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世界への旅(旅行記)

ネパール(2012年)

カトマンズ-1 ~仲間たちと合流

2012年9月14日

日付が変わったばかりの夜中に羽田を出発し、タイ・バンコクを経由して午後12時半、ネパールの首都・カトマンズに到着する。ネパールはこれで2度目だが、前回はチベットから陸路での国境越えだったので、空港を利用するのはこれが初めてとなる。 カトマンズ空港
カトマンズ空港
カトマンズ空港
カトマンズ空港はレンガ造りの古風な空港で、これが首都の空港かと思ってしまうほど小さい。規模・雰囲気ともに、インドネシアのジョグジャカルタ空港をどこか彷彿とさせる。

羽田から同じ便を乗り継いできたタダヒロ(40代、男性)と一緒にアライバルビザ申請・入国審査の列に並ぶ。バンコクから乗ってきた便はほぼ満席だった。おかげで2つしかない外国人用カウンターの前には長蛇の列ができていてかなりの時間がかかってしまった。手荷物受け取りのターンテーブルに行ってみると既に荷物の搬入は全て完了してコンベアは止まっており、私たちのバックパックは他の大量の手荷物と一緒に横の床の上に置かれていた。

空港の外に出ると、右前方から日本語が聞こえてきた。

「あ、来た!」

そちらに目をやると――そこには知ったる顔ぶれの日本人が8人と、初めてお目にかかるネパール人1人の姿があった。
こんなに大勢の仲間たちに海外で出迎えられるのは初めてのことだった。私はそれが嬉しくなって、冷静にゆっくりと歩き続けるはこちゃんをよそに、思わずみんなの元へ駆け寄っていた。
(後ほど、仲間の1人から「あの時のカズさん、(ただでさえ大きい)目が1.5倍ぐらいになってましたよ」と言われた)

「おじさんたち、遅ーい!」
「ごめんごめん。アライバルビザ取るのに時間がかかっちゃって」

日本にいる時と全く同じ気さくさで、海外でも接してくれる仲間たちの温かさが心地よかった。

今回の旅の仲間は、「100人100旅第5弾 旅PHOTO―旅人からの贈り物」の筆者たち。とあるイベントのため、我こそはと名乗りを上げた11人がネパール現地集合で集結したのだ。
旅の手配は、リーダーのマコト(30代、男性)が、その友人であるネパール人のゴビンダを通じて全てやってくれていたので、今回の旅は、殆ど全てを自分で手配していたこれまでの旅とは違ってただ乗っかっているだけで済むという、非常に楽チンなものになった。
カトマンズの道路
カトマンズの道路。このくらいの交通量はまだ序の口

あと1人だけ、まだ到着していない仲間がいたが、彼は残念ながらメインイベントには間に合わない。私とタダヒロが到着したところで、私たちはゴビンダが手配してくれた大型バンに乗って出発した。

カトマンズの街は、5年前とそう変わらず、相変わらずレンガ造りの古めかしい家が軒を並べている。道路では車が、バイクが、トラックが古い車体を揺らし、排ガスをまき散らしながら走っているが、本当の混雑ぶりを知っている私にはこの時間帯の交通量がもの足りないぐらいにすら思われた(そんなこと言ってていいのか?)
やがて車は、比較的大きな川を渡る。ここから先は、3王国時代の古都・パタンである。今回のメインイベントはこのパタンが舞台となるのだ。

パタンの街
パタンの街
モモ
モモ屋でちょっと休憩

道中、モモ(ネパール風の餃子のような料理)の店で腹ごしらえをしたり、荷物を取りにゴビンダの家に立ち寄ったりの寄り道をしつつ、メインイベント会場へと向かう。そこには、私たちを待っている人たちがいるのだ。

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