バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ラダック、北インド(2011年)

ダラムサラ(18)~ルンタ・プロジェクトの写真展示

2011年10月13日

私が泊まっているルンタ・ハウスには政治犯(とは言っても『Free Tibet』をちょっと唱えただけでも政治犯として獄に繋がれているのがチベット本土の現状で、実際は“犯罪者”とは程遠い)などのチベット難民支援を行っているルンタ・プロジェクトのオフィスが入っている。廊下や階段にはチベット問題を訴える写真の数々が展示されているが、3階にある会議室には、それらより遥かに生々しい写真が展示されている。(いずれも写真撮影禁止)

 拷問によって見るに堪えないほどの傷を全身に負ったチベット人
 中国共産党の侵略・支配に抗議するデモ行進
 機関銃を構えた中国共産党軍の兵士

古いところではチベット侵略前のものから、新しいところでは2008年の騒乱の時のものまで展示されている。
中には、1947年にインドで開かれた独立国の会議にチベットが出席している写真もあり、この時点でチベットが独立を維持していた事実をしっかりと示している。

「チベットが悲惨な状況にある」――言葉でそう言ってもなかなかピンとこないこともあるだろうが、これらの写真はその悲惨な状況を言葉以上に雄弁に伝えている。

実際のところ、チベット問題を知らずに来ている外国人もいる(4年前にここに来た時の私も殆どよく知らない状況だった)。そんな方は、ルンタ・ハウスに立ち寄ってこれらの写真をぜひ見て頂ければと思う。

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