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富士山

富士登山記 須走ルート登山(2025年8月)

須走新6合目―7合目

2025年8月1日

新6合目の長田山荘で昼食休憩を取り、12時30分、登山再開。新6合目からもまだ人の背丈より高い木々が建ち並ぶ森の中を歩くが、15分ほど歩いたところで森を抜け、植物の背丈が一気に低くなった。どうやら今度こそ、森林限界を突破したようである。 写真
森林限界を突破
13時4分、本6合目・瀬戸館に到着。この区間も、コースタイム50分とされるところを34分で踏破と、すこぶる順調だ。
ここでも20分と少し休憩を取る。 写真
本6合目・瀬戸館
写真
富士の頂は相変わらず雲の中だ
下界に目をやると、雲間から御殿場の街を望むことができたのだが、山小屋の上に目をやると、頂は相変わらず雲の中である。ただ、登り進んでも雲の中に突入は、暫くは無さそうだ。
13時27分、本6合目を出発。森林限界を突破して山肌がよく見えるようになった中、多くなってきた岩場が体力的にも視覚的・精神的にも削ってくる。
この区間を登る間に、頭上の空に青の部分が増えてきた。しかし、やはり山頂は雲に隠されたまま――いやむしろ、頭上の雲が山頂に集約されてきてはいないか?
そしてやがて、山頂を覆う雲は立派な笠雲へと姿を変えた。 写真
笠雲へと姿を変えた富士山頂を覆う雲
富士山にかかる笠雲は「末広がり」であるため「縁起がいい」とも言われるそうだが、それは下界から眺める人の感覚だ。富士登山者にとってはの予感しかしない、不吉な雲である。ここから暫くは青空の下なので大丈夫そうだが、7合目を過ぎたあたりからは雨への備えもやっておいた方がよさそうだ。
しかし、20分程であっという間に空の青は消え去り、白一色になる。まだ「雲の中」ではなく「雲の下」だったが、思ったよりも早く雲に捕獲されたようだった。 写真
頭上はあっという間に雲一色に
写真
⑦合目・太陽館
14時31分、7合目・太陽館に到着。コースタイム80分の区間を64分で踏破した。
5合目との高低差は約1000m。さすがに気温が下がった。ここで長袖・長ズボンを重ね着し、雨の懸念も若干あったので、更にレインウェアの上を着込んでこの日のゴール・8合目までの道に備えた。

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