バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第2部 チベット東南部、大陸中国西南部

成都-4 ~いざラサへ

2007年6月29日

チベット・アバ地区の臥龍から中国四川省・都江堰を経て成都のシムズ・ゲストハウスに戻る。
明日夜にはチベット・ラサに向けて出発だ。旅行社へ出向き、初日の詳細なスケジュール表を受け取る。チケットや入境許可証は当日受け取りとのことだった。

チベットに行く際、最も注意が必要なのが高山病である。ゲストハウスの旅行部で高山病予防の薬を販売していたので、1セット購入した。
日本語の達者なスタッフの説明によると、「紅景天」という名前のこの薬は、出発前から服用する必要があるという。
「じゃ、今日から飲まないとだめなんですね」
「ホントは3日前から…」
ということは、もう遅いのか? ともかく、買って早速服用を始めることにした。

シムズに来てもう9日にもなる(臥龍へ行って2日の空白があったが)。宿泊するバックパッカーたちも、新顔が増えてきた。夜には古株・新顔織り交ぜて食事や歓談を楽しむ。
ここでの夜も、今日で最後だ。

2007年6月30日

シムズゲストハウスにはレストランもあるが、なぜか私はこれまで一度も利用したことがなかった。ここも今日が最後である折角だから朝食をここで取ることにした。
フロントで注文を済ませたが、空いているテーブルが無い。新顔の日本人女性と相席させてもらい、取りとめの無い会話をしながら朝食を済ませる。

シムズゲストハウス内部
シムズゲストハウス内部
オーナー夫人マキさんと
オーナー夫人マキさんと

荷物の整理やインターネット、買いだし等を済ませると、夕方まで暇だ。ゲストハウス中庭で漫画を読んだり、宿泊者やオーナー夫人のマキさんと話をしたりして時間を潰す。
今回のラサ行きツアー参加の経緯をマキさんに話したところ、この日前日からシムズゲストハウス旅行部で入境許可証のみ取得の試みを始めた、ということを聞かされた。このゲストハウスはチベットを目指すバックパッカーの溜まり場である。何とか軌道に乗ってほしいものだ。

この日は知った顔がシムズを続々と離れて行く。私とワタルも18時すぎ、いざラサへ向けてシムズを離れる。
実に居心地が良かったし、何より貴重な出会いに恵まれた。機会があればまた成都を、と言うよりまたシムズを是非訪れたい。

後日談
マキさん夫妻は既に京都で新たなゲストハウスを経営しており、成都にはいない。

18時半すぎ、成都北駅着。目印の黄色い旗を見つけ、担当者から列車のチケットと入境許可証を受け取る。列車内ではツアーの縛りは無く、ラサで下車後、同じ旗を持った現地ガイドに合流するようにとのことだった。
薄暗い待合室で1時間ほど待ったところで、ラサ行き列車の乗車開始のアナウンスが流れる。そして20時半すぎ、列車はラサへと出発した。
チベット鉄道内部
チベット鉄道内部

出発してすぐ、健康状態の申告書を書かされた。勿論、国籍や名前も書かなければならない。
入境許可証の提示は要求されなかったものの、こういうものを書かされるとなると、入境許可証無しで列車に乗ったレオが無事ラサに着くことができたかどうか、心配だ。

チベット鉄道(中国名『青蔵鉄道』)で使われている列車は高山向けの特別なものである。高山病予防のため、内部の気圧を調節したり酸素吸入器を設置したりしている。二等寝台(硬臥)は他の中国の硬臥とは違い、ベッドと通路の間に壁があり、荷物置きはベッドの上段から通路にせり出している形である。そのため通路の天井が低く、少々狭苦しく感じられる。

2007年7月1日

奇しくもこの日は、チベット鉄道開通1周年の記念日だった。列車員が記念バッジの売って回ったりしている。

甘粛省・宝鶏を経て13時半、蘭州に到着。ここから、チベットを水源とする黄河沿いを走る。
この先の西寧を過ぎた辺りが、本来のチベット・中国国境である。

いよいよ、ここからチベットだ

「第3部 チベット」に続く

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