バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第6部 北インド

ブッダガヤ-3 ~寺院巡り

2007年9月16日

ブッダガヤの街中
ブッダガヤの街中
「仏教最大の聖地!」と意気込んで来たものの、昨日までの2日間でセーナー村、マハボディー寺院、ラージギルと回ったら、もうほとんど見るべき所がなくなってしまった。長居するには余りに退屈な場所だったので、早くもこの日の夜に次の目的地へ向けて出発することにした。
日中の時間がフルに空いていたものの、やることと言えば、ブッダガヤの街中をぶらぶら散歩し、お寺巡りをする程度だった。

繰り返すまでもなく、ブッダガヤは仏教の聖地である。これまで訪れてきた仏教の聖地・ルンビニ(ネパール)、サールナート、ラージギル(以上インド)同様、この街にも世界各国の仏教寺院が幾つも見られる。チベット、ブータン、バングラデシュ、タイ、ビルマ、中国、そして、勿論日本寺(印度山日本寺正覚山釈迦堂)もある。
タイ僧院
タイ僧院
私は参加しなかったのだが、印度山日本寺では朝と夕方に1時間ずつ、読経・座禅の修行を受けることができる。聖地で自ら仏教を体感したい方は、訪れてみてはいかがだろうか。

その他、考古学博物館を参観してみたが、規模は小さく、ただ展示物を並べているだけの貧弱なもので、私のテンションを下げるだけだった。

あたりがすっかり暗くなった20時。同じ時間帯の列車に乗る私、ミワ、そしてやはり同じ宿に泊まっていたヨシノリの3人でガヤ駅を目指す。
ところがこの時間になるとリキシャが極端に少なくなる。そのせいか最初につかまえたリキシャはかなりふっかけてきたのでお断りし、次につかまえたリキシャで1人50Rsで行ってもらうことにした。
ブッダガヤ―ガヤの道はかなり暗く、薄気味悪かった。
「1人じゃなくて本当に良かった。3人なら変な所に連れて行かされそうになっても何とか抵抗できる」
私の言葉に他の2人も大きくうなずいていた。

ガヤ駅には20時半すぎに到着。しかし、私とヨシノリが乗る列車はこの時点で既に2時間遅れが確定していた。ミワは私たちより1つ前の列車だったがそれも遅れている。
ホームにある待合室で、3人で交代で荷物を見張りつつ、買い物に行ったり列車の運行の様子を見に行ったりする。
「1人じゃなくて本当に良かった」  ――  ここでもまた、道中での思いが心をよぎった。

やがて、ミワが乗る列車がやってきて、彼女がまずガヤを後にした。
私とヨシノリが乗る列車も、日付が変わってようやく、2時間半近くの遅れで到着。前日の暑さ疲れがまだ残っていた私は、寝台に横になって暫くすると、深い眠りに就いていた。

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