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世界への旅(旅行記)

ラダック、北インド(2011年)

ラダック・フェスティバル(4)――のはずが・・・

2011年9月14日

ナムギャル・ツェモからゲストハウスに戻った後(左膝下を打った後)、中庭に日本人男性(学生)がいたので声をかけてみた。
「今日の夕方から、ここからちょっと離れた場所でラダック・フェスティバルの音楽コンサートがあるのですよ。よかったら一緒にどうですか?」
彼もこの話に興味を持ったらしく、タクシー利用で金がかかる(イベントそのものは無料)にもかかわらず即、同行が決まった。

夕方6時半。ゲストハウスを後にして街の南側にあるタクシースタンドに赴き、まずはイベント開催地のシンドゥ・ガートへの料金を尋ねてみる。レーでは行き先によって料金がしっかりと定められているらしく、料金表までしっかりと作られている。それによると――300ルピー。聞いた一瞬は少し高い気もしたが、シンドゥ・ガートよりも近い空港が210ルピーなので、まあその位なのだろう。

現地には7時10分ぐらいに到着した。
――ところが、コンサート会場らしきものはあるものの、開演時間が7時30分であるにもかかわらず、会場には灯りの一つも点っていない。どうも開催される気配が無い中、同じ目的と思われるタクシーが続々とやって来る。
現地で得られた情報によると・・・

音楽コンサートは前日に前倒しで行われたらしい。

――って、昨日のポロの試合と同じパターンじゃないか!!

ポロの時といい、この日の音楽コンサートといい、事前の周知が全く行き渡っていない。続々と現地に到着した車の列がその不手際を物語っている。

そうは言っても、実施されないのなら仕方が無い――と、私たちの車も含め、現地に到着した車は続々とレーへと引き揚げて行った。

往復で600ルピー無駄遣いしただけか――と思っていたところ、レーに到着したところで運転手に幾ら払えばいいか尋ねてみたところ・・・
「450ルピーでいいですよ。行ってはみたもののコンサートは無かったのですから」

いや、コンサートが無かったのはあなたのせいではないというのに・・・

ラダックのタクシー運転手の何と良心的なこと!
デリーやバラナシ等のタクシー・リキシャ運転手諸君、爪の垢を煎じて飲みたまえ!!

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