世界への旅(旅行記)
洛陽 ~心に響く平和の鐘
1993年12月20日
早朝、バスは洛陽に到着した。その脚で、駅前にある洛陽大厦へ向かう。
一泊45元ということで、2泊とったが、まんまとはめられてしまった。
関林廟 それは1ベッドの料金で、結局ツインを1人で占有した私は、倍の90元を払う羽目に…。
西安に続いて、宿泊代で失敗をしてしまった。
一泊45元ということで、2泊とったが、まんまとはめられてしまった。
関林廟 それは1ベッドの料金で、結局ツインを1人で占有した私は、倍の90元を払う羽目に…。
西安に続いて、宿泊代で失敗をしてしまった。
洛陽もまた、東周を初めとする古代の諸王朝の都となった、西安に次ぐ古い歴史を持つ古都である。しかし、近世以降は歴史の表舞台に立つことはほとんどなく、そのためか、中心街を歩いてみても、その雰囲気はあまり感じられない。
どちらかと言えば、近代的な地方の小都市といった感じであり、省都の地位も鄭州に奪われた格好で、西安ほどの活気は無い。
どちらかと言えば、近代的な地方の小都市といった感じであり、省都の地位も鄭州に奪われた格好で、西安ほどの活気は無い。
洛陽で歴史を堪能するなら、やはり郊外だ。
まずは、中心街から南へバスで1時間ほどかけて、関林廟へ。
三国志で人気の武将・関羽を祀った廟だ。
私は曹操派で、蜀は好きではないのだが、あの曹操が惚れこんだとも言われる関羽は、蜀の武将の中では数少ない、好きな人物の一人である。
龍門石窟近景 関羽の首塚などもあり、見応えのある場所だったのだが、この後訪れた許昌で見た関帝廟があまりに素晴らしかったため、残念ながら、私の思い出の中ではかすんでしまっている。
三国志で人気の武将・関羽を祀った廟だ。
私は曹操派で、蜀は好きではないのだが、あの曹操が惚れこんだとも言われる関羽は、蜀の武将の中では数少ない、好きな人物の一人である。
龍門石窟近景 関羽の首塚などもあり、見応えのある場所だったのだが、この後訪れた許昌で見た関帝廟があまりに素晴らしかったため、残念ながら、私の思い出の中ではかすんでしまっている。
さらに南へ向かい、伊河畔に仏像が林立する龍門石窟へ。
千年以上前に造られた仏像が10万近くも彫られており、保存状態もいい。
近くから見ても、そのスケールの大きさはよく分かる。しかし、その壮大さは、対岸から全景を見渡した方が、よく分かるかもしれない。近くで見ると鎌倉大仏ぐらいの大きさにも思えた石仏が、雛人形のように小さく見えてしまう。
千年以上前に造られた仏像が10万近くも彫られており、保存状態もいい。
近くから見ても、そのスケールの大きさはよく分かる。しかし、その壮大さは、対岸から全景を見渡した方が、よく分かるかもしれない。近くで見ると鎌倉大仏ぐらいの大きさにも思えた石仏が、雛人形のように小さく見えてしまう。
近くには、「長恨歌」で有名な唐の詩人・白居易の墓・白園もある。
龍門石窟遠景
次に、中心市街の東郊外へと向かう。
目指すは、中国最古の仏教寺院・白馬寺だ。
石の馬の出迎えを受けて境内に入ると、中国の仏教寺院らしい、
白馬寺 朱塗りの建物や、石造りの斉雲塔が目に付く。
しかし、一番印象に残ったのは、鐘楼の出入り口の左右に埋め込まれた、中国語と日本語で書かれた石の看板である。
龍門石窟遠景
目指すは、中国最古の仏教寺院・白馬寺だ。
石の馬の出迎えを受けて境内に入ると、中国の仏教寺院らしい、
白馬寺 朱塗りの建物や、石造りの斉雲塔が目に付く。
しかし、一番印象に残ったのは、鐘楼の出入り口の左右に埋め込まれた、中国語と日本語で書かれた石の看板である。
日中両国の友好は永遠である
この鐘の音は世界の平和に通じ
洛陽市民が幸せであるために鐘を贈る
当初の予想に反して、洛陽の見所は、この日のうちに大体見終わった。2泊する予定だったところを1泊に縮め、翌日、鄭州へ向かうことにする。
宿泊代で失敗はあったものの、この日は特にトラブルもなく、珍しく平穏な1日を過ごすことができた。
しかし、風邪でももらってしまったのか、咳と痰が、少し気になってきた。
宿泊代で失敗はあったものの、この日は特にトラブルもなく、珍しく平穏な1日を過ごすことができた。
しかし、風邪でももらってしまったのか、咳と痰が、少し気になってきた。
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