世界への旅(旅行記)
> 中国・雲南、貴州
麗江、白沙 ~麗江壁画
2002年1月30日

明け方の麗江の街並み 早朝7時。北京からかなり西に外れているにも関わらず、北京時間を使用しているので、まだ辺りは薄暗い。しかし、薄暗いからこそ味わいのある光景が見られそうな気がして、表に出てみた。
思惑は見事に当たった。ほんのり赤くなってきた空と、伝統木造家屋の朱色の壁が、見事な位マッチしている。仕事に出かける人、散歩をしているナシ族の老婦など、徐々に人が表に出てきて、新しい1日がまさに始まらんとしている雰囲気が、素朴な街並みに漂い始めている。
辺りが明るくなってから、大理から一緒に来た日本人男性と、麗江郊外にある白沙へ赴いた。ナシ族の古い街並みと、麗江壁画が見どころの小さな街だ。
しかし、壁画は薄暗い祠の中に安置されている上に、意外と小さく、期待していたほどではない。
麗江壁画 その上、たむろして雑談しているナシ族の老婦たちが観光客を見つけるや否や、頼みもしないのに突然音楽を流して踊り始め、観光客に金をせびる。明け方の麗江の街並みを見た心地よい興奮が、一気に冷めてしまった。
しかし、私のテンションを下げた原因はもう1つ、別の所にあった。半年前に九寨溝へ行った時に続いて、またしても風邪をひいてしまったのである。
暖かいと思って、雲南の冬を甘く見すぎていたようである。確かに、日中は暑いくらいだ。しかし、雲南は日中と夜の気温差が激しく、しかも宿の室内には、長江より北の地域にはほぼ必ずある、スチーム式の暖房器具が設置されていないのだ。
[宿に戻って休んだ方がいい…]
連れの日本人は椿の木で有名な玉峰寺に向かったが、私はこれ以上歩き回る気もなくなり、1人で宿に戻った。結局、この日はそれ以降、ほぼずっと宿で横になっていた。
しかし、壁画は薄暗い祠の中に安置されている上に、意外と小さく、期待していたほどではない。

麗江壁画 その上、たむろして雑談しているナシ族の老婦たちが観光客を見つけるや否や、頼みもしないのに突然音楽を流して踊り始め、観光客に金をせびる。明け方の麗江の街並みを見た心地よい興奮が、一気に冷めてしまった。
しかし、私のテンションを下げた原因はもう1つ、別の所にあった。半年前に九寨溝へ行った時に続いて、またしても風邪をひいてしまったのである。
暖かいと思って、雲南の冬を甘く見すぎていたようである。確かに、日中は暑いくらいだ。しかし、雲南は日中と夜の気温差が激しく、しかも宿の室内には、長江より北の地域にはほぼ必ずある、スチーム式の暖房器具が設置されていないのだ。
[宿に戻って休んだ方がいい…]
連れの日本人は椿の木で有名な玉峰寺に向かったが、私はこれ以上歩き回る気もなくなり、1人で宿に戻った。結局、この日はそれ以降、ほぼずっと宿で横になっていた。
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