デリー-3 ~寂れたか?メイン・バザール
2015年5月6日
チベット難民居留区のあるマジュヌカティラから、リキシャでビダン・サブハ駅へ。メトロに乗って、エアポート・メトロの始発駅であるニューデリー駅に戻る。ニューデリーに来たからには、せっかくなのでいつものあの場所にも行っておきたい。駅の北側にある跨線橋を越えて駅西へ。デリーにおけるバックパッカーの溜まり場であり、私もこれまでデリーで宿泊する際には必ずここで宿を取っていたメイン・バザール(パハールガンジ)をぶらりと歩く。
相変わらずごった返すメイン・バザール西側
以前より寂れた感が否めないメイン・バザール東側
ここもインドの混沌を象徴する場所であり、狭い道をリキシャや自動車や人がひしめき合っている。しかし、奥の方の西半分は、道が狭いこともあってか以前の通りの混雑ぶりだったが、駅側の半分はそれ程の混雑もない。歩き易いのはいいのだが、何か以前と比べると閑散としていて、寂れた感が否めない。
タイ・バンコクのカオサン通りも、一時に比べると勢いが無くなったという声が聞こえてくる。世界の「バックパッカーの聖地」に何かが起こっているのであろうか。
跨線橋から見たニューデリー駅
再び跨線橋を渡ってニューデリー駅東へ。エアポート・メトロでインディラ・ガンディー国際空港(デリー空港)へ向かう。
苦労してビザまで取った割には、飛行機のトランジットの合間という限られた時間であったとはいえ、慌ただしいインド訪問になってしまった。やはりインドはじっくりと腰を据えて巡りたい国である。
手荷物預り所に預けていたバックパックを拾い、一旦出国ロビーに出る。
その後、到着ロビーのフロアにあるシャワー施設を利用したいと思ったのだが、何ということか、デリー空港では出発←→到着のロビー間を自由に行き来できないという。仕方がないので、トイレの個室で汗を拭いて下着を着替えるだけで済ませることにした。
夜のJAL便で成田へ。今回の旅も無事終了した。
*
最後にインドを訪れたが、今回の旅はメインはスリランカだった。シーギリヤ・ロックやインド洋の自然景観も素晴らしかったが、やはり印象に残ったのは仏教遺跡の巡礼だ。キリスト教の流入などがあっても仏教がスリランカの中心宗教の地位を揺るがさなかったのは、植民地支配下で「シンハラ仏教ナショナリズム」(これが内戦に繋がったという負の局面も否定できないが)というものが起きたということもあるらしいが、やはりスリランカの穏和な国民性が仏教にマッチしたのではないかと感じた。
やっぱり仏教って、落ち着くな
そう思う一方で、他の文化にもどんどん触れていきたい
私をしてデリーの混沌の中を歩かせたのは後者の思いである。
両方の気持ちがあるから、海外の旅はやめられない。
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