バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

海南島

海口・1 ~新しき街、古き街と熱帯植物

2006年5月1日

前日夜に大陸中国の南に浮かぶ海南島の省都・海口に到着し、一夜を明かす。事実上、この日が旅の初日だ。
海口の中心街
海口の中心街・海秀東路

海口の中心街は、私が泊まっていたホテルから歩いて10分ほどの場所にある、海秀東路界隈だ。このあたりは、デパートやホテルなどが立ち並んでおり、当然ながら人通りも多い。
また、この一帯に限ったことではないのだが、椰子の木などの熱帯植物が街路樹として植えられている。私は今まさに、中国最南端の省に来ているのだ。
しかし、近代的(と呼ぶにはまだまだ貧弱だが)な景色を見ていても面白みは無い。私は古い町並みを求めて、海秀東路北にある東湖と西湖の間を抜けるようにして歩いた。

たどり着いたのは、老街と呼ばれるエリアだ。
このあたりには西洋風の古い町並みが今でも残っていて、"古老"な雰囲気と庶民の息遣いを感じることができる。
道の両脇の建物を見ると、2階部分が道側にせり出してアーケード状になっている。香港や福建でもお目にかかった、日差しの強い南方ならではの様式だ。

老街
昔の雰囲気を残す老街
鐘楼
他の街とは様相を異にした鐘楼

老街を抜けると、川べりに到着した。
河原には鐘楼が建っている。しかし、鐘楼とは言っても、北京や西安のもののような中国的な建築物ではない。むしろ西洋の時計台を思わせるような様式だ。
海南島が西洋の支配を受けたという歴史は無かったと思うのだが、先ほどの老街といい、この鐘楼といい、この西洋的なものがある意味海口を特徴付けているようにも感じられた。

海口の中心街
椰子やガジュマルが生える万緑園
海口の中心街
ハイビスカスの花も咲く
海と熱帯植物の見える風景を見たいと考え、市内バスで西へと向かう。
さすがに、この地域のバスはエアコンが効いている。移動中はしばし熱さを忘れてくつろぐことができた。
最初に目指した海浜公園は工事中か何かでアクセスが難しかったが、その先にあった万緑園は、この日から連休に入ったということもあって、大勢の来客で賑わっていた。

園内には、街中でも至る所で見ることができる椰子の木のほか、ガジュマルの木なども生えている。ハイビスカスなどの色鮮やかな花も咲いていて、雰囲気はまさしく熱帯だ。
熱帯植物の林の向こうには、近代的なビルが並んでいる。こうした組み合わせも、目新しくて悪くない。
園内を奥まで行くと、海辺にたどり着いた。初めて見る海南の海である。
海の見える風景には違いなかった。しかし、そこに見えたのは砂浜ではなく、"泥浜"と言ってもいいような浜辺だった。海水浴をしている人など誰もいないし、生憎の天気で空がどんよりとしていたこともあって、期待していたリゾートビーチとは程遠い風景だった。

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