バス憧れの大地へ

雑記ブログ

旅のこと、写真のこと、チベットのこと――日々の雑感をつれづれなるままに書いています。
最近は長文を書くゆとりが無く、更新が滞っています・・・短文ならTwitterでつぶやいていますので、右サイドナビのTwitterパーツをご覧下さい

震災のジェクンドは、今・・・

昨日のことになりますが、第10回「チベットの歴史と文化学習会」に参加してきました。
モンゴルを軸にチベットについて語られた特別講演も聴きごたえがありましたが、今回心に突き刺さったのがジェクンド震災のその後の様子でした。
現地を訪問した作家の渡辺一枝さんが写真を交えて報告して下さった8月時点での現地の様子は・・・

  • 建物が倒壊し、政府が用意した青テントで生活や商売を営む人々。
    家の倒壊を免れた人々も、余震に警戒してテント暮らしをしているようです。
  • 学校・病院を優先的に再建しているようです。
  • 政府(漢人)主導で推し進められる復興計画。
    既にジェクンド空港が建設されていることから、観光客を誘致できるような再建がなされるのでは、という懸念もあります。
  • 救いを求める人々の心情からか、マニ塚(石に経文やマントラを彫ったマニ石が積み上げられてできた塚)の規模が大きくなっていたとのこと。
  • 小中学生は引き続き地元で授業を受けられるが、高校生は外の省で授業を受けることを余儀なくされている。(洗脳教育のため、ということでは必ずしもないようで、条件が整えばジェクンドに戻ることを前提にしているとのこと)
  • ここぞとばかりに社名をアピールする復興支援企業。

そして、必ず政府を通して行うこと、との前提となっている義捐金がどれ程現地に行きわたっているか不透明な現状、これまでにこの学習会等で募った義捐金の使途を明かすことができない現状・・・
「震災復興のために私たちができること」という課題の答えは、残念ながら今回も明確にはできなかったように感じられました。

何か、やり切れなくなってしまいます。

震災復興の方針といい、最近話題になっているアムド地方での漢語教育押し付け問題といい、漢人政府主導で有無を言わさずに推し進められる政策に対する憤り、そしてそれに対して何をすべきか答えが見出せない自らの非力さに、今少々凹み気味です。

そんな中にも、光は僅かながらありました。

実は、渡辺一枝さんとほぼ同時期にジェクンドを訪れていた知人(このブログにも度々ご訪問頂いています)に現地の写真を見せて頂いたのですが、見る前に
「この状況ではさすがに『笑顔』の写真は撮れなかったんじゃないですか?」
と尋ねたところ
「いや、それが意外と笑顔でしたよ」
とのこと。アルバムのページをめくってみると、瓦礫の山となった街や寺院、避難用テントの写真の中に、確かに笑顔を向けているチベタンたちの写真が少なからずあったのです。
「こんな状況でも笑顔になれるのは、仏教への信仰があるからですかね」
と、その知人。

――同感。

それに付け加えるとすれば、これも仏教への信仰から来ていることかもしれませんが、私がダライ・ラマ法王をはじめチベットの人々に常日頃感じているオプティミズム(楽観的主義)的な心の持ち様もあるのではないかと思いました。
そして、今回の悲惨な震災の中、命を落とさずに済んだことに対する喜びもあったのではないでしょうか。

纏めれば・・・
「命をお救い頂きありがとうございます。
命あっての物種。生きていれば何とかなる」

とでもなりますでしょうか。


より大きな地図で
チベット・カム地区ジェクンド を表示

今気が付いたのですが、google mapでジェクンドの写真画像が震災後のものになっています・・・

【告知】『自由への道―チベット』― 世界人権デーにチベットの人権を訴えるデモ行進―(終了)

世界人権週間の12月4日に新宿でチベットの人権を訴えるデモ行進を行います。
寒い時期の行進となりますが、心は熱く、コールも熱く、道行く人々にチベットの人権について訴えていきましょう!!

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1959年のチベット民族蜂起から既に50年が過ぎました。いまでも「言論・教育・宗教の自由」を求める発言や平和的抗議を行ったチベット人たちは、中国共産党による一党独裁政権により政治犯として囚われています。不当に連行されたチベット人たちが酷い拷問を受けていることは、釈放された方々の多くの証言によって明らかにされており、私たちはこの深刻な人権侵害を危惧しています。

そして2008年、北京オリンピック開催の年に起きた武力弾圧は、皆さんの記憶に新しい事と思います。このときの行方不明者は数千名余と報告されていますが、中国は内政干渉として未だに国際機関(国連拷問禁止委員会等)による調査を受け入れていません。

