バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

香港、深圳、マカオ

ビクトリア・ピーク ~3度目の正直 100万ドルの夜景

2004年1月28日

中環界隈をぶらついていると、陽が西にかなり傾いてきた。私は、今回の香港で最大の目標を達成すべく、目的も無く動かしていた足を一転、ある方向へと向かわせた。
その場所とは、ビクトリア・ピークである。
4年前にビクトリア・ピークから夜の香港を2度見下ろした時、分厚い霧に遮られて“100万ドルの夜景”はぼんやりとしか見えなかった。今回は冬。さすがの香港も湿気が少なくて、夜景をクリアに見ることができるだろう ―― そんな計算があった。

さすがに、春節の時期だけあって、ビクトリア・ピークへとのぼるピーク・トラムの乗り場は長蛇の列だ。20分ほど待たされて、ようやく乗車。急斜面を展望台まで一気に駆け上がった。

展望台から見下ろす香港の景色は、計算通り霧はかかっていなかった。しかし、空はどちらかと言えばどんよりと曇っている。
[また駄目なのでは…]
一瞬、そんな不安が頭をよぎった。
しかし、そんな不安はすぐに消えていった。いくら頭上の雲が厚くても、眼下の景色にはいささかの影響も無い。空が漆黒に染まっていくに従って、窓の明かりが1つ、また1つと点いていき、香港の夜景が徐々に100万ドルへと値を上げていく。
最高の夜景
ようやく拝むことができた、最高の夜景

辺りがすっかり暗くなる頃には、100万ドルの夜景の完成である。手前に見える香港島側のオフィスビルの、星空のような窓の明かり、電光掲示板と化して刻々と絵柄を変えていくビルの壁面等が美しい。それに、前回はぼんやりとしか見えなかった九龍側の明かりまでがくっきりと見える。まさしく、宝石箱のような“100万ドルの夜景”だ。
私は、展望台の背後にある商業センターの屋上、展望台のメインフロア、喫茶店のバルコニー席と、夜景がよく見え、且つカメラの三脚をしっかり固定できる場所を求めてあちこち動き回った。

4年前、霧がちだった香港を離れる際「3度目の訪問も、いつかあるだろう。 ―― その時は、最高の夜景を見せてくれよ」と心の中で念じていた。3度目の正直とは、よく言ったものである。私の願いを聞き届けたかのように、香港の街は私に最高の夜景を見せてくれた。

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