バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第1部 香港、大陸中国東中部

永定、漳平 ~土楼とお別れ

2007年5月10日

学生たちと
福裕楼前で学生たちと記念撮影
午前中、泉州から研修旅行に来ていた学生たちが次の場所へと出発していく。色々お世話にもなったので、写真を撮ってあげたり、バスが出るまで見送ったりしてあげた。宿にしている福裕楼に戻ってみると、彼らに出会う前の静けさがまた戻っていた。

それから2時間ほど土楼民俗文化村をぶらつく。振成楼の隣にある博物館に入ってみたが、全くの期待外れ。振福楼の博物館に比べはるかに見劣りする。

昼食後、私も永定を去ることにする。私を案内してくれた福裕楼の主である林氏が、私を民俗村の長距離バスチケットオフィスまで家族の者のバイクで送らせてくれた。バックパックを背負いながらバイクの後部座席というのがちょっときつかったが、ありがたいサービスだった。
バスを待つぎりぎりの数分間を利用して、民俗村入り口のすぐ外側にある環興楼を参観した。振成楼ほど大きくはないが、これはこれで立派な円楼だ。中に入ると老朽化が目立つが、客家の人々の生活感は、中庭に豚小屋もあったりして、振成楼をはるかに上回っている。

環興楼外観
環興楼外観
環興楼内部
環興楼内部

民俗村からバスでまず龍勝へ。ここは、アモイ方面から永定土楼に向かう際の中継点となる街だ。
そこからバスを乗り継ぎ、漳平に到着する。次の目的地に向かう列車は龍勝でも漳平でも乗ることができるのだが、福裕楼の林氏が漳平駅のチケット売り場の女性職員と知り合いで、寝台のチケットを彼女に頼んで押さえてもらっていたのだ。彼には永定では勿論のこと、永定を離れてもお世話になった格好だ。
その女性職員は18時にならないと出勤しないというので、それまで漳平の街をぶらつくが、何も見どころの無い街なので、買い物をしたり小山の上の公園を歩いてみたりするばかりだった。
18時になって駅のチケット売り場に赴き、彼女のいる窓口でお目当てのチケットを手に入れ、出発の時間まで駅前の招待所のベッドを借りて一休みする。
出発1時間前ぐらいになって駅の待合室へ。そこで最新の列車時刻表を見つける。この年4月に大幅なダイヤ改正があったこともあり、ここで手に入れた時刻表はこの後大活躍することになる。
暫く待合室のベンチで時間を待っていると、先ほどのチケット売り場の女性職員に声をかけられ、駅員室という特等?の待合室に案内してもらった。

22時56分、列車に乗り込んで漳平駅を出発。福建省の南から北へと一気に移動する。

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