バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ラダック、北インド(2011年)

ダラムサラ(13)~ダラムサラのゴンパ

2011年10月11日

ダラムサラの寺院は、中心寺院であるツクラカンも含め、ラダックで見てきたような伝統的なチベット建築ではなく、どちらかと言えば現代的な様式で色合いも黄色もしくは金色と白を基調としていて、少し違和感を抱いていた。しかし、ダラムサラにも赤・白・金色を基調とした伝統的な色彩の強いゴンパがあった。

一つは、チェチョリン・ゴンパ。マクロードガンジ西側の斜面にへばりつくように建っていて、広場から一番西側の細い道を下った先にある急な階段を下りてアクセスすることになる。
チェチョリン・ゴンパ
配布されていたパンフレットによると、元々はチベット本土のラサ南にあるディップという村にあったゴンパだが、中国共産党の大弾圧で破壊の憂き目に遭う。しかし、生き延びた僧侶の教えを受けた弟子が亡命に成功し、1984~1986年にかけてこの地に同名のゴンパを建てたという。
ゴンパの入り口には「僧侶の許可なき訪問を禁ず」などと書いたいかめしい看板が掲げられていたが、通りかかった僧侶がまず「どうぞご自由にお歩きください」とにこやかに言ってくれ、更に門前では管理者の?インド人が「どうぞお中へ。建物も、中も撮影してくださって結構です」とまで言ってくれた。看板とは裏腹に、結構オープンなゴンパだった。
内部はラダックで見てきたゴンパと違わぬ雰囲気で、薄暗い中に幾つもの像やダライ・ラマ14世のお写真が安置され、僧侶たちが読経に勤しんでいた。
チェチョリン・ゴンパ内部
許可を頂いたので心置きなく撮影

もう一つは、パグスの滝に向かう道の最初の左カーブの丘の上のにあるジルノン・カギェリン・ゴンパ(Zilnon Kagyeling Nyingmapa Gompa)だ。
ジルノン・カビェリン・ゴンパ
こちらは資料不足で詳しいことが分からないのだが、どうやらニンマ派のゴンパらしい。

いずれも新しいゴンパではあるが、ダラムサラで伝統的な様式のゴンパを見たい方は、これらを訪れてみてはいかが?

にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ   Alphapolice Webコンテンツ

コメント(2)

| コメントする

電気猫様

ジルノン・カギェリン・ゴンパ(最初ブログ書いた時に『カビェリン』と書き間違えていました^^;)は参詣者よりもカフェ目当てで来る人の方が多いかもしれないです(笑)。でも「お祈りさせて下さい」と言えばちゃんと中に案内してくれます。

> バグースの滝の下流で洗濯してた坊さん達は、ここの坊さんかもしれませんね。

かもしれない…(笑)

チェチョリンはコルラついでに行きましたが、ジルノン・カビェリン・ゴンパは行けずじまい。
バグースの滝の下流で洗濯してた坊さん達は、ここの坊さんかもしれませんね。
来年は、是非とも行ってみたいです。

コメントする


<新着記事>

Google

WWWを検索a-daichi.comを検索
お勧めメディア(Amazon)
裸形のチベット