バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第6部 北インド

バラナシ-8 ~火葬場ハリシュチャンドラ・ガート

バラナシ-8 ~火葬ガート(2)

2007年9月11日

昨夜病気で苦しんでいたヨージのことが気になり、朝起きてすぐにラジャさんのところに行って尋ねた。
「あの夫婦は?」
「ああ、あの2人ならチェックアウトしましたよ」
何とか移動できる状態にはなったようである。一安心した。

朝のガンガー
朝のガンガー
沐浴
沐浴する人々

バラナシ滞在5日目。次第に行動がパターン化されてくる。
朝は1個2ルピーのサモサ2個を買い、アハイリア・バイ・ガートに出て、ガンガー(ガンジス川)とそこで沐浴する人々を眺めながら2Rsチャイを飲む…。
早くもマンネリ化の兆候。何とかしてメリハリを付けないと  ――  ということで、この日はガンガー沿いに上流(南方向)へ行けるだけ歩いてみた。 ガート
ガート伝いに南(奥方向)へと進む

まだ水の中に入らないと進めない場所もあるので、そこは通りに戻って歩きつつ、ガートを南へ南へと巡って行くが、プラブー・ガートを過ぎてガンガーの水に阻まれたところで、暑さで少々体が参り始めてきたこともあり、そこでこの日の南下は中止する。

ただ漫然と歩いていた訳ではない。先日マニカルニカー・ガートでうざったい邪魔が入ったお陰で少ししか見ることのできなかった火葬の様子を、ハリシュチャンドラ・ガートでじっくり見ようというテーマも、今回は持っていた。(他人の葬儀の様子を観察するというのも余りいい趣味ではないが)

このガートでは絶えず誰かが荼毘に付されているが、この時も新しい遺体がガンガーの川原に置かれていた。その横に薪が次々と運ばれて組まれていく。
布でくるまれた遺体がハシゴ状の担架から降ろされ、その上に安置されると、更にその上に薪が組まれ、火薬だろうか、何か粉も撒かれる。
そして、火種の干草が組まれた薪の下に入れられ、見る見るうちに白い煙が立ち込めていく。煙がある程度収まったかと思うと、今度は真っ赤な火が噴き出す。ただでさえ暑い天気なのに、この炎でガートは異様なほどの暑さに包まれる。
火が燃えている間も、先ほどの粉が撒かれ、その度に炎は勢いを戻し、薪はまず黒くこげ、そして白くなっていく。
炎が遺体と薪を燃やし尽くすと、その残骸がまとめられて山となる。その先は見ていないが、後でガンガーに流されるのだろう。

先日、ガンガーで荼毘に付された人の魂は天に帰るのか、ガンガーに帰るのか、という疑問を抱き、昨日はナナにその疑問をぶつけてもみた。
天に立ち上る煙を見ていると、やはり天なのか ―― と最初は思っていたが、それはブディストの思い込みというもの。煙は確かに上に上がってはいるが、その下にあるのは他ならぬガンガーなであり、遺灰がまかれるのもやはりガンガーなのだ。
煙はガンガーの上へ、遺骨はガンガーの中へ ―― そう考えると、やはりガンガーに召されるという発想が妥当なのだ、と確信するようになった。

その後は宿でゆっくり休んだり、インターネットをしたり、プージャーを見に行ったり ―― と、結局マンネリの行動に戻ってしまった。

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