バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

香港(2014年)

夜の九龍 ~シンフォニー・オブ・ライツと女人街

2014年6月7日

リパルス・ベイから中環(セントラル)に戻る頃には、辺りも暗くなっていた。
香港島からスター・フェリーで対岸の九龍に戻る。振り返ると、鮮やかなネオンや窓灯りに彩られた香港島の摩天楼群が、黒く染まった空に映えている。 スター・フェリーから望む香港島の夜景
スター・フェリーから望む香港島の夜景

しかし、ビクトリア湾の夜景の本番はここからだった。

尖沙咀(チムサーチョイ)の船着場で船を下りた後、私たちは海辺のプロムナードを東へ東へと進む。遊歩道の海側には既に大勢の人々が集まっていて何かが始まるのを待っている。私もインターコンチネンタルホテルのあたりまで移動したところで足を止め、海側の香港島の方へと目を向けた。
そして、午後8時…
大音響のBGMとともに、対岸の摩天楼たちからリズムに合わせて色とりどりのレーザービームが放たれ始めた。

シンフォニー・オブ・ライツ(幻彩詠香江)と呼ばれる光のショーだ。2004年1月から、余程のことが無い限り毎日催されていて、「世界最大の永続的な光と音のショー」としてギネスにも認定されている。
ここはぜひ、この美しい光景を写真に収めたいところだが、人が多すぎて三脚を立ててどっしりと撮るのは無理。三脚の脚を束ねて一脚にしてどうにかブレの少ない写真を撮ることができた。
レーザーの出る場所、レーザーの角度・色・数など刻一刻と姿を変える、千変万化のこの光のショーを初めて目の当たりにした私は、夢中になってシャッターを押し続けた。

シンフォニー・オブ・ライツ
シンフォニー・オブ・ライツ

――ん?
「初めて」?

香港を何度も訪れているの私が11年も前から行われているこの盛大なショーをこれまで見たことが無かったというのはどういうことだ?
いや、「見たことが無かった」どころではない。こういうことが行われている事自体、今回の旅の話が出るまで知らなかったのだ。
実は、私は香港のガイドブックを2003年版以降、買うことも読むこともしていなかったのである。もはや自分には必要ないと思っていたということだが、それで情報が入ってこず、それ以降の訪問でもたまたま目にする機会を逸していて、時代に取り残されていたという訳だ。
何度も訪れていながら、まだ知らない香港――この「シンフォニー・オブ・ライツ」は私にとって、まさにその典型だった。

宿のある旺角(モンコック)に戻る。とは言っても、そのまま宿に直行したのではない。以前にも書いた、まだ訪れていない「この界隈の本当の『らしさ』」に会いに行ったのだ。
その場所とは、女人街。とは言っても、その名からついつい想像してしまうような怪しい界隈ではない。香港でも指折りの夜市が立つ、旺角の交差点南東に位置する一角である。(ちなみに『男人街』と呼ばれるのは廟街の夜市である)

女人街のマーケット
女人街のマーケット
女人街のマーケット
店内はこんな感じ

カバンや靴や腕時計や衣類・下着など、現地の人たちにもニーズのあるものが売られていたり、完全に観光客をターゲットにした土産品を売る店もあったりする。店の奥行きがある代わりに通路が狭いので、いつも道行く人でごった返している。
2012~13年の年末年始に訪れた台湾でも数々のナイト・マーケットを楽しんできたように、夜市というのは中国文化圏の醍醐味の1つだ。仲間たちも値段交渉をしながら買い物をするというお決まりの行動パターンで、この夜市の雰囲気を大いに楽しんでいた。

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