バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ジャワ島(インドネシア)、シンガポール

ボロブドゥール-1 ~田園風景、パオン寺院、笑顔

ボロブドゥール遺跡の敷地内にあるマノハラ
ボロブドゥール遺跡の敷地内にあるマノハラ
まず遺跡敷地内にあるホテル・マノハラに出向いて翌日に参加するツアーの集合場所と時間を確認する。
ここから早速ボロブドゥールの遺跡が目に入った。しかし、はやる心を抑え、楽しみは後に回すことにしてまずは近くにある寺院遺跡を訪れる。

ボロブドゥール遺跡から最初に目指す寺院への道は、のどかな農村の間を通るものだった。両側には、まだ稲が植えられたばかりの緑の水田が横たわっている。その横では、女性がざるを使って収穫された米からもみ殻をふるい落としている。ということは、二期作が行われているようだ。
人が生きていく上で最も重要な「食」を生み出すという作業だからだろうか。農業が営まれる風景やそれに従事する人の姿を見ていると、何か心に安らぎを覚える。

のどかな農村風景
のどかな農村風景
もみ殻をふるい落とす作業をする女性
もみ殻をふるい落とす作業をする女性

歩いて20分ほどで、目指すパオン寺院に到着した。幹線道路から外れた場所にあり、建物そのものも小ぢんまりとしていて「ひっそりたたずんでいる」という言い方がしっくりくるような寺院だ。私以外に来訪者は無く、チケット売り場の職員も暇そうにしている。
だからと言って存在感が薄いのかというと、そんなことはない。 パオン寺院と壁面のレリーフ
(左)パオン寺院 (右)同寺院壁面のレリーフ
建物の屋根の上には、中心となるミニチュア仏塔と、それより更に一回り小さな仏塔がそれを囲むようにして配置されているが、この様式は先ほどマノハラからちらりと見えたボロブドゥール遺跡の最上段とよく似ている。
外壁のレリーフも精緻だ。滑らかな曲線で描かれていて、柔和で心が落ち着かされる。
しかし内部は  ――  何も無く、がらんとしている。恐らくは、創建当時は仏像やら何やら安置されていたのだろうが…。

次の寺院を目指して歩き始めるとすぐ、小さな女の子3人が「Hello!」と声をかけてきた。こちらも「Hello!」と返し、「撮っていい?」とカメラを向けてみた。
「キャハハハッ!」
1人は恥ずかしがって柱の陰に隠れてしまった。もう1人も逃げかけるが、最後の1人がしっかりと肩を捉まえてその場に引き留めた。
これで「撮影OK」と見ていいだろう。私はシャッターを切って、照れ臭そうな笑顔をカメラに収めた。
心の通い合い、信頼感が無い所に笑顔は生まれない。これまで撮ってきた中でも最高の笑顔が映し出されたこの写真は、地元の子どもたちと心の触れ合いができた証しである。何度見てもその喜びが蘇ってくる、私にとって宝物と言ってもいい1枚となった。

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