バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ラダック、北インド(2011年)

パンゴン・ツォへの道

2011年9月21日

次の目的地は、パンゴン・ツォである。「ツォ」とはチベット語で「湖」という意味であり、パンゴン・ツォは東ラダックにある東西113kmの巨大な湖である。しかし、今回行けるのはその西の端の方にすぎない(その理由についてはまた別途記述する)。

ティクセから暫く南東に進み、カルという街で進路を北東へと変更する。ここで、1回目のチェックポイント。パスポートとILPと呼ばれるパーミットのコピーを提出する(察しのいい方ならこれだけで目的地がどういう場所だか、お分かりになることだろう)。

チェムレ・ゴンパを横目に通り過ぎ、8時45分ごろ、車は峠道に入る。つづら折の道をずんずん登っていくうちにこれまでは遠目に見上げていた雪山がどんどん間近に迫ってくる。しまいには道の脇に雪が積もるようになってきた。
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9時30分。峠道のピークであるチャン・ラ峠に到着。海抜5360mというとてつもない高さの峠だが、こんな高い所でもバスが通っているという。
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ここで無料の紅茶を頂いて体を温める。更に、峠に建てられた寺院にもお参りを――しようとしたのだが、参堂がタルチョで飾られていた割には祀られていたのはヒンドゥー教の神々だったので、お参りはやめて見るだけにとどめた。

峠を越えれば後は下るばかりだ。やがて峠道は終わり、その後はひたすら谷あいの道を進む。
暫くして、2回目のチェックポイント。ここではILPの提出のほか、台帳に氏名・国籍・パスポート番号・サインを記入させられる。こういうこと、以前にこの近辺のどこかでやった覚えがある・・・
更に、チェックポイントとは関係ない全く別の場所で通行料10ルピーを支払う。

そして、正午少し前、灰色の砂が川のように横たわる谷の向こうに、真っ青な湖が顔を見せた。
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パンゴン・ツォ到着まであと少しである。

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