バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第6部 北インド

コルカタ-3 ~カーリー・ガートとビルラー寺院

2007年9月18日

マザー・ハウスの下見後、コルカタ市域南側にある名所を訪れる。

最初に訪れたカーリー寺院はカーリー女神を祀ったヒンドゥー寺院である。寺院に至る参道には露店が並び、大勢の人々が行き交っている。寺院入り口前の小道となると、人がひしめき合っていて身動きをとることも難しい程だ。

カーリー寺院
カーリー寺院
寺院入り口前
寺院入り口前の人がひしめき合う小道

寺院の中では、羊を殺して生け贄として捧げる儀式が行われるという。しかし、靴や荷物を預ける場所の管理状況に不安を感じたことと、その儀式にシンパシーを覚えなかったことから、入場するのは回避した。
(後で聞いた話だが、この寺院の内部では参詣客、特に外国人客をカモにしようと虎視眈々に狙っている輩が多く、例えば花輪を勝手に首にかけては法外な料金を請求してくるという。入らないでよかった) ビルラー寺院
ビルラー寺院

次に、1時間ほど歩いてビルラー寺院へ向かう。
なかなか立派な外観のヒンドゥー寺院である。しかし、わざわざ長い時間をかけて歩いて来たにもかかわらず、私はここでも中には入らず、門番にチップを支払って記念写真を撮るだけに終わらせていた。
実は私は、バラナシの濃厚なエネルギーを楽しむなどしていた割には、どうもヒンドゥー教そのものは好きになれずにいたのだ。バックグラウンドにあるカースト、漫画的に過度にデフォルメされた絵画、ブッダをヴィシュヌ神の化身の一つと見なす仏教徒にとっては冒涜とも思える考え方、等々…。
ヒンドゥーの寺院は建築物の外観だけ見れば十分、内部の宗教的な像や装飾はどうも ―― という意識が、私の中で出来てしまったようなのだ。

ホテル・マリアに戻ってインターネットをやっていると、2つ隣の席に見覚えのある顔がいる。2日前の夜、ガヤの駅で別れたきりになっていたミワだった。
彼女がここコルカタに来た一番の目的は、私が先ほど場所の確認してきたマザー・ハウス。早速翌日から活動を始めるとのことで、気合が違う。私も申し込みの様子などを教えてもらった。

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