バス憧れの大地へ

雑記ブログ

ダライ・ラマ法王来日

日本にいらっしゃいました! 偉大なる仏教者であり、平和の象徴であり、チベット国の指導者であるダライ・ラマ14世が!

手術をしたばかりのためか少々やつれて見えますが、慈悲深い笑顔は健在です!

法王は11月4日に北九州で、11月6日には東京で講演を行います。東京での講演には、会社の皆さんの了承を得て私も駆けつけます!
多分、仏教の法話が中心で政治的な話は無いでしょう。

一方、中国では…

「ダライ・ラマ特使と中国が対話  自治など原則論で対立」(共同通信)

記事には
これまでの対話でチベット自治区の「高度な自治」を求めるダライ・ラマ側と、拒否する中国側とは原則論でまったくかみ合わず、今回の対話でも歩み寄る可能性はほとんどない
とありますが、歩み寄る可能性はゼロでしょう。カルト教団[*]相手にまともな会話が成立した試しはありません。先日書いたように、法王は中国との対話を放棄することを示唆し始めています。高い確率で、これが最後の対話となるでしょう。

とすると、チベットの真の自治を目指す拠り所は国際世論の圧力しかない訳ですが――相手はそれすら無視するカルト教団。一筋縄ではいきません。

*カルト教団・・・言うまでも無く、モウタクトウを始祖とする中国共産党のことです。

ダライ・ラマ法王様、対話路線に諦め?

手術を要する病気を患って気弱になられたのかもしれませんが、ついにダライ・ラマ法王様が中国との対話に限界を感じてしまわれたようです。

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「中央政府との対話に自信を失った」=ダライ・ラマ14世がインドで声明―米メディア

http://www.recordchina.co.jp/group/g25292.html

2008年10月26日、米AP通信によると、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世はインドのダラムサラで発表した声明で、「中央政府との対話に自信を失った」とコメントした。環球時報が伝えた。


記事によると、ダライ・ラマ14世は声明の中で、「(対話による進展への期待を)すでに放棄した」と述べた。チベット問題解決を求めるダライ・ラマ側は、「これまで誠意を尽くして中間路線を模索してきたが、中央政府が積極的な反応を見せない」とし、「今後の路線は600万のチベット人民に決めてもらう」とする意向を示した。記事は、今月末に行われる話し合いを前に、ダライ・ラマ側が「尋常ではない態度を示して来た」と指摘した。

英BBCは、独立を求める過激派が「強硬路線」をとるようダライ・ラマに圧力を掛けているが、「『非暴力』の姿勢を崩せば、せっかく築き上げた西側諸国との信頼関係も失ってしまうだろう」と指摘している。また、中国人民大学国際関係学院の金燦栄(ジン・ツァンロン)教授は、今回の発言を「苦境から脱するための、中央政府と西側各国に対する一種の脅し」とした上で、「温和路線を捨てることは、自らの首を絞めるようなものだ」と切り捨てた。

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中華人民共和国=中共が自国の利益と自国の正当化しか頭に無く、他国とまともに対話する能力がある国でないことはもはや常識ですので、法王はよくぞここまで辛抱できたと、賞賛に値します。

ただ、上記のニュースにも書かれているように、対話を諦める=これまでの中道・非暴力路線を放棄する、となった場合、アジア最凶の軍事力を持つ人民解放軍[*]に太刀打ちできる力などないチベットに勝ち目は無く、上記のニュースにも書かれているように、「『非暴力』の姿勢を崩せば、せっかく築き上げた西側諸国との信頼関係も失ってしまうだろう」(英BBC)との懸念もあります。

一方で、こんなニュースもありました。

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http://www.afpbb.com/article/politics/2532927/3434712

チベット対中要求、完全独立への先鋭化も

【10月27日 AFP】中国チベット(Tibet)自治区をめぐる中国政府と亡命政府の協議に進展がないなか、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世の側近は26日、中国政府に対する要求を、これまでの自治権拡大から、より強度な完全独立へと先鋭化させる可能性もあることを示唆した。

 この変更方針が実現すれば亡命政府にとっては歴史的転換となるが、中国側が態度を硬化させるのは確実だ。

 チベット運動の方向性は、来月、世界中の亡命チベット人コミュニティから300人の代表が集まって開く特別会議の焦点になるだろう。運動の目標が、これまで中国政府に求めてきた自治権拡大から完全な独立の達成に変わる可能性がある。ただし、ダライ・ラマの報道官テンジン・タクラ(Tenzin Taklha)氏は、AFPに対し「唯一議論の余地がない点は、運動が今後も非暴力的であり続けることだ。このことは全員が同意している」と述べた。

