になった。

手続きが済んで暫くした後、バグ・バザールのバスターミナルからバスに乗り、カトマンズから東へ10km強の場所にあるバクタプルを訪れる。
カトマンズ盆地では15―18世紀にかけて三王国鼎立の時代があり、それぞれカトマンズ、パタン、バクタプルに都が置かれ、ネワール文化が栄えた。即ち、バクタプルはそれらの古都の一つであった街である。かつての王都だったので勿論旧王宮があり、その門前広場はカトマンズ同様、ダルバール広場と呼ばれている。
ここは世界遺産に登録されていて、外国人が入場する場合には750Rsの文化保護基金を払わなければならない。カトマンズのダルバール広場の入場料が200Rsだったことを考えると途方も無い高さである。しかし私は、裏道をウロウロしている間に、いつの間にか入場ゲートを通らずしてダルバール広場に到着してしまった(余り褒められた行為ではない)。

ダルバール広場
バクタプルのダルバール広場
トゥマディー広場
トゥマディー広場

ダルバール広場のほか、バクタプルにはトゥマディー広場、タチュパル広場などがあり、それらを中心に古式ゆかしい仏教寺院、ヒンドゥー教寺院、民家や商店などが立ち並んでいる。世界遺産に指定されているためか、エリア内には自動車がほとんど走っておらず、ダルバール広場ですら閑静とは言えなかったあのやかましいカトマンズと比べて極めて閑静だ。
路地
昔ながらの生活感が感じられる路地
一番印象に残ったのは、華やかな広場よりもむしろ、そこから離れた路地や裏通りだった。この街が王国の首都だった時代がそのまま残っているのではないかと思えるほど古めかしい家屋が立ち並び、地元の人々が往来している(生憎の雨模様で時折強く降りもしたこともあって、人通りはそれ程多くはなかったが)。また、街中の至る所に名も無い祠があり、人々の生活に宗教が根ざしていることを窺わせる。
この街は、映画『リトル・ブッダ』のロケ地として利用されたともいう。もしかしたらこの町並みは、ゴーダマ・シッダールタの頃から脈々と続いているのではないだろうか、などとも感じられてくる。
川に面した裏口に座り込んで何かを見ている清楚な少女たちや、タチュパル広場でボール遊びをしていたかと思ったら私が写真を撮っている姿を見て喜んで写りに来た男の子たちの無邪気さにも、素朴なものが感じられた。

少女たち
清楚な少女たち
男の子たち
元気な男の子たち

雨が強くなってきたところでカトマンズに引き上げる。ほんの僅かなバス乗車時間の間に、静けさから喧騒へと引き戻された。どちらも同じ時代に栄えた古都だというのに、えらい違いである。

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