ダイヤモンド富士に挑戦―その後
2014年10月26日
山中湖3日目の朝も昨日同様、明け方すぐは一面の霧だったが、次第に富士山が見えてきた。
富士山さえ見えてくれれば、
霧もまた風情、と言えてしまう(ダイヤモンド富士のタイミングでなければ笑)。
やがて、霧も晴れて富士山もくっきりと見えてきたが、頂上の部分にだけしつこく笠雲がまとわりつく。
そしてその雲に端を発して、8時すぎには富士山はすっぽりと雲に覆われてしまった。
昨日のうちにダイヤモンド富士の写真が撮れていてよかった。今日は恐らくもう、富士山は無理だろう。今日の散策は打ち切りにして、出発予定の11時まで宿(ハートランドという、合宿でよく使われているとみられる民宿)でゆっくりした後、山中湖を後にする。
いつかまた、ダイヤモンド富士に挑戦することも必ずあると思われる。その時にはやはり、この平野のあたりが拠点になるだろう。まずまずの宿だったので、その時はまたお世話になるかもしれない。
山中湖と富士山駅を結ぶバス「ふじっ湖号」で富士山駅へ向かう。途中まではスムーズだったが、忍野八海を過ぎたあたりで大渋滞。このへんを通る場合はゆとりをもった計画を組まないと駄目だ。
富士山駅では、この日山中湖を巡る予定でいたら書き込みを見て私が山中湖にいることを知った、「100人100旅」仲間のA君と合流。かたやこれから訪れる、かたやこれから帰るというタイミングだったが、せっかくなのでお昼をご一緒することになり、A君の奥さんの案内で富士吉田名物のうどん店に向かった。
軽く列ができるほどの人気店「ふじや」。380円~という安さでもっちりとした麺がおいしいうどんを出してくれる。
ふとメニューを見ると、「ひばりが丘高校の生徒が考案」という文字が目に入った。
ん?
この話、どこかで聞いたことがある。
そうだ。
NHKの「ニッポンぶらり鉄道旅」で富士急行線の沿線が紹介された時に、ひばりが丘高校の「うどん部」の生徒がどこかのうどん屋を取材した後、学校の部活動の様子を見せてくれたシーンがあった。「ふじや」もひばりが丘高校うどん部のタイアップ店だったのだ。
以前本やテレビなどで見聞きしたことと現地で生で再会するというのは、最高な復習であると思う。フィールドワークに勝る学習は無いのだから。
A君夫妻と別れた後、さて、新宿への高速バスはもう最終まで満席だがどうやって帰ろうかと考えていたところに、バスの切符売り場の窓口で「品川、羽田空港方面」行きのバスが1日2本出ていることを知った。富士山駅を拠点にすることがこれまで無かったためか、こういうバスがあったとは全然知らなかった。私にとって品川まで行ってくれるというのは実に都合がいい。列車で帰るよりも500円ほど安いし、時刻表通り順調に行けば電車よりも速そうだ。時間もちょうど良かったので、試しに乗ってみることにした。
しかし、そううまくはいかなかった。日曜の中央自動車道の混雑ぶりは半端ではない。何とか東京都心に入ったと思ったら、今度は首都高速が故障車の影響で渋滞。結局、品川に到着したのは予定より1時間半遅れの18時になってしまった。
しかし、急いでなければこのくらいの遅れは大目に見ることもできるだろう。今後の富士五湖への交通手段として十分に選択肢に入れることができる。
これで、今回の山中湖訪問は、その目的を達成して無事終了した。
次はいつになるかな?
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