チベットにおける人権状況は何ひとつ変わっていないのです。

また、今年に入り授業での中国語使用を強制する中国青海省での新政策に対し、多くのチベット人学生がチベット語の保護を求め抗議しています。言語を奪われる、それは民族文化の魂までをも失うことになるでしょう。中国政府による人権弾圧は、チベット人として生きる権利を奪い、言葉を奪い、文化を奪い、さらに彼らが大事に守ってきた環境までも破壊し奪っています。地球の大事な宝が消されつつあるのです。

これは遠いどこかの国で起きているのではありません。私たちの住む日本の隣国で起きているのです。チベットの人権が侵され続けている現実を、黙って見過ごすわけにはいきません。

世界人権週間に臨み、今も暗黒の世界で苦しむ声無き声を伝えるため、日本の方々に訴えて歩きます。

■ 日時:12月4日(土) 12:00開始(雨天決行)
■ 集合場所:新宿区柏木公園(新宿駅西口徒歩5分)。
>>Google Map地図で見る

■ 主催:2010チベット人権デモ実行委員会
ホームページ http://tibet.holy.jp
メールアドレス tibetjinken@yahoo.co.jp
■ 協力:Students for a Free Tibet、チベット交流会、TCJ、宗派を超えたチベットの平和を祈念する在家・僧侶の会(スーパーサンガ)

一般の方々から賛同の得られる内容とし、チベットのイメージを落とさないデモ行進を目指します。

○注意事項
・決められたコールに従ってください。
・警察およびスタッフの指示に従ってください。
・デモ行進時には、主催者の用意した配布物以外は禁止です。
・デモ行進途中に万が一事故に遭った場合、主催者は責任を持ちません。
・寒い時期ですので、各自体調管理にご注意ください。
・報道機関の取材が入る可能性があります。ご了承ください。
・旗はチベット旗のみご用意ください。主催者側で、日章旗を1つ掲げます。
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皆様、何卒ご参加の程宜しくお願い申し上げます。

※このアクションは終了しました。

拙著『チベットの大地へ』まさかの・・・

今月無事発売されました拙著『チベットの大地へ』ですが・・・

紀伊国屋新宿本店で・・・

まさかの・・・
『チベットの大地へ』
平積み!!

同店3階の「海外事情(東アジア)」のコーナーに置かれているという情報は既に察知していて、新宿に出たついでに本棚をチェックしたところ・・・
「あれ?無い」
1冊だけの仕入れでもう売れてしまったのかな?と思いきや、ふと視線を下に落とすと・・・

上の写真のとおりでした!!

ちなみに、私の方からは何の働きかけもしていません。完全に、書店側の独自判断によるものです。

いやぁ・・・

素直に・・・

嬉しい!!

飲み会の集合時間が間近だった関係で今回は写メだけ撮らせて頂いてその場は立ち去りましたが、次は知人のアドバイスもあり、POPの設置をお願いしようかな~と考えています。
<追記>
POPの設置、お願いしてきました。(2010/11/22)

しかし・・・
痛いのは・・・
まさか平積みされるとは夢にも思っていなかったので、帯を付けずに済ませてしまったこと OTZ

本書の詳細はこちら

出版のご案内―チベット旅行記本『チベットの大地へ』

チベットの大地へ
重要なお知らせです。

ついに・・・
やってしまいました・・・

当サイトの2007年チベット旅行記が書籍化されました!

今度は共著ではなく、単独での出版です!!
とは言っても、公序良俗に反しなければ誰でも、どんな内容でも出すことのできる自費出版ですが・・・


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『チベットの大地へ』
出版元:ブイツーソリューション 発売:星雲社
四六判184p 1,300円(税別)

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趣旨は、『100人100旅』の中で書いた2001年のチベット旅行記と同様、チベットの“光”と“影”の光景を描き、チベットの素晴らしさチベットが抱える問題を伝えようというものですが、今回はそれに加えて、それらの光景を目の当たりにして揺さぶられた私の心の移り変わりも重要な要素となっています。
当サイトの旅行記がベースではありますが、かなりの加筆・修正が加えられていますので、ぜひ本の形で再度お読みいただければと思います。

既にamazonをはじめとするオンライン書店でも予約が始まっていますが、私の手元にも100冊近くありますので、手売り・通販いずれかの方法でお分け致します。ご希望の方はご連絡ください。特にサイン入り(笑)が欲しいという奇特、もしくは物好きな方はぜひこちらから。
なお、書店には書店の方から注文が無い限り配本されない方式の契約のため、書店の本棚には基本的に並ばないとお考えください。

出版に至った経緯などについてはまた追い追い書いて行きます。今回は取りあえず、ご案内まで。

詳細・購入はこちら
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