バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

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メテオラ・4 ~アギオス・ニコラオス修道院、ルサヌー修道院

次に目指すはアギオス・ニコラオス修道院だったが、普通に幹線道路を歩くとかなりの遠回りになってしまう。そこで、私とチエコはインフォメーションセンターでもらってきた地図に載っていた近道を行くことにした。
アギオス・ニコラオス修道院
アギオス・ニコラオス修道院
この近道、昨日歩いたトレッキングコースよりも更に歩きにくかった。下りだったからまだ良かったが、登りのルートになると後半、壁のような急勾配が行く手に立ちふさがることになる。途中すれ違った登りの人々には心の底から同情した。
前半の険しい下りを過ぎると目標の幹線道路が見えてくるようになり、道もなだらかで歩きやすくなった。程なくして幹線道路に到着。少し右へと歩いたところでアギオス・ニコラオス修道院に到着した。
この修道院も、昨日訪れたアギア・トリナダ修道院に負けず劣らず、上るのにエネルギーを費やされる。内部を彩る16世紀のフレスコ画が素晴らしく、周りに見える千変万化の奇岩の景色も見事だったが、それよりも急な階段ばかりが印象に残ってしまった。

ここでの参観を終えたところで、この日最大の懸念事項が現実味を帯びてきた。どこからともなく雷鳴が聞こえてくる。そしてついに、雨が降り出した。暫く待っているうちに出発できる位には収まってくれたが、再び幹線道路を歩き始めた後も雨は時折私たちを悩ませる。

ルサヌー修道院に向かって歩いているうちに、雨は強さを増してきた。それだけでも気分が萎えてくるが、更に目の前の道が曲がりくねっていて傾斜も急である。
ルサヌー修道院
ルサヌー修道院
2人とも少しネガティブになり始めていた丁度その時だった。後ろから私たちを追い越して行った乗用車が、クラクションを鳴らしながらスッと停車した。
「あ~~~~~~~~!!」
車の中にいた人を見て、チエコが叫んだ。どうやら顔見知りらしい。話を聞くと、前日お世話になったフランス人の夫妻だという。
チエコが夫妻に現在の状況を説明すると、
「上まで車にお乗りなさいよ」
ということになった。
渡りに舟とはこのことである。ルサヌー修道院は既に写真撮影も完了したことなので、この際スキップしても構わないだろう ―― ということで、一も二もなくご厚意に甘えることにした。

ご夫妻は私たちを、先程訪れたヴァルラーム修道院まで送ってくれた。ちょっと行き過ぎだが、ここからなら上り坂も無く、比較的楽に次のアギオス・ステファノス修道院方面へ歩くことができる。私たちは夫妻にお礼を言いながら車を下りた。
その時 ―― この日2つ目の"壊れ系"トラブルが発生した。下車する際にデジタル一眼レフカメラを地面に落とし、液晶を壊してしまったのである。幸い、撮影機能に影響は無かったが、プレビューなどが利用できなくなり、以降今回の旅が終わるまで、久々にフィルムカメラの感覚での撮影を余儀なくされる。
それにしても、先程リュックが壊れたのもこの場所だった。何かの呪いでもあるのだろうか?

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