バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ネパール(2012年)

ボダナート ~ネパール最大のストゥーパ、再び

カトマンズから北に外れたブダニールカンタから、今度はカトマンズ北東へ。あっちへこっちへと、ちょっと気ぜわしい。
次に行く場所は予め知らされているが、その場所に近づくにつれ、テンションが高まっていく。そして、見覚えのある界隈にワゴン車が入り、左手に見覚えのある路地が見えた時、
ネパール最大のストゥーパ・ボダナート
ネパール最大のストゥーパ・ボダナート
ボダナートで五体投地をする僧侶
台座の上で五体投地をする僧侶
「あ、ここの奥だ!」
と、テンションはピークに近くなっていた。
路地の奥にあったのは、ボダナート前回のネパール訪問ですっかりお気に入りの場所になった、高さ36m、ドームの直径27m、台座の直径100mにもなるネパール最大の、且つ世界でも最大級のストゥーパである。 白いドームの上にブッダ・アイが描かれた金色の三角帽子を載せているという外観は先程見たスワヤンブナートとよく似ているが、丘の上の限られたスペースに建てられたあちらと比べると、こちらは規模が違う。
この場所が前回の訪問以来私の心を掴んで離さないのは、見応え満点なストゥーパそのものの存在だけが理由ではない。その周りに幾つも並ぶチベット仏教寺院、そしてその周りを、マニ車を回し、マントラを唱えながらコルラしたり五体投地をしたりする信仰心深いチベット人の姿――祖国を蹂躙されて逃れて来たチベット難民がこの一帯に多く住んでいることもあって、ストゥーパの様式こそチベット本土のものとは違っているものの、さながら“リトル・チベット”とでも言うべき様相を呈していることが、その大きな理由だ。

そろそろランチタイムということで、巡礼路に面した屋上レストランで昼食をとる。地上から見ていると大きすぎて全貌が見えないストゥーパも、屋上に上がるとその全貌が結構見えてくる。
台座は3段構造になっていて、上から見ると正方形の四隅をギザギザに切り落としたような形になっている。そのちょうど中央に、タルチョ(5色の祈祷旗)を四方に張り巡らせているストゥーパ本体が座している。台座だけでも建物3階ぐらいの高さがあるので、周りにある4階建て、5階建ての建物ですらストゥーパの半分の高さも無い。考えてみれば、高さ36mというのは大体12階建ての建物の高さに相当するのだ。そう考えると、とてつもなく大きなストゥーパである。

屋上レストランから望むボダナートのストゥーパ
屋上レストランから望むボダナートのストゥーパ

屋上レストランでは、私たちがテーブル3つに分かれて食事をしていたほか、チベット人とおぼしき2人の男性がお茶をしていた。屋上からボダナートの景色を楽しんでいた私がふと私たちのテーブルの1つの方に視線を戻すと、チベット人男性の1人が仲間と話している。どうやら日本語が分かるらしい。
「チベットの方ですか? 日本語お上手ですね」
私が声をかけると、彼も日本語を返してきた。 「はい。私は日本にいたことがあります――私、あなたを見たことがありますよ
   ・
   ・
   ・
は?
いや、話がよく分からないのだが…
「日本にチベット人の知り合いいませんか?」
「えーと、ツェリンとか…」
「ああ、Students for a Free Tibet日本の代表のツェリンですよね。そう! 私、日本でチベット支援の集まりの時に、あなたを見かけたのですよ」
――そういうことか。確かに、私は2008年以降、チベット支援の集まりに何度も顔を出している。そうした場にはチベット人が来ることも勿論ある訳だが、そんな集まりのどこかで、私は彼と同席していたらしい。
それにしても、まさか海外で「世間は狭い」と思うことになろうとは…

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