バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ラダック、北インド(2011年)

バター茶

2011年9月14日

不可解な中止になってしまったコンサート会場から引き揚げてきた私と日本人男子学生の2人は、レーに戻ってきたその足で夕食へと向かった。
私の中でお気に入りとなりつつあったチベットレストランのアムドカフェに行ってみると、日本人旅行者の先客が2人いた。程なくして更に3人の日本人旅行者が――ここは日本人旅行者の溜り場的レストランなのだろうか。

先に来ていた2人が「3品頼んで結構残ってしまった」と言っていたので、私たちはトゥクパとモモの2品に留めることにした――いや、もう1品頼んだ。そんなにお腹がふくれない、チベット名物を・・・

201109140301.jpg

バター茶である。

男子学生も勢いに乗って頼んでしまったが、一口飲んで「そう言えばバターがちょっと苦手だったことを今思い出しました」と顔をしかめる。

私:「チベット人がなぜバター茶を飲むかというと、(肌などの)乾燥を防ぐためなんですよよ」
学生:「あ、そうなんですか。なるほど」
私:「ラダックに来て、一番強烈に感じた匂いは、バターの匂いでしょう? その原因の一つがこれなんですよ」

とはいえ、バター茶の味の濃さと独特な匂いには、慣れないと抵抗感が強いであろうことは間違いない。

――しかし、それでも私は敢えて言いたい。

バター茶の匂いこそチベットの匂いであり、
バター茶の味こそチベットの味である。
バター茶を飲まずしてチベット文化圏に来たと言う勿れ!!

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