バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

モンゴル国国旗南モンゴル国旗モンゴル

モンゴル地図

※「南モンゴルは本来中国の一部ではない」との立場から、現在中国共産党が占拠している南モンゴルも「モンゴル」として扱っています。
※見出し部分の旗のうち、左がモンゴル国国旗、右が南モンゴル国旗。
※上記の地図で南モンゴルの領域は現在の"内蒙古自治区"と同じになっていますが、実際には旧満州国の領域が含まれていたり中国・河北省等に組み込まれてしまった部分があったりし、「南モンゴルの領域=内蒙古自治区の領域」と単純に言うことはできません。

概要

ロシアと中国、東トルキスタンの間に位置する、モンゴル族の住む高原の国。現在、独立国であるモンゴル国と、中国共産党に占拠されている南モンゴル(中国では「内蒙古自治区」と呼ばれているが、中国から見て"内側"という余りに中華思想的で一方的な呼称である)とに分かれている。
古代には匈奴などの騎馬民族が栄え、しばしば中国を脅かす。7世紀ごろから「モンゴル」を名乗る集団が歴史に登場し、11世紀にこの地に栄えた契丹族の遼が滅びると高原で勢力を強める。12世紀にはチンギス・ハンがモンゴル部族を纏めてモンゴル帝国を築き、やがて中国をも支配下に置くようになる。
明朝がおきて中国が復興すると北走し、ドチン・モンゴルとオイラートの2大集団に分かれる。その後、満州清朝が勢力を伸ばすとこれに服属する。

清朝滅亡後、北モンゴルでは王侯たちが独立を宣言。チベット仏教の活仏を君主とした政権を樹立する。その後も中華民国やロシアに翻弄されるが、1924年、ソビエトの後ろ盾を得たモンゴル人民党によりモンゴル人民共和国が成立する。
その後は同党の一党独裁による社会主義体制が続くが、1992年、国名をモンゴル国と改め、社会主義路線を放棄する。

一方の南モンゴルではチャハル部出身のデムチュクドンロブ(徳王)を中心に独立運動が行われ、1939年、日本の関東軍の援助で現在の中国河北省・張家口にモンゴル連合自治政府が成立する。しかし日本の敗戦後、北モンゴルの支援を得られないまま中国共産党の支配下に置かれ、1947年、初の自治区として中国の一部に組み込まれてしまった。その後20世紀末に中国共産党による支配後も続いていたモンゴル独自の「盟」「旗」といった地方名を無理矢理中国風の行政単位名に変えられるなど、露骨な同化政策にさらされ、モンゴル人は漢人に駆逐されつつある。

地形の大部分は高原で、緑の広がる草原が多くの観光客を引き付けている一方、ゴビという大砂漠も横たわっている。特に南モンゴルでは、チベット同様の中国による無計画な森林伐採もあって、草原の砂漠化が年々深刻化している。
気候は乾燥していて、1年間の寒暖の差が激しい。冬には外で寝られないので、ソ連崩壊の余波で大量に出た北モンゴルの浮浪児たちはストリートチルドレンならぬマンホールチルドレンとなっている。
羊などの畜産や鉱業が盛ん。
チベットとの結びつきが強かった歴史的経緯から、チベット仏教が広く信仰されている。

モンゴル国:
首都はウランバートル。通貨はトゥグリク、一部で米ドル使用可。日本との時差は-1時間。
コンセントの形状は主にC C

南モンゴル:
中心都市はフフホト。通貨は中国元。日本との時差は-1時間。
コンセントの形状は主にA A、C C、O O

ビザ(日本人の場合)
モンゴル国:期間・渡航目的の如何に問わず、ビザが必要。
南モンゴル:中国に占拠されているので、ビザに関しては中国と同じ。(中国ビザに関しては、中国大陸のページを参照)
日本からのアクセス
モンゴル国:成田からウランバートルに直行便が出ている。韓国や中国を経由して行くこともできる。
南モンゴル:日本からの直行便はなし。中国・北京などで乗り継ぎを。
主な都市・観光地(青字は到達済み)
モンゴル国:
ウランバートル、ダルハン、スフバートル、テレルジ、ビンデル、ダダル、チョイバルサン
サインシャンダ、ダランザドガド
バヤンホンゴル、ハラホリン、アルタイ、オリヤスタイ、ホブド、オラーンゴム、ウルギー
南モンゴル:
フフホトパオトウ、エレンホト、シリンホト、マンチュリ、ハイラル
リンク
当旅行記の該当部分

※リンク先ページの[前][次]はエリア別ではなく「時期順」モードのものです。

南モンゴル、大陸中国・北京

フフホト入り~早速草原行き確定
南モンゴル草原~馬に乗って騎馬民族の気分
南モンゴル草原の夜~宴と満天の星空
草原と砂漠~緑と黄色と
フフホト・昭君墓ほか~民族対立の悲哀

韓国、モンゴル

ウランバートル-1(2008年12月27日)
ウランバートル-ハラホリン(2008年12月28日)
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ハラホリン-2(2008年12月29日)
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ハラホリン-4(2008年12月29日)
ハラホリン-ウランバートル(2008年12月29日)
ウランバートル-2(2008年12月30日)
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ウランバートル-4(2008年12月30日)
テレルジ-1(2008年12月31日)
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ウランバートル-8(2009年1月3日)

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