バス憧れの大地へ

雑記ブログ

関西100名城巡り―竹田城(1)

2022年10月9日

天下の国宝・姫路城を楽しんだ私は、姫路駅11時52分発のJR播但線に乗り込み、瀬戸内海沿いから兵庫県を北へと進む。
姫路では曇りの空模様だったが、山奥に入るにつれ、弱いながら雨が降ってきた。
寺前で一度乗り継いで、13時27分、竹田駅に到着。ここが本日の目的地だ。
駅からすぐの宿に荷物を預けようとしたがチェックイン時間前でスタッフが不在だったため、駅のコインロッカーに預け、先に駅にあった100名城スタンプを頂いて、傘を差すほどではない小雨の中、城巡りに出発した。

天空バス」に乗って向かったのは、竹田城(100名城No.56)。百名城巡りを始めて以来ずっと憧れ続けていた「天空の城」だ。
下車したバス停名は「竹田城跡」だったが、ここから竹田城址までは山の上まで坂道を上る必要がある。通常20分ほどというが、私は同じバスに乗ってきた大勢の観光客とかち合いたくなかったため、走りを交えて10分強で入城口まで上り切った。
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竹田城址入口
竹田城は、15世紀に応仁の乱の西軍総大将・山名宗全の配下大田垣氏によって、古城山(標高357m)山頂に築かれた山城だ。その後1580年に羽柴秀吉によって落とされて羽柴秀長などが城主となり、赤松広秀が城主の時に整備された。しかし関ヶ原の戦いで広秀が西軍について敗戦の将となり死亡し、その後廃城となるが、運よく石垣等の遺構はそのまま現在まで残っている。
入城口から階段を上っていくと山頂に到達。400年以上前の石垣が出迎えてくれた。
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竹田城の石垣
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竹田城二の丸から望む天守台
北千畳跡、三の丸を経て二の丸に出ると、天守台が見えてきた。
天守台は城跡一番の高台である。城跡全体を見渡せると同時に、眼下に雲が広がるその下に、円山川沿いの集落や田畑を望むことができる。
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竹田城天守台からの眺望
青空の下で見たい姫路城とは対照的に、この城は雲とのコラボが魅力。天候によっては周りが雲海に包まれて城が雲海に浮いているような光景を見ることができるとのことだ。今回はそこまでびっしりと雲が広がっている訳ではなかったが、下界がくっきりと見えるこの景色も見事であることは間違いない。
天守台からの眺めを楽しんでいる間に、雨が強くなってきて、傘なしでは厳しいほどになってきた。ここで城を下りることにする。
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竹田城南二の丸
南二の丸に出た頃には、辺りはすっかり霞に覆われていた――と言うより、竹田城そのものが雲の中に入ってしまったようである。

竹田城跡バス停まで歩いて下り、15時25分のバスで竹田の街中に戻る。但し、下車したのは最初に乗車した竹田駅ではなく、「まちなか駐車場」のバス停。ここで下りた方が次の目的地に近かったからだ。
目指したのは、竹田城のある古城山と円山川を挟んで対面にそびえる朝来山の中腹にある立雲峡。条件が良ければ雲海の上に浮かぶ竹田城を望むことができるスポットだ。
公共交通機関は無いので、自動車か徒歩ということになるが、健脚自慢かつペーパードライバーの私は勿論、徒歩で向かう。但し雨が相変わらず強いので、レインコートを着込んで出発する。
円山川の橋を渡り、暫く歩いたところで右側に立雲峡への道標が見えた。そこから先の上り坂は、アスファルトで整備された道だが歩道は無い。それでも天気のせいか、自動車の走行は殆ど無く、安心して歩くことができた。
まちなか駐車場からだと歩いて40分ぐらいかかるという道のりを、30分ほどで歩き切って、立雲峡駐車場に到着。ここには高さの違う展望台が幾つかあるが、その中の一番下にある第三展望台まで上ってみた。
しかし、古城山は何とか雲の中にシルエットが見えるものの、どれが城の遺構なのかさっぱり分からない。
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この日立雲峡から眺めた古城山
明日の早朝にもうワンチャンスある。この日の撮影は無理と判断して、下山した。

駅に戻って荷物をピックアップした後、宿に入る。
チェックイン時に、明朝(この日と同じく徒歩で向かうつもりだった)立雲峡に行く話になった。
「立雲峡までボックスタクシーで行く(ネット上では公開していない宿泊者にだけ教えている)ツアーがあるので、それに参加しませんか?」
この日のお試しで、歩いて上ることもそんなにきつくはないとは分かっていたが、翌日は竹田城以外にも山城を上る予定がある。体力を温存するため、そのツアーに乗ることにした。
これがラストチャンスだ。果たして、あの光景を写真に収めることができるか。


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