バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

カナダ西部

バンクーバー-7 ~B.C.プレイス一帯

2020年1月3日

チャイナタウンから少し歩くと、大きなドーム状の建築物に辿り着いた。先に書いた、バンクーバー五輪の会場としても使われた、カナディアンフットボールリーグ・BCライオンズの本拠地のB.C.プレイスである。 B.C.プレイス
B.C.プレイス
その近くから眺めるフォルス・クリークとその向こうの建築物が、都会の良い味を出している景観だった。中でも、真ん丸な球形の建築物が存在感を出している。あれは何だろう?――後で調べてみたところ、テラス・ワールド・オブ・サイエンスという子ども向けの博物館のようだった。 テラス・ワールド・オブ・サイエンスなどが見えるフォルス・クリークの景観
テラス・ワールド・オブ・サイエンスなどが見えるフォルス・クリークの景観
B.C.プレイスからロブソン通りを歩く。ここもレンガ造りの建物が建ち並ぶお洒落な界隈だ。
この通りで目立つのは、飲食店の多さ。特に軽食を提供する店が多い。中には「弁当屋」「JAPADOG」など、日本風の店も見ることができる。 軽食店が建ち並ぶロブソン通り
軽食店が建ち並ぶロブソン通り
ロブソン通り
ロブソン通り
ロブソン通りを抜けたところで、宿のあるグランビル通りに行き着いた。天気も余り良くないので、このあたりで最後のバンクーバーの街巡りを終了して、宿に戻った。

さて、カナダ最後の夕食は何かカナダらしいものを頂くか、と「カナダ名物」でネット検索してみたところ、「プーティン」というものがヒットした。どうやら、カナダ随一のソウルフードらしい。宿からすぐ近くのFritz European Fry Houseという店で提供しているらしいので、行ってみた。
Fritz European Fry Houseの「プーティン」セット
Fritz European Fry Houseの「プーティン」セット
ホットドッグとのセットを頼んで出てきたのは、大きな紙コップに太めのフライドポテトを山盛りにして、とろけたチーズ、グレイビーソース、ケチャップをかけた、いかにも高カロリーな軽食――いや、分類的には「軽食」なのだろうが、この一品に「軽」という文字はどう考えても似つかわしくない。
美味しかったので完食してしまったが、どう考えてもカロリー過多。帰国したらしっかりランニングをしてカロリーを消費しなければ。
ちなみに、BBCのニュース記事によると、

カナダでは肥満の人の割合が過去30年で3倍に増えた。統計局によると、カナダ人の4人に1人が肥満状態だという。
だそうだ。こういうものを食べていれば、それは肥満の人も増えるだろう。

2020年1月4日

ゲストハウスの朝食を頂いた後、帰国の途へ。バンクーバー空港から12時45分、JAL便で成田へ向かう。
日付変更線を越えたため、到着は翌16時半となった。本来ならその翌日が2020年初出勤だったが、時差ボケは不可避と考えたため、あと1日だけ予めお休みを頂いて旅の疲れを癒やした。

バンクーバーの街巡りや、ユーコンの動物観察なども楽しんだが、今回の旅の最大の目的は、何と言ってもオーロラだった。
2年前のフィンランドの旅では厚い雲に阻まれて、遂にオーロラを見ることは叶わなかった。今回はそのリベンジマッチということになった。
今回は、確かに地平線あたりが緑色に輝く様子をカメラが捉えてくれた。しかし、肉眼ではっきりと見えた訳ではない。私が追い求めている「頭上に光のカーテンがくっきりと横たわっている」風景とは程遠かった。
ホワイトホースはオーロラが見えるとはいえ、北極圏ではない。やはりもっと北のイエローナイフあたりが、頭上にオーロラを見ることには適していたのかもしれない。
2年前の旅が終わった後、私は「オーロラを見るまでは死ねない」と思った。今回は――まだ、はっきりと「見た」とは言えない。

まだ、死ねない…

完

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