バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ギリシャ、カタール、香港

カランバカ ~メテオラの麓

カランバカからもアギア・トリナダ修道院が見える
カランバカの街からも
アギア・トリナダ 修道院が
見える(右側の岩の上)
アギア・トリナダ修道院で補給した水分も、トレッキングコースを下っているうちに枯渇寸前になっていた。カランバカの街に出るや否や、まず最寄りのゲストハウスに飛び込んでドリンクを売っていないか尋ねてみたが、ここでは買うことができなかった。しかし、少し坂道を下って行った所にようやく売店を見つけ、炭酸入りのスポーツドリンクを1本買い求めた。
水分が、糖分が、ミネラルが体にしみ渡り、炭酸がのどに爽快な刺激を与えてくれる。500mlのペットボトルはものの10分で空になってしまった。別の売店で同じものを更に1本買い求める。

山を登る前にも気が付いてはいたが、カランバカの東側から北の奇岩を眺めてみると、遥か上に先程までいたアギア・トリナダ修道院の姿を確認することができる。山の上で見た時でさえ既に「何て高い場所にあるんだ!」と思わせられたが、麓の街から見るとその感慨もひとしおだ。

宿に戻り、ベッドでごろ寝をしながら休んでいると ―― 太腿につりそうな痛みが走った。久々の山歩きで知らず知らずのうちに疲れが蓄積されていたようである。そろそろ夕食時だというのに、暫くは部屋を出ることもできない有様だった。

夜の8時半を過ぎたあたりで、ようやく痛みが和らいでくれた。とはいえ油断は禁物。夕食は近くの広場で営業していたオープンカフェで済ませる。
「○○オイシイヨ!」「××オイシイヨ!」
店の主人が片言の日本語でお薦めメニューを教えてくれる。その中に丁度食べたいと思っていた料理があったのでそれを注文した。
出てきた料理はパスティチオ。先日アテネで頂いたムサカに似ているが、具にマカロニが使われているのが特徴。パイ生地とマカロニとホワイトクリームのアンサンブルが絶妙な一品。ワイングラスを片手に、夜闇に浮かび上がる奇岩を眺めながら舌鼓を打つ。

パスティチオ
この日のディナーはパスティチオ
夜闇に浮かび上がる奇岩
夜闇に浮かび上がる奇岩

宿に戻ると、到着したばかりの日本人女性バックパッカーがいた。この時は一緒になったエレベーターの中で二言三言会話をするにとどまったが、翌日のメテオラ巡りは彼女と行動を共にすることになる。

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