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        海外の旅行記とチベットのこと  by カズ@憧れの大地 

世界への旅(旅行記)

アジア周遊エピローグ~帰国

上海-1 ~帰国へ向けて

2007年12月13日

中国出国予定日までは、まだ数日の間がある。しかし、ベトナムを離れた時点で気分は既に帰国モードになっていた。

午前中、国際フェリーターミナル近くの金岸大厦内にある上海フェリー株式会社のオフィスに出向き、18日発大阪行きのフェリー・蘇州号の2等Bのチケット(1300元)を購入する。
国際フェリーターミナル
国際フェリーターミナル
今回の旅で中華人民共和国が徹底的に嫌になり、既に"決別"を決意していた私だったが、中国を旅行してきたバックパッカーとして、一つだけ心残りがあった。それは、中国旅行をするバックパッカーにとって定番であると言っていい日本-上海間のフェリーにまだ乗っていなかったことである。
恐らくもう中国に来ることのない私にとって、今回がそれを実現する最後のチャンスだった。だからこそ、ハノイから日本に直行せずに既に嫌になった中国へわざわざ再入国したのである。

その後、帰国後のスタイルを考慮して、南京路の店でジーンズを買い、ネパール以来愛用してきたバックパッカー向けアウトドアパンツから履き替えた。安い日本料理の店を見つけて、18元のカツ丼を昼食にしてしまった。

旅の終わりを急ぐ気持ちは決して無く、旅を終わらせる決定的な理由も何も無い。しかし、なぜか気持ちは既に、日本に向いていた。
一応、心の中で旅の期限を年内まで、と設定してはいたが、それとて決してきっちりと守らなければならないものでもなかった。しかし、香港から始まって中国、チベット、ネパール、インド・パキスタン、東南アジアと、ちょうどアジアをぐるりと回るという当初の目標をこれで達成できた訳であるから、このへんがちょうどいい潮時なのかもしれない。

宿に戻り、その日の宿代を払おうとフロントに出向くと、見覚えのある東洋人男性の顔がある。私は英語で彼に話しかけた。
「すみません。先月ベトナムにいませんでしたか?」
「いましたよ」
「サパで、あなたを見かけました」
すると、一緒にいた白人男性が、
「そうそう、トレッキングの時にね」
と、私のことを覚えていたようである。その後、
「Where are you from?」
と尋ねたところ
「I'm from Japan
との返事が・・・
日本人同士が、お互いを同朋と思わずに英語で言葉を交わしていたのだった。しかも、何と一緒にいた白人男性(フランス人)も日本で働いていて日本語が話せるときた。そこからは思い切り日本語会話となった。

2007年12月14日

豫園界隈
豫園界隈
既に4回目になる上海。今更どこかを頑張って巡るということもせず、お気に入りの外灘豫園界隈をぶらつく程度だった。

昨日知り合った日本人サトシとフランス人ピエールと話をする中、
「18日にフェリーで帰国するんですよ」
ということを話すと、ちょうどその時日本に渡ろうとしていた2人も
「面白そうだな」
と、急遽蘇州号で日本入りすることを決定。私がチケット売り場の場所を教えるとそのまま直行した。
帰国の段階でまたも道連れができた。私の中で既に膨れ上がっていた帰国モードに益々、拍車がかかる。

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