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世界への旅(旅行記)

ラダック、北インド(2011年)

ダラムサラ(10)~タンカを描く人-2

2011年10月10日

昨日購入を見送ったタンカ(仏画)・・・

買いました。

しかも2枚
1枚は500ルピー、もう1枚は800ルピーのところを700ルピーにしてもらって。
「1ルピー=10円という感覚」と考えてしまうと確かに高いが、日本円にして約2500円と考えると決してびっくりするほど高い買い物ではなかったのだ。

昨日と同じ露店で、最初に選んだのは、サキャムニ・ブッダを描いたもので、次に選んだのはカーラクチャ・曼荼羅を描いたもの。いずれも緻密な描画で、技術の高さと集中力と根気が必要なものだということが一目で分かる。
(写真でお見せしたいところだが、せっかく型崩れしないようにビニールパイプで厳重にパッケージしてもらったので今は開ける気にならない)

品定めの最中、絵師のミチュさん(女性、恐らく20代後半ぐらいのの奥様)は熱心に絵の解説をしてくれる。ビジュアル的に分かり易いものは理解できたが、仏教の深い話になってくると、日本語でも理解できるかどうか怪しいのに英語となると尚更、だった。

買い物が終わった後も、明るくておしゃべり好きなミチュさんとの会話が弾む。
彼女はネパール生まれの難民三世。夫婦そろってタンカ絵師で、この道18年と若いながらもかなりのキャリアを積んでいる。親戚がチベット本土のラサにいるらしいが、彼女自身はラサは勿論、チベットそのものを見たことがない。
「じゃ、以前行ったときに撮ったラサの写真を送りましょうか?」
そう言うと、彼女は嬉しそうに目を輝かせていた。

生まれたネパールのこと、絵の勉強のことなど色々話したが、最後の方になるとちょっと経済面での愚痴がこぼれてきた。

「露店を開くにしても、警察に場所代を払わなきゃならないの。警察キライ」
「お店(露店とは別の、6畳程度の小さな小屋)の家賃は月5800ルピーもするし、その他にも、電気代に、水道代に、牛乳代に、テレビの受信料に、子どもの教育費に、絵の勉強に必要なお金に――お金は必要なのに、ここ(ダラムサラ)にはビジネスが無いのよね」
「このショール、ネパール産なんだけど、ここで買うとネパールで買う値段の倍以上するの。だから、時々ネパールに行って買い物をするのよ」

チベット難民の生活は、思っていた以上に経済面のやりくりが大変なようだ。ほんのちょっと無理してでもタンカを買ってよかったな、と思った。

旦那さんが作業しているお店にお邪魔してチャイをごちそうになり、そろそろ街に戻ろうか、という時、ミチュさんが尋ねてきた。
「ダラムサラには、いつまで?」
「うーん、あと3日、4日、いや5日ぐらいはいるかな?」
「明日は来れます?」
「何とも言えないけど――時間があれば」
「じゃ、時間があったらまた来てください。またおしゃべりしましょ」

ダラムサラに、素敵な友達ができたようである。
ミチュさんの露店

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コメント(3)

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迷っているなら是非。

miyoshiさん
あ、やっぱり表装してもらった方がいいですか?
こっちでも別の日本人にどうするのか聞かれました。
明日にでも値段を問い合わせてみることにします。
やるとなると、またATMでキャッシングだな…

 買いましたねー。
 表装は無しですか。表装してもらった方がいいですよ。チベットイベントのときにも使えますし、供養もやりがいがあります。たぶん、特急で頼めば当日中にやってもらえると思います。追加でお金が多少かかりますが、日本に帰ってから額装にする方が高くつきます。日本で表装しようものなら、数万円はかかります。

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