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        海外の旅行記とチベットのこと  by カズ@憧れの大地 
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世界への旅(旅行記)

アジア周遊エピローグ~帰国

京都、東京 ~旅の終わり?

2007年12月21-23日

21日は久々の日本、久々の京都でゆっくりと過ごし、22日、チベット-ネパール越えで一緒になった4人のうち既に帰国していた滋賀県在住のサトコと京都で再会した。体調を崩して旅を途中で切り上げたということだったが、この時には既にすっかり元気になっていた。
生憎の雨で2人で本格的な京都の街巡りとはいかなかったが、南禅寺で湯豆腐という冬の日本らしい食事をしながら、カトマンズで別れた後の旅のエピソードや旅先の病気、旅終了後のことなど、いろいろ話をすることができた。
今度は全員が帰国した時に、全員で集まりたいものだ。

<後日談>
その中の2人ヨージ・ナナ夫妻は地球ををぐるりと一周回り、2009年9月17日ようやく帰国

京都から東京に戻る前に熱海にでも、と思っていたのだが、天気が悪くて富士山が見えないだろうし、日本は3連休で熱海の宿はネットで検索しても空き部屋が無さそうなのだ。熱海は諦め、そのまま東京に戻ることにした。

23日、案の定雲がかかってほとんど見えない富士山を横目に、高速バスで京都から東京へ。 19時すぎ、実家に到着し、バックパックをおろす。7か月半に及んだアジア周遊の旅も、これで名実共に終了した・・・

―― はずだった

しかし、先のページでも書いたように、大阪港に下り立った直後から、何か違和感を感じていた。
「帰国した」或いは「旅が終わった」という実感が全く無いのである。
周りからは母国語が絶え間なく聞こえ、大阪、京都、そして東京と勝手知ったる街を歩いているのにも関わらず、である。

いつもの"帰国"とは違い、何か、今回の旅で何度も繰り返してきた国境越えと同じように、中国から日本へと国を移しただけ、という感覚なのだ。

旅は本当に終わったのか?

単に旅の途中で日本という国、東京という街に立ち寄り、そこでの滞在期間が何年、何か月になるか分からない、というだけなのではないか?

今回の旅で、私はガンジャ、ハッパなどといったものにいつ手が届いてもおかしくないような国を幾つも回りつつ、それらには一切目もくれずに旅を進めることができた。
しかし、一番やっかいなドラッグに冒されてしまったようである ―― 世界を旅するということそのものに。

「人生は旅そのもの」 ―― よく言われる常套句である。
しかし今回、初めてその意味が分かったような気がする。
初めて海外に出た1991年から、いや、生まれた街・富山県高岡市から同県富山市に移った幼少の時から、いやいや、生まれた時から既に、私の旅は始まっていて、今もそれがずっと続いているのかもしれない。

暫くはこの街で、雌伏の時が続くだろう。それが終わった時、次はどこに向かっているだろうか。
中国の呪縛から解き放たれた今、目指すは"世界"だ。行きたい場所、感じたい場所は幾らでもある。どこに行こうかとあれこれ考える時期ともなるだろう。

次の旅、いや、旅の続きへの助走は、既に始まっている。

未完

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