バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アメリカ、メキシコ、キューバ

ハバナ-5 ~オビスポ通りと路地裏

2016年10月22日

ヘミングウェイゆかりのコヒマルからクラシックタクシーでハバナの旧市街へ戻る。

タクシーの溜まり場のすぐ近くから、旧市街で一番賑やかなオビスポ通りが延びている。昨日に続いてこの日も、あてもなくぶらりとこの界隈を歩く。 オビスポ通り
オビスポ通り

ここにも、ヘミングウェイゆかりの場所があった。ピンクの壁が一際目立つホテル アンボス・ムンドスは、彼がキューバに自宅を構えるまでの7年間定宿にしていたという老舗ホテルだ。 ホテル アンボス・ムンドス
左側の建物がホテル アンボス・ムンドス

人の熱気、両側の建物の隙間から覗く青空、ラテンの音楽と踊り、モヒート ―― この細いながらも華やかな繁華街にはまさに「キューバ」が凝縮されているように思えた。昔からこういう風だったのだろうな、と思わせられる光景もあれば、wifiスポットで道端に腰を下ろしてスマートフォンの画面を見つめる人々という現代ならではの光景もあり、新旧織り交ざったところが面白い。

オビスポ通りから少し外れて、革命博物館方面へ向かって旧市街の路地裏を歩いてみた。
先程の繁華街と比べればさすがにひっそりとしていて人通りも少ない。しかし、貧困とか犯罪とかいうネガティブなイメージは感じられなかった。
中米というと犯罪とか銃とかいうイメージがとかく付いて回りがちだが、キューバはそんな中でもかなり治安がいい国だと聞く。この路地裏の風景を見ていると、さもありなん、と思えた。ここにひょっこり出てきそうなのは、銃を片手にした恐ろしいギャングよりも、ギターを片手にした陽気な流しのミュージシャンの方である気がした。 ハバナの路地裏
オビスポ通り近くの路地裏
ハバナの路地裏
オビスポ通り近くの路地裏

路地裏を出て革命博物館に行き着き、更にプンタ要塞に出る。ここは昨日、私が旧市街巡りを始めたスタート地点だ。

[行くか…]

ちょうどそろそろタイムリミットだ。スタート地点に戻った節目でキューバ巡りを終えることにした。
昨日入国したばかりだが、実はキューバは1泊2日だけの予定だったのだ。余りに弾丸だが、全旅行期間が2週間とそんなに無いため、取りあえず来てどうしても見たい所だけ見て舞い戻るというプランになってしまった。

キューバの海
さらばキューバの海
キューバの海との別れを惜しむように、道行くクラシックカーを眺めながら海辺の道を歩いて宿に戻る。

宿で荷物を受け取り、表通りで流しのクラシックタクシーを拾って、ハバナ空港へと向かう。

途中、昨日いの一番で訪れた革命広場を通過。チェ・ゲバラとカミーロ・シエンフエーゴスの似顔絵に見送られる格好で先を急ぐ。

空港に到着して、出国手続き。
飲料水が尽きていたのでロビーで飲み物を買おうとしたが、たった一つしかない売店は長蛇の列の上、回転が悪く大渋滞。並んでいるうちに搭乗の時間が来てしまい、私は諦めて列を外れて飛行機に乗り込んだ。
「すいません、水いただけますか?」
着席するなり、私は客室乗務員にお願いし、やっと渇きを癒すことができた。
最後の最後に、「社会主義国の悪いところ」が見えてしまった。キューバではまだまだ「サービス」の面で改善の余地がありそうだ。

とはいえ、僅か1泊2日の滞在だったが、キューバという国の印象は実に良いものとして残った。
先にも書いたように、他の中米諸国に付いて回る「危険、物騒」というイメージは、この国に関しては当てはまらず、治安がいいという実感だった。
そして、「明るさ」。青空の下、オビスポ通りなどであちこちに聞こえるラテンの音楽と踊りは、この国の国民性が一番表れている文化と言っていいだろう。

16時半すぎ、インタージェット機がハバナを離陸する。昨日朝に出発したばかりのメキシコ・カンクンへと再び向かう。

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