バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第7部 マレー半島、タイ

スコータイ-1 ~遺跡公園城内

2007年10月9日

昨日は到着が遅くお預けとなっていたスコータイの遺跡に朝から向かう。
ゲストハウス近くから出ているソンテウ(荷台を座席にした乗り合いトラック)の運転手に"Old Sukhothai?"と尋ねると"Yes!"との答が返ってくるので乗り込んだ。
ソンテウには地元の大学生も乗り込んでくる。通学の足にもなっているようだ。
(タイの大学には制服があるのだが、特に女子は体に密着した白のブラウスに黒のタイトスカートといったいでたちがよく見られ、男心をくすぐってくれる)

ソンテウに乗って約30分、スコータイ遺跡公園に到着した(運賃20B)。

スコータイ遺跡公園は、かつての城壁内部を中心に、遺跡保護のためにまとめられた公園である。公園全体を見ていると、緑のまばゆい芝生に堀のような水路、きれいに植えられた椰子の木々など、ともすれば公園としてきれいにまとめられすぎている感じもする。 しかし、一つ一つの遺跡を目の前にすると、やはりそこにはスコータイ王朝時代の歴史の証人が当時の姿をとどめている。

公園入り口前のレンタサイクル屋のおばちゃんに「自転車使うかい?」と声をかけられた。この公園は結構広いので、自転車を使った方がいいだろう。そこで自転車を借り、無料の地図を頂いて公園に入る。
ワット・マハタート
ワット・マハタート

まず訪れたのが、城壁内の王室寺院ワット・マハタート。ここはこの日訪れた遺跡の中でも、特に印象深いものだった。
敷地の広さがまず群を抜いており、白い大仏を左右そして正面に従えるように建つ本堂、角錐・円錐・角柱・円柱とさまざまな形で林立する209もの仏塔や柱と非常に均整の取れた配置がなされている。破損している箇所もあるものの、全体的に見て保存状態は悪くない。
まさし“生きた証人”だ。博物館で展示物を見る以上に、当時の王朝の繁栄ぶりと格調の高い仏教文化の様子を能弁に語っている。

スコータイ様式の遺跡のほか、さまざまな地域、さまざまな時代の様式がここでは見られる。

ワット・シー・サワイ
クメール様式のワット・シー・サワイ
ワット・サ・シー
スリランカ様式のワット・サ・シー

ワット・シー・サワイはクメール(スコータイ王朝の前にこの地を支配していたカンボジアの王朝)様式の建築物である。仏教寺院の遺構として残っているが、元々はヒンドゥー寺院だったのはその姿を見れば一目で分かる。
また、水辺の仏塔と仏像が美しい、池の中の島にたたずむワット・サ・シーは釣鐘型をしたスリランカ様式の仏塔である。
ラームカムヘン大王像
ラームカムヘン大王像

その他、城壁内のワット・トラパン・グーンワット・チャナ・ソンクラムなどの建築物・仏像を訪れた後、それらの遺跡とは明らかに時代の違う、新しく造られたものが目に付いた。
スコータイ王朝最盛期を築いたラームカムヘン大王像である。仏像ではないのだが、お参りするタイ人も少なくない。

城壁内だけでも様々な建築物・仏像が見られるが、城壁の外にもいろいろあるという。私は一旦城壁外に出て、北の方を散策することにした。

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