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富士山

富士登山記 1合目発 吉田ルート登山(2021年8月)

5合目―6合目

2021年8月5日

5合目佐藤小屋(標高2,240m)で一休みした後、13時29分、登山再開。
歩き始めるとすぐに、富士スバルライン5合目へ向かう下り道と、6合目に向かう上り道の分岐がある。勿論向かうは上り道だ。
星観荘
星観荘
分岐から1分ほどで、山小屋・星観荘に到着。先ほど佐藤小屋でソフトドリンク休憩をしたばかりだが、ソフトクリームの目印に惹き付けられて、ここでもスイーツ休憩の寄り道をする。

星観荘から7分ほどで、5合5勺(標高2,280m)。ここで、馬返から登山を開始して初めて、眼前に堂々たる富士山の姿が、山頂まですっきりと見えた。5合目までは深い森の中を歩いていた印象だったが、気づけば、5合目を過ぎたあたりから木々の背が低くなってきた。どうやら、森林限界が近づいているようだった。
道端の案内板にはこの周辺が「経ヶ岳」と呼ばれているとある。日蓮が富士登山をした時に法華経を納めたという言い伝えがその名の由来だ。 5合5勺「経ヶ岳」から、富士山が見えた
5合5勺「経ヶ岳」から、富士山が見えた
5合5勺の六角堂と日蓮像
経ヶ岳八角堂常唱殿と日蓮像
その案内板からほんの少し登った場所にある経ヶ岳八角堂常唱殿が、日蓮納経の場所とされる。八角堂は1951年に建てられたもので、傍らには日蓮像も設置されている。

5合目佐藤小屋を出発して約30分。突然、木々が無くなり開けた場所に出た。まだ森林限界ではないが、相当それに近くなってきたようである。 森を抜けて、6合目に出る
森を抜けて、6合目に出る
すぐ目の前に、2年前の富士登山で吉田ルートを下山した際に通った6合目(標高2,400m)の富士山安全指導センターが見える。ここで、一般的によく知られる吉田ルートと合流ということになる。
6合目にさしかかって、まず待ち構えていたのが、健康チェック。コロナ禍の中、「Withコロナ時代の新しい富士登山マナー」に従っての富士登山が求められていた。健康チェックシートの提出、もしくは検温でパスしないと、ここから先に進めない。私は健康チェックシートを提出して、無事パスすることができた。
馬返スタートの吉田口登山道から来る登山者も少ないながらいることから、吉田ルートでは富士スバルライン5合目の他、6合目にも富士山保全協力金(1000円)の徴収所がある。世界遺産である日本一の山を登らせてもらうのに、1000円など安いものだ。快く支払わせて頂いた。領収書代わりのお札(ふだ)を受け取ってリュックに取り付ける。
6合目の富士山安全指導センター
6合目の富士山安全指導センター
特に用事も無いが、何か情報があるかもと安全指導センターへ行ってみると、ヘルメットの無料貸し出しが行われているという。私はこれまで富士登山でヘルメットを使ったことは無かったが、不測の事態に備えてあった方がいいのは確かだ。2000円のデポジットが必要だが、下山時に戻ってくるので、ここは試しに使ってみることにした。

吉田ルートは、2年前に下山道を利用したことがあるが、登山道はこれが初めてだ。人気No.1の富士登山ルートは、果たして私をどのように楽しませてくれ、そして苦しめてくれるだろうか。

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