富士川、清水―リベンジ編
2014年11月23日
9月に、富士川と清水で富士山撮影に挑むも雲に阻まれるという非常に悔しい出来事があった。
何とか年内にリベンジしたいという気持ちが強かったが、冬になってしまうと厳しいので何とか秋のうちにやりたかった。
毎度のように富士山頂の天気予報をチェックしていると、この3連休はどうやら条件がよさそうだ。とはいえ、裏切られたらつまらないので、取りあえず宿は予約せずに出かけてみた。
東海道線で西へと向かっていると、前回の静岡行きでは一度もくっきりと見ることができなかった富士山が、今日はくっきりと見える。
よし、今日こそはいけるだろう。ここで私は列車内で携帯電話でネットに接続し、清水の宿を予約した。
11時前、富士川駅に到着。
富士山の見え方に異常なし。
歩いて富士川の河川敷へ。
富士川の川面に映る逆さ富士が私を出迎えてくれた。
既に先客のカメラが並んでいる川岸に下りて撮り始めたのが、今回の本命であるこれ。
定番の撮り方ではあるが、富士山と新幹線のコラボレーション。
角度を変えて。
ちょっと雲がかかってきたけれど、これくらいなら全くの許容範囲。
今年が東海道新幹線50周年だったこともあって、何とか今年中に撮り終えたかった図式だった。
50周年というと私が生まれる前のことであり、そう考えると長く感じられるが、今その向こうに見える富士山は、それとは比べ物にならないくらい前からそこに居るのだ。何万年もの歴史のある自然の造形と、生まれてほんの50年の文明の象徴――考えてみれば不思議な取り合わせだ。いかに最先端の文明と言えども、地球の、宇宙の営みと比べればちっぽけなものだ。
ひとしきり撮影したところで、再び東海道線で清水へ。
清水で富士山といえばやはり三保の松原。バスで行くのが常道だが、清水駅近くの河岸の市から「三保」行きの水上バスを見つけたので、話のタネにと乗ってみた。
海の上から富士山を見るのは、実はこれが初めて(多分)。
ただ、この水上バスが到着する「三保桟橋」は、同じ三保半島とは言っても三保の松原からはかなり離れていた。
まあ、夕日には間に合うだろう、と思っていたのだが、確かに西の空は赤くなってきたが、富士山の辺りは全く赤くならない。それどころか、形は識別できるもののだんだん霞んでくる。
三保の松原はちょっとうまくいかなかったが、いい撮影スポットは見つかった。明日の朝もう一度来てチャレンジすることにしよう。
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