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世界への旅(旅行記)

ラダック、北インド(2011年)

パドゥム北部

2011年9月29日

起床がいつもより遅くなったものの、昨日疲れきった体の調子はだいぶ良くなっていた。
初めのうちは、今日は近場だけにしてできるだけ体を動かすのは控えようと思っていたのだが、結果から言うと、この日も精力的に動き回ることになる。

この日はまず、昨日よりは手前のパドゥム北部に出かけた。最初に、昨日もすぐそばを通りながら後回しにしたピピティン・ゴンパを訪れる。小高い丘の上、本堂の背後にチョルテン(仏塔)が建てられているその外観は、巻貝に入ったヤドカリのようで面白い。
ピピティン・ゴンパ

ご本尊は千眼千手十一面観音。黄色い布で覆われていて、顔がたくさんあるのは分かるが手が全く見えなかったのが少し残念。
千眼千手十一面観音

放牧されている家畜や農作業をする人々を横目に、畑を横切る形で次の場所へ向かう。

実はパドゥムには今でもパドゥム王家が続いている。かつては街の南にあるパドゥム・ゴンパそばに王宮があったのだが、今は街の北外れにあるポタンで暮らしている。
ポタン
その敷地には真新しいゴンパもあったが、周りは人を寄せ付けぬかのように囲いで覆われていて、とても中に入れそうになかった。
かつて権力を握っていた一族が今では外部から隔離されているようである。滅びてはいないものの、そこには「栄枯盛衰」の物悲しさが感じられた。

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