バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第1部 香港、大陸中国東中部

鳳凰 ~ミャオ族のオールド・タウン

2007年5月19-21日

早朝6時前、湖南省西部の吉首に到着。そこからバスで鳳凰に移動する。 沱江と虹橋
沱江。中央奥に見えるのが虹橋

鳳凰もまた、明清時代の風情漂うオールド・タウンだ。同時にここはミャオ(苗)族の鎮であり、街の風情のほか、民族の風情も味わうことができる。

城壁内部の中心部とその北側を流れる沱江の対岸が風情街として人気を集めているが、とりわけ沱江の風景がいい。
私が泊まった沱江ほとりのユースホステル(YH)近くに、この川のシンボルとも言うべき虹橋がある。この橋には、湖南省と隣接する貴州や広西でよく見られる風雨橋と少し似ていて、屋根がある造りになっている。道の両側には土産屋が軒を並べていて、橋と言うよりも建物と言った方が相応しいかもしれない。
川の両岸には木造瓦葺きの家屋が並び、川面を木造の屋形船が行き交う。周りの緑あふれる山や木々も合わせ、とても素朴で懐かしい情緒をかもし出している。

沱江岸の木造家屋
木造家屋の並ぶ沱江岸
飛び石式橋
飛び石式の橋を渡る人々

虹橋から西へ少し歩くと、板を渡しただけの橋、飛び石式の橋?が川にかかっている。鳳凰の代表的な風景で、夕日や朝もやの時に見るととても幻想的である。

沱江のことばかり書いたが、勿論城壁内部の中心部も忘れてはならない。東門・西門・北門城楼のいずれかから城壁内部に入ると、天后宮、朝陽宮等をはじめとする歴史的な建築物や、昔ながらの商店街など、明清時代の風情を楽しむことができる。

昔ながらの商店街
昔ながらの商店街
城壁に囲まれた街
街は城壁で囲まれている

いにしえの情緒を楽しむことができるのは間違いないが、すっかり観光地化されて人でごった返しているので、静かな落ち着きを求めて行くと期待を裏切られるだろう。

この鎮で2泊して雰囲気を存分に楽しんだ後、まず吉首までバスで戻り、そこでバスを乗り換えて次の目的地・張家界へと向かう。

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