バス憧れの大地へ

日本100名城

100名城探訪記

東北・西北海道100名城(5)―弘前城、浪岡城

2023年5月2日

弘前駅前の宿で一夜を明かし、朝一番で朝食を頂いて7時前、昨夜も訪れた弘前城へ向かう。昨夜は大雨だったが、今朝はすっきりとした青空だ。
築城主である津軽為信の銅像のある広場から外堀を渡る。7年前に訪れた時はここに桜の花筏ができていたものだが、今年は桜が散るのが早かったせいか、水面に花びらは殆ど無かった。
三の丸東門をくぐり、城内へ。内堀まで歩き着くと、昨夜は暗くてよく見えなかった石垣修復工事の様子がよく見える。 弘前城の石垣修復工事
弘前城の石垣修復工事。左端に見えるのが天守台
工事中の弘前城天守台
工事中の弘前城天守台
現在本丸広場の真ん中にある弘前城天守は本来、石垣の上にある天守台に鎮座していた。しかし、石垣が老朽化して修復の必要性に迫られ、2015年、天守はジャッキアップされて3か月かけて本丸広場に移動されたのである(曳屋)。
前回訪れた時も既に曳屋が行われた後だったが、今回も前回の位置のまま。天守が本来の場所に戻るのは早くても2025年度になるという。 弘前城天守
弘前城天守
天守の開業時間は本来9時だったが、折しも弘前さくらまつり開催中で、天守には7時から入城できた。この日10時前の列車で弘前を離れる予定だった私にとってはラッキーだった。そして、7年前に訪れた時はまだ集めていなかった100名城のスタンプを、ここでようやく頂くことができた。
再建に当たっては櫓として届け出がされた弘前城天守は3層3階とやや小ぶりだが、現存12天守の一つということで、やはり時代を経てきた貫禄がある。内部は勿論木造で、江戸時代の古い趣きを直に感じることができる。 弘前城天守最上階
弘前城天守最上階
弘前城天守から望む岩木山
弘前城天守から望む岩木山
天守そして本丸広場からは、この日は頂上こそ雲がかかっていたが、「津軽富士」の異名を持つ岩木山を一望することができる。 遅咲きの桜が咲き誇る弘前城
遅咲きの桜が咲き誇る弘前城
遅咲きの桜が咲き誇る弘前城公園をひとしきり満喫して、弘前駅へ。JR奥羽本線で16分と少しだけ北上する。

浪岡駅で下車。駅に隣接する青森市浪岡交流センター あぴねすで自転車を借りて(無料)、次の名城へと向かう。
この街にあるのは、浪岡城(続100名城 No.103)。15世紀中頃に浪岡北畠氏によって築城され、1572年、弘前城の築城主でもある津軽為信に落とされた城だ。
レンタサイクルで行く場合、続100名城スタンプ設置場所でもある青森市中世の館を過ぎてすぐに、右手に「史跡 浪岡城跡」の石碑が見えるので、そこから浪岡川沿いに続く道を走るのが最短距離だ。
浪岡城址公園入り口の石碑
浪岡城址公園入り口の石碑
浪岡城の堀と館
浪岡城の堀と館
浪岡城跡案内所に自転車を置いて続100名城スタンプを頂いた後、いざ、東西1200m、南北600m、面積13.6ヘクタールにも及ぶ城址へと踏み入れる。
浪岡城は城内に巡らされた堀によって8つの館(たて)に分けられていて、所々に架けられた橋を渡って館を順に巡り歩く。
最大の館である中央部の北館は浪岡家家臣が武家屋敷を建てていたエリアで、内部は再現された迷路のような木塀で仕切られていて、その内側には掘立柱建物の跡も再現されている。 浪岡城北館
浪岡城北館
ここでも城跡の向こうに岩木山を望むことができる。弘前城といい、昨日訪れた盛岡城といい、名山がよく見える場所に城を建てるのは、城主の性――いや、人としての性なのだろう。

浪岡城巡りは午前のうちに終了したが、この日の城巡りはこれで終了。あとの日程は移動に充てる。
12時41分、青森駅に到着。青森市は2016年にじっくりと訪れたことがあったので、今回は通過。そのままバスと徒歩で津軽海峡フェリー 青森フェリーターミナルへと向かう。
乗るのは無論、津軽海峡フェリー。向かうは無論、津軽海峡の向こう・北海道・函館だ。
せっかくなので少し奮発してオーシャンビュー席を選択。固めの座席に座った慌ただしい列車の旅が多い今回の旅で、珍しくゆったりとした移動となった。 津軽海峡フェリー 青森フェリーターミナル
津軽海峡フェリー 青森フェリーターミナル
フェリーから望む津軽海峡。北海道の陸影も見える
フェリーから望む津軽海峡。北海道の陸影も見える
出港して暫くは左に津軽半島、右に下北半島を望み、2つの半島の間を抜けると、海の向こうに北海道の陸影が見えてくる。
14時20分に青森を出発したフェリーは3時間半以上かけて18時、函館に到着。函館は1995年以来、北海道自体も1998年に道東を訪れて以来の上陸だ。
函館駅近くの宿に到着したのは19時すぎになったが、前日の弘前城ライトアップに続き、函館の夜はこれからだ。
19時40分に函館駅を出発したバスで向かったのは、勿論...
函館山だ。
山頂の展望台からは、遮るものが無い眼下に、見事な函館の夜景を30年近くぶりに見ることができた。 函館の夜景
函館の夜景
コロナ禍が下火になったゴールデンウィーク――人気の観光地は大賑わいだ。帰りのバスの行列が気になったので、夜景の写真が撮れたところで滞在時間僅か15分ほどでバスの待機列に並び、下山。翌日の城巡りに備えて休む。

コメント(0)

コメントする

<新着記事>

Google

WWWを検索a-daichi.comを検索
お勧めメディア(Amazon)
100色で描いた世界地図