バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

北京とその周辺

瑠璃厰南の胡同、天壇公園 ~足裏の痛み再発

2007年2月22日

天寧寺から遠東ユースホステル(YH)近くまで戻ったところで、この日で遠東YHをチェックアウトする予定だった私は、正午前まで周辺の胡同をじっくりと歩いてみることにした。
瑠璃厰南の胡同
瑠璃厰南エリアの胡同
ここは、工芸品・美術品などの店が軒を並べる瑠璃厰の南に位置するエリアだ。 瑠璃厰もこの一帯の胡同も“オールド・ペキン”であることには違いないが、二者の決定的な違いは商業エリアと居住エリアという差である。華やかで賑わいのある瑠璃厰と、どちらかと言えば落ち着いた雰囲気の生活感の感じられる胡同 ―― しかしいずれにしても、昔ながらの北京の趣を伝える場所であることには変わりない。

正午前に遠東YHをチェックアウトし、建国門外の青年之家旅館に移る。この時、私は北京東の河北省に位置する場所を訪れようと考えていて、そこまでのアクセスに建国門あたりが便利だったのだ。
それにしても、青年之家旅館は遠東YHと宿代だけは同等だが、その他はあらゆる面で遠東YHに劣る。部屋は全て地下で閉塞感があり、食堂も売店も旅行社も入っていない。平常から「宿は寝られればよい」と思っている私だが、同じような値段でこれだけ差があるとさすがに気分が萎える。

午後からは市中心部の、“オールド・ペキン”を代表する場所を巡る。まず向かったのが、北京中心街から少し南へいったところにある、天壇公園。明・清の皇帝が五穀豊穣を祈った場所である。中でも祈年殿は、天壇公園といえばこれ、というシンボル的存在である。その他にも、声が壁を伝って聞こえるという回音壁やそれに囲まれて建つ皇穹宇圜丘など、明や清の時代の文化を伝える建築物を幾つも見ることができる。

天壇公園・祈年殿
天壇公園の祈年殿
天壇公園・回音壁
回音壁に囲まれた皇穹宇
天壇公園・圜丘
圜丘

しかし、これだけ重要な歴史的建造物を目の当たりにしても、それ程の感慨がわかない ―― いや、感慨に浸る余裕が無くなる事態が発生したのだ。
足裏の痛みが再発したのである。足が地面に着地する度に激痛が走る。一通り参観し終えて外に出ようとするが、敷地がだだっ広く(270万平方kmもある)門が遠い ―― 精神的な疲労までも蓄積されていく。
しかし、今回の旅行のタイムリミットは明日である。次に向かおうとしていた場所は、“オールド・ペキン”巡りに欠かすことのできない場所で、参観時間ももう余裕が無い。
[足がもつまで歩き続けよう…]
と私は腹をくくり、マッサージを受けることも後回しにして次の目的地へと向かった。

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