バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ジャワ島(インドネシア)、シンガポール

ジョグジャカルタ-2 ~スルタンの住む王宮

2010年5月1日

今日も忙しい一日になりそうだ。まずはしっかり腹ごしらえをしなければ  ――  と、起床後早速朝食に出かけた。
ナシチャンプルを売る女性たち
ナシチャンプルを売る女性たち
どこで何にしようか、と考えて歩いているとすぐに屋台が1つ見つかった。料理の入った鍋が幾つも並んでいる向こうに、親子だろうか、お婆さんと中年の女性がいる。お婆さんは左手に持ったバナナの葉の上にまず白飯や粥を載せ、更にその上に客のリクエストに応じて料理を何品か載せていく。インドネシアの庶民の味である混ぜご飯・ナシチャンプルである。出来上がったナシチャンプルは、娘さん?に手渡され、バナナの葉できれいに包んで客に売られていく。値段は3000ルピア程度だったか。
作り方といい食器といい、一切の無駄を排除したシンプルな料理である。私はこれを朝食にして体にエネルギーを蓄えると、ジョグジャカルタの街中へと繰り出していった。

ソスロヴィジャヤンあたりはまだ落ち着いていたが、目的の王宮広場に近づくにつれ、まだ7時半と早い時間だというのにオートバイが激しく行き交うようになってきた。
朝からバイクで賑やかな王宮広場手前の交差点
朝からバイクで賑やかな王宮広場手前の交差点
東南アジアでバイクの多い風景といえば2007年に訪れたカンボジアのプノンペンベトナムのホーチミン(サイゴン)などを思い出すが、それらの街と大きく異なっていたのがヘルメットの着用率だった。プノンペンやホーチミンでは2007年当時、大半のライダーがノーヘルだったのに比べ、ここジョグジャカルタではヘルメットの着用が徹底されていた。中にはヘルメットで自己主張するかのように派手なヘルメットを被っているライダーもいる。
ここ数年で上記の国(特にベトナム)でもヘルメット着用が徹底化されているようである。しかし、インドネシアの「ヘルメット文化」はここ数年で定着したもののようには見えなかったので帰国後調べてみたところ、やはり2006年の時点で既に着用率は9割だったらしい。

昼前にはジョグジャカルタを一旦離れたい。午前のうちに行ける場所には行っておこうと、まずは午前7時からオープンしているという王宮広場北側にあるソノブドヨ博物館へと行ってみたのだが…
「今日は土曜日だからcloseだよ」
と、門番の男性から無情な言葉。しまった。曜日のことをすっかり忘れていた。目の前にあるクラトン王宮)は土曜日もオープンするらしいが、開場時間は8時半と、まだ1時間もある。時間を無駄にするまいと早めに出たというのに、逆に1時間という長い時間を無駄に過ごす羽目になってしまった。 王宮広場から見えるクラトン(王宮)
王宮広場から見えるクラトン(王宮)

8時半、ようやく王宮が開場。既に社会見学に来た地元の子どもたちをはじめ大勢の訪問客が並んでいた。
ジョグジャカルタ王宮は、マタラム王国がジョグジャカルタとスラカルタに分裂した直後の1756年に建造されたもので、かつては歴代スルタンが居住し、現在でもジョグジャカルタ州知事の任にあるハメンクブウォノ10世がここに暮らしている。
昨日空の上からも見たジャワ様式の瓦屋根を載せている一方でヨーロッパの建築様式も採り入れられているが、異なる文化がうまい具合に融合していて特に違和感は無い。瓦屋根に白壁という外観は一見すると質実とした印象を覚えるが、柱や屋根裏に金の装飾がなされていたりして絢爛さもちりばめられている。

王宮入り口
王宮入り口
王宮内部
王宮内部

入り口手前の中庭には伝統楽器の展示があり、内部の公開されている部分は博物館になっていて歴代スルタンの肖像や生活用品、調度品、伝統芸能の道具などが展示されている。ジョグジャカルタの歴史と文化を垣間見ることができる展示だったが、社会見学に来た大勢の子どもたちとかち合ってしまい余り落ち着いて見ることができなかった。

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