バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ラダック、北インド(2011年)

いざ ラダックへ

2011年9月11日

朝5時半前に自然と目が覚めたので、そのまま準備して空港へ向かうことにする。
空港へ向かう地下鉄の始発の時間が分からない。それに、まだ疲れが体に残っている。重いバックパックを背負って駅まで行って無駄足だったらまた疲れが増幅されそうに感じられたので、素直に宿の張り紙にあった空港タクシーを利用することにした。
ちなみにそのタクシー料金は、プリペイド(前払い)で250ルピー。昨夜空港で利用した350ルピーのプリペイドタクシーより100ルピーも安い。

――やはり、デリー空港のぼったくりスピリットは生きていた。

昨日のこともあってゆとりを持って出かけたところ、チェックインの時間開始の10分前に到着。ゆとりを持ってチェックインをし、ゆったりと食事をしてゆったりとパソコンを開いて――言うまでもないことだが、やはり時間に余裕があった方が心にも余裕ができる。

午前9時前、GoAir社のレー行きの便が離陸する。上昇していく機体の窓から下界を見ていると、タージ・マハルのようなモスク風の巨大な建造物が大きな川のほとりに見える――いやどう見てもタージなのだが、タージのあるアーグラーはデリーの南でレーはデリーの北である。まさかレー行きの便がアーグラーまで旋回したと言うのだろうか、それともタージとは別の何かだったのだろうか・・・

窓の下はすぐに緑深い山の景色へと変わっていった。と思うとやがて眼下には雪山が広がり、そして雪山の景色も間もなく終わり、眼下の山は土むき出しの褐色へと変わっていった。

間違いない――これが、ラダックの大地だ。

高ぶる気持ちが抑えきれなかった。

40分ほどの間でこうした目まぐるしい景色の変化が起きたかと思うと、9時30分すぎ、降下が始まった。機体が安定高度を保っていたのはコーヒー1杯を飲んでいる間だけだった(ちなみにこのGoAirの機内サービスで出たコーヒーはレギュラーコーヒーではなく、砂糖たっぷりのインスタントコーヒーだった。これが格安航空会社のサービスというものか)

降下は始まった。しかし、滑走路が全く見えてこない。実際のところは降下を始めた時には山陰の死角の先にあって見えなかったのだが、いくら旋廻をしても見えてこない。褐色の地面がどんどん近づいてくる。このまま褐色の地面に胴体着陸か?という冗談まで頭をよぎったが、着陸寸前になってようやくアスファルトで舗装された滑走路の端が窓の外に見え、そのまま無事着陸した。

タラップを降りてバスで到着口へ移動し、預けていたバックパックを受け取ってさあ、空港の外へ――とその前に、外国人はラダック入境手続きをしなければならない。とは言っても入境許可証を発行されるという訳ではなく、インドの入国審査で提出したような規定の用紙に必要事項とサインを記入して提出したらそれでOK、という簡単なものである。

これで空港から出ることができる訳だが、空港から街中へ向かうには迎えが来ているのでなければまたしてもプリペイドタクシーということになる。私は一人旅なので割高になってしまうが――そこは旅を繰り返して身に着いた図々しさを発揮する場面である。近くにいた外国人(オーストラリア人だった)2人組に「タクシーをシェアしませんか?」と申し出たところ、快く受け入れていただけた。街中まで1人だったら210ルピーかかったところを僅か70ルピーで行かせてもらった。

レーの中心街であるメイン・バザールに到着したところで私はタクシーを下りた。運転手に教えられた方向に歩くと、確かに目指すゲストハウスへの道標があった。現地の人にも尋ねながら、無事Old Ladakh Guesthouseに到着した。
ゲストハウスでは優しさのオーラが全身から発せられているおかみさんに迎えられ、一番安い250ルピーの部屋に案内してもらった。同じ250ルピーでも、昨夜デリーで泊まった宿よりも広々としていて小ざっぱりとしている。それに、窓の外にレー王宮が見えるという景色のよさも私の心を惹き付けた。

決まりだ。

私のラダック巡りは、ここを拠点にいざ始まりだ。

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