バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第6部 北インド

バラナシ-4 ~インドの大動脈

2007年9月8日

まだ夜も明けきらないうちから歌声にたたき起こされた。宿の窓からアハリヤ・バーイ・ガートを覗き込むと、大勢のインド人が合唱している。ちょうどいい目覚ましと思うことにして、そのまま起きて外出した。 朝日に染まるガンガー
朝日に染まるガンガー

アハリヤ・バーイ・ガートに出てガンガー(ガンジス川)のほとりをぶらぶらと散歩する。先ほどまで合唱をしていた人々、沐浴をするヒンドゥー教徒、手漕ぎボートでガンガークルージングとしゃれこむ観光客など、朝早くから割と大勢の人々が活動している。
東の方に目を向けてみる。かなり高い位置になってはいるものの、ピンク色の朝日がガンガーの上にくっきりと見え、それを反射したガンガーが赤く染まっている。

世界各地の大河は「~の大動脈」とよく比されるが、それは一般的に、船を航行させることで人や物資の移動を活発に行うことができるという意味で使われる。
ガンガーも「インドの大動脈」であることは間違いない。しかし、それとは別の意味があるのではないだろうか。
昨日初めてガンガーを見た時から、何か不思議なものを感じていたが、それが何なのかおぼろげながら分かり始めてきた気がした。

――  生命

ガンガーはインドの大地に恵みを与えて人を生かし、そして人が死ぬとその遺灰はガンガーに返される  ――  そういう意味もあるが、私は更に深いことを考えていた。

インドの大地はそれ自体が生き物であり、ガンガーの水はインドの体内を流れる血液である

そう。ガンガーはインドという生命体に血液を循環させる、文字通りの「動脈」なのだ。
赤く染まったガンガーの水面を見ていると、そんなことを考えさせられる。

ダシャシュワメード・ガート
ダシャシュワメード・ガート
ダシャシュワメード・ガート
ダシャシュワメード・ガートで沐浴する人々

アハリヤ・バーイ・ガートのすぐ隣にあるダシャシュワメード・ガートに移動してみた。メイン・ガートとも呼ばれるガートの中のガートであり、沐浴する人もガートの上にたたずむ人々もアハリヤ・バーイ・ガートに比べはるかに多く、活気に満ちている。ただ、岸辺に係留されているボートの群れが邪魔で、ガンガーの景色という点ではアハリヤ・バーイ・ガートに軍配が上がる。

一旦宿に戻って洗濯などをした後、朝食がまだだったことに気づく。
何故か、体がカレーを欲しているような気がしたので、近くの軽食屋でインドの味覚・カレーを約半月ぶりに味わった。
ジャイプルで下痢を起こし、それが終わったら今度は胃痛と、暫く腹の調子が芳しくなく、症状が治まってもカレーのような刺激物は避けていた。それを体が欲しがったということは、腹は全快したと思っていいだろう。

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