バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第9部 雲南南部

元陽-1 ~棚田の光景

2007年11月26日

旅の流れを切ってしまう全く無意味な大連行きを済ませ、25日に大連から雲南の昆明に飛び、そのまま元陽へのバスに乗る。

翌日午前6時、目が覚めるとバスは既に元陽のバスターミナルに停車していた。北京時間なのでまだ辺りは暗い。空が明るくなり始めるのを待って、元陽新街へと移動する。
バスターミナルから新街の梯田広場までは高低差約100mの上り坂。バックパックを背負っている身にはちょっときつかったが、目的地までそう時間はかからなかった。

元陽は、棚田で有名な街である。私が泊まった陳家旅社からも棚田が見えるのだが、午前中は霞がかかってよく見えず、景色がクリアになるのを待つ。
午後、まだ少し霞がかかっているものの、太陽も見えてきて景色が良くなってきた。郊外にある壩達棚田を目指すことにする。
その前に、インターネットをしたところ、先日景洪で私を見送ってくれたジュン、タツヤ、ダイスケの3人がちょうど元陽に来ているというので、待ち合わせの時間と場所を指定したメッセージを送っておく。
壩達棚田へは乗り合いワゴンで向かう。私は最後列に座ったが、その後ろが何か騒がしい。荷物を載せる狭いスペースで何かがうごめいている。
「ブヒブヒ、ブヒーッ!」
――  豚だ…。

ワゴンの運転手に教えられた入り口から細い道を歩いていくと、左手に階段が見えてきた。そこから高台に上ると、谷間が眼下に広がるポイントに出る。
壩達棚田
壩達棚田
目の前は、向こう側の山まで、一面の棚田である。多い所だと、下から上までざっと100段はありそうだ。
中国の棚田は、以前広西の龍勝でも見たことがあるのだが、広々とした感覚はこちらの方が上である。これだけのものができるのに、一体何十年、いや何百年の月日を要したのだろう。
まだ若干残っている霞と逆光とで少しばかり暗く見えるが、スケールの大きさは十分に伝わってくる。逆に、その太陽の方向が、水をたたえた田に陽光が反射して見えるという効果を生み出してくれているくらいだ。
大自然と人の営み、殊に人間が生きるのに欠かせない農業という人の営みとの調和 ―― これがこの風景が私の心を掴んで離さない一番の理由だったに違いない。

帰り道は暫く歩いてみた。来る途中にも、棚田の景色がよさそうなポイントを見かけたからだ。果たして、壩達ほどの広大さこそ無いものの、見ている者の心を和ませる棚田の景色が見えるポイントが幾つもあった。
気が付けば、西の空に夕陽が赤く輝いている。棚田の景色にも満足したところで、輪タクを拾って街に戻った。

棚田
帰り道に見えた棚田の風景(1)
棚田
帰り道に見えた棚田の風景(2)

出かける前にメッセージで指定した時間に指定の場所へ赴いたところ、ジュン、タツヤ、ダイスケの3人がいた。またしても再会が実現。これで何回目の再会になるだろう…。

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