バス憧れの大地へ

雑記ブログ

チベットリンカ

ナマステ・インディア2008の後、東京・杉並区の善福寺川緑地で行われていた「チベットリンカ」に参加してきました。

「リンカ」というのは「ピクニック」あたりに相当するチベット語で、「チベットリンカ」ではmixiなどで知り合った、あるいはこのイベントを知ったチベットサポーターが公園などに集まって、バーベキューなどをしながら親睦を深めつつ、道行く人たちにチベット問題をアピールしています。

私は飛び込みで参加したのですが、皆さん既に以前から交流があったようで、初めはなかなかその中にとけ込むことができませんでした。それでも、皆さん「チベット」という共通の関心を持つ方々です。チベットに取り持たれて少しずつ、集まりになじんでいくことができました。

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バーキューのほか、缶バッジ作りを体験(写真1)したり、折鶴をジグソーパズルのパネルのようにしてチベット国旗をかたどっていく作業を手伝ったり、チベット仏教のお鈴(名前何でしたっけ…?)を体験たりと、チベットを取り込みながら日曜の昼下がりを楽しみました。

そして、暗くなってからがメーンイベント。キャンドルナイト(写真2)です。

約80個(適当に数えた)のキャンドルに火を灯し、中国のチベット弾圧で犠牲になった人々の冥福を、世界の平和とチベットの真の解放を皆で祈りました。

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私はキャンドルに火が灯されてから間もなく、帰途に就きましたが、同じチベットサポーターの方々と交流できて、とても実りのある1日でした。

次の機会にもぜひ参加します。

そしてこの日記を読んでいるあなた! 次はあなたも参加しませんか?

ナマステ・インディア2008

東京・代々木公園で開催されていた「ナマステ・インディア2008」に行ってきました。

ナマステ・インディアとは…

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インドの古典・民族・現代・ムーピーダンスなどの音楽や踊り、総勢100名を超える一大イベント。へナで手に描くメヘンディ、ヨーガ、アーユルヴェーダ、インドグッスやCD、ブックショップ。インド政府観光局や旅行、紅茶、インドワイン、インド関係団体、NPO、NGO、インド新聞など、多種多様なコーナー。インドレストランやインドセンター提供の大型テント内での催事、ステージではインド大使のお話やIT企業代表の講演など、盛りだくさん。

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(公式サイトより http://www.indofestival.com/

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開演直後の10時ごろはまだ来場者も少なかったのですが、次第に人が集まって、お昼時にはインド料理の出店に人、人、人…空いている席を探すにも一苦労で、中には代々木公園―明治神宮の歩道橋の階段に腰を下ろして食べている人もいました。

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ステージでは、日中文化交流というテーマから、インドの歌舞はもとより、日本の和太鼓、アイヌの踊りなどの出し物が行われ、立ち見も出る盛況ぶり。

お店も、サリーなどの衣類、お香、飲食品、民芸品、ヒンドゥー教の置物やカードなど、インド色豊かなものが多彩でした。

来場者の大部分は日本人で、実際にインドに行ったことのある身としては「本当にインドにいるみたいだ」とまではいきませんでしたが、インド風コスプレの人たちも多く、雰囲気を味わうには十分でした。

それにしても、来場者の数には驚きました。多い時には瞬間で数千人の人で埋め尽くされていました。

私は午後1時ぐらいまでしかいませんでしたが、午後にはもっと増えていたことでしょう。

インドが好きな、インドに興味のある日本人って、こんなにいるんですね。

ただ、インド人があちこちにいる風景に関しては、別に何とも感じませんでした。

だって、私の住んでいる西葛西はインド人率が高く、日常的に近所で大勢のインド人を見ていますから。。。

旅の終わりとは…

東南アジアで知り合った関西在住の友人が東京に来ているということで、仕事が終わった後、早速彼の携帯に電話をかけてみた。偶然にも彼はその時私の職場がある渋谷に来ていて、駅前で待ち合わせ後、居酒屋で再会の祝杯をあげた。


彼がパキスタン・ウイグル(中国による不法占拠中)国境で遭遇したトラブル、旅先での出来事、チベット問題、ダライ・ラマのこと、中国社会のこと――いろいろな話題を語り合った。

そんな中、私は昨年のアジア周遊の旅を終えて帰国した時に感じた違和感を、同じく長期旅行をしていた彼に質問という形でぶつけてみた。

「日本に戻った時『旅が終わった』って実感あった?」

私は昨年12月、「年内には帰国」という予定通り、7か月半に及ぶ旅を終わらせ中国・上海―大阪の船で日本に戻った。しかし、大阪で日本の地を踏みしめながらも違和感を感じていた

――旅は本当に終わったのか?

その問いに対する彼の答えはこうだった。

「僕は、(ウイグルで)皆既日食を見た時に『これで旅は終わりだ』と思いましたね」

違いは明らかだった。

旅の中で区切りを見つけた彼。

出発前から旅のリミットを決めて
いた私。

つまりは、私は「これで旅を終わらせてもいい」と思わせる強い契機に出合う前に、出発前に設定した「年内には帰国」という実に下らない理由に拘泥されて帰国してしまい、満足しきれないまま旅を終わらせてしまった、ということだったのだ。

今にして考えれば、私は帰国に際して、旅疲れの気分は全く無く、まだまだ余力はあったのである。

私の愛読書である、沢木耕太郎「深夜特急」。

沢木氏はインド・デリーからイギリス・ロンドンまでバスを乗り継いでいくという目標を、時間的には当初の目的よりオーバーしたものの、見事達成させた。そして、出発前に友人に約束した通り、ロンドン中央郵便局から「ワレ到着セリ」という電報を打とうとした。

しかし、同書の締めくくりはこうだった。

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これからまだ旅を続けたって構わないのだ。私が旅を終えようと思ったところ、それが私の中央郵便局なのだ。

(中略)

私はそこ(注:旅行代理店。ここで沢木氏はアイスランドへのチケットを予約する)を出ると、近くの公衆電話のボックスに入った。そして、受話器を取り上げると、コインも入れずに、ダイヤルを廻した。

(中略)

《ワレ到着セズ》

と。

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長期旅行者にとって、旅の終わりは、達成感によって決まるのではない。

満足感によって決まるのではない
だろうか。

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