 前週末、胆石の手術後に初めて公の場で演説したダライ・ラマは前週末、7回にわたってチベット側の特使と中国政府高官と協議を重ねた結果、中国側からなんらかの譲歩を引き出すことはあきらめたと語った。

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かなりセンセーショナルな記事ですが、唯一の救いは、

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ただし、ダライ・ラマの報道官テンジン・タクラ(Tenzin Taklha)氏は、AFPに対し「唯一議論の余地がない点は、運動が今後も非暴力的であり続けることだ。このことは全員が同意している」と述べた。

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この部分。

“非暴力”を放棄しないとのことで、少しほっとしました。

いずれにせよ、対話が通じない低脳な相手なので対話を放棄することには反対しません。

しかし、非暴力だけは貫いていただきたいです。法王様には、ご自身の著書の中で賞賛しているあの方のようになっていただきたいです。

チベットのガンディー“に。

*人民解放軍

この軍隊は中国国軍などではありません。中国共産党の”私兵”です。

サイト移転しました

この度、小生の運営するサイト「憧れの大地へ」はURLを変更し、サイトの趣旨を変更致しました。

2008年初に”脱・中国一辺倒“をテーマに改革を行いましたが、今回の変更はそれを更に徹底化させたものです。
大筋で言うと、

「海外旅行と中国生活のサイト」から「海外旅行とチベット問題のサイト」へ趣旨転換

ということになります。

中国は素晴らしい伝統文化と自然の風景を数限りなく有していて、旅行先としては非常に魅力的な所だという思いは今も以前も変わりませんが、何せ現在の政府=中国共産党が問題多すぎます。私は中国で留学・勤務しつつも中国政府=中国共産党にはある種不信感を感じていましたが、2007年の旅行、そして2008年3月のチベット弾圧事件を通じて、その不信感はピークに達しました。

今回の変更は、そうした意識の変化を反映させたものとなります。
 


1.ドメインの変更

前回、”脱・中国一辺倒”の一環として、自分の名前を中国語の発音記号で表記した”Hexing”のハンドルネーム(HN)を捨てた一方で、”ad-hexing.com”のドメインは「変えてしまうと大変なことになるので」変更しなかった。しかし、やはりサイトの看板とも言えるドメインに中国語の発音記号が含まれることに自ら違和感を感じるようになった。それに、かつてのHNを知らない方にとっては”hexing”は単なる意味の無い文字列になってしまう。これまで培ってきたSEOの成果等を一からやり直すことになる、リンクの変更をリンク元のサイト管理者様にお願いしなければならない、などのリスクもあるが、ここはやはり変更に踏み切ることにした。
新ドメイン名は、

  • 簡潔であること
  • サイト名から連想しやすいこと
  • 特定の国・地域に偏らないこと
  • 以前のドメイン名と連続性があること
  • メールアドレスに使っても違和感が無いこと

を条件に考え、”ad-hexing.com”からまず”hexing”を抜き、残った「ad=Akogare no Daichiの略」を生かして
a-daichi.comに決めた

2.「チベット問題」のコンテンツ新設

金融危機よりも次期衆院選よりも米大統領選よりも、今の私にとって最大の関心はチベット問題である。チベット問題に関してはまだまだ勉強中の身だが、学んだことを当サイト上に還元し、チベットの現状をできるだけ多くの方々に知ってもらい、チベットの真の自立・解放を目指す世論をつくりたいため、「世界への旅」とのダブルメインコンテンツとして「チベット問題」のコンテンツを新設した。
中国のチベット支配を全面的に否定する立場からの内容となるが、できれば全てにおいてチベットの立場を代弁するのではなく、第三者的な目からチベット問題を考察できるよう心がけたい。

3.「中国での生活」のコンテンツ削除

現中国政府への敵対者となってしまった今、もはや中国生活を語る資格はあるまい。
今後筆者が中国生活をすることはあり得ないのでリアルタイムの情報を発信することももはやできないし、例えできたとしても更新する気力も無い。

よって、「中国での生活」のコンテンツは全て削除した。

4.リンク集の分類変更

「中国での生活」のコンテンツを削除したこと、今後チベット関連の相互リンクを増やしたいことからリンク集の分類を変更した。詳しくはリンク集のページをご参照のこと。

5.「雑記ブログ」開設

これまでほとんど更新の無かった「雑記帳」配下に「雑記ブログ」を新設。今年に入ってからmixi日記などで書き溜めた雑文をここに纏めた。
但し、mixiでもたまにしか日記は書いておらず、今後の更新も不定期で、頻繁にはならない恐れあり。

その他細かい変更もありますが、大まかには以上の内容となります。
ご不便をおかけしますが、何卒ご了承お願い致します。

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