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世界への旅(旅行記)

アジア周遊エピローグ~帰国

上海-2 ~中国最後の夜

2007年12月17日

事実上の上海最終日は、生憎の小雨。外出できないほどではないのだが、既に何度も歩き回っている上海。無理をして出歩くことはせず、日中は宿でダラダラと過ごす。

夜の外灘
夜の外灘
夜の浦東地区
夜の浦東地区
この日の夕食が最後の晩餐ということになるのだが、一人でひとまず食べたのが魚香肉絲。好きな料理ではあるのだが、これが最後の晩餐というのは余りに侘しすぎる。
そこへ、帰りの船便が一緒になるサトシとピエールが蘇州・杭州巡りから戻ってきて、これから北京ダックを食べに行くという。
[北京ダック ―― これだ!]
既に夕食は済んでいたが、最後の晩餐としてこれ以上に相応しいものはない。彼らに便乗して北京ダックを食べに行った。

食事以外には、和平飯店のジャズバーでジャズを聴きながら一杯やるというのが、私の思い描いていた最後の上海の過ごし方だった。しかし、食後に和平飯店に行ってみると、ジャズバーはおろか、ホテルのありとあらゆる出入り口が封鎖されていて、よく見ると窓の明かり一つ点いていない。残念ながら、ジャズバーは諦めざるを得なかった。

そのまま宿に向かって夜の外灘沿いを歩く。
外灘にいると15分おきに上海海関の時計台が鐘を打つ音が聞こえてくる。15分おきというのは多すぎるような気もするが、この鐘の音が外灘の町並みによく合っていて、これを聴いていると、殊に夜となると、租界時代に戻ったかのような幻想的な感覚にとらわれてしまう。私の最後の上海ナイト ―― いや、最後の中国ナイトをこの鐘の音が彩ってくれた形となった。